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裁判官を目指せる大学ランキング!各大学の特徴や裁判官の出身人数・学費を比較【2024年】

更新日:2024-11-21

裁判官を目指せる大学ランキング!各大学の特徴や裁判官の出身人数・学費を比較【2024年】

裁判官になりたいと司法試験合格を目指す方はどの大学に進学し、法科大学院へ進むのがいいのかと思われるでしょう。

実際の諸先輩方の司法試験合格率で大学を選ぶと、司法試験に向けたゼミをOB・OGの方が開講してくれたり、出身法科大学院での選考であったりと有利に働くことがあります。

裁判官を目指す際に知っておきたい合格率の高い大学をランキング形式にし、それぞれの学費や特徴をご紹介します。

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裁判官になるためには司法試験の合格が必要ですが、受験資格を得るためには法科大学院よりも予備試験受験がおすすめです。

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大学別の合格率で司法試験合格は決まる?

法曹三者と言われる裁判官を目指すには司法試験に合格する事が必須になります。

その為にはしっかりと法律や憲法を身につける必要があり、どの大学の法学部で学び、法科大学院に進学するのが自分に合っているかが大切になります。

それぞれの大学・法科大学院には素晴らしい特徴や独自のカリキュラムがあるので、自身の学習スタイルと照らし合わせて選びましょう。

どこの大学の法学部に進学しても、講義で学んでいるからと油断しては、超難関である司法試験に合格する事が難しくなります。

ですので、同じ司法試験を受ける仲間と情報交換しながら司法試験用の勉強をする事をおすすめします。

大学別・司法試験合格率ランキング

合格率が高い大学では、しっかりとした法科大学院入学や国家試験に向けた教育制度があります。

そして合格者でランキングを見る事はそれだけ受験者が多くいるという事になりますが、合格率で見るとそこまで高くないということが良くあります。

日本最難関の国家資格である司法試験に向かって法学の知識を深めて、合格率を高められる法科大学院は一体どこなのかを過去5年間の合格率を基にランキングにしました。

ランキング順に各法科大学院の特徴や学費等も記載しましたので参考にしてください。

順位 学校名 R1 R2 R3 R4 R5 平均合格率
1位 京都大学 62.6% 57.8% 61.6% 68% 68.3% 63.6%
2位 一橋大学 59.8% 70.5% 58.1% 60% 67.2% 63.1%
3位 東京大学 56.3% 59.4% 48.2% 60.9% 59% 56.7%
4位 慶應義塾大学 50.6% 49.8% 55% 57.4% 60% 54.5%
5位 神戸大学 33.8% 49.2% 41.5% 48.6% 48.6% 44.3%

司法試験合格率ランキング【1位】京都大学

難関であることで有名な京都大学がランキングの1位に入りました。非常にレベルが高い関西随一の大学で、各分野において優秀な人材を輩出している事でも有名です。

基本的に自由な学風で、京都大学の卒業式は毎年ニュースに上がる程です。そんな自由さの中で自身で分からない事を調べ、教員らと討議を重ねる事で高い目標を乗り越える精神や知識を身につけられるのが特徴です。

京都大学法科大学院も少数精鋭の授業スタイルを取り入れていて、討議や対話を重きに置きながら思考能力や対話する力を鍛え、学習していきます。

京都大学法科大学院も国立ですので学費は抑えられています。

区分 金額 備考
入学金 282,000円 入学初年度のみ
授業料 804,000円(年額) 前期分:402,000円・後期分:402,000円
合計 1,086,000円

司法試験合格率ランキング【2位】一橋大学

一橋大学は、出願人数や受験人数は他大学と比べて少ないのですが合格率が高いのが特徴です。

ビジネス法務を熟知した法曹や国際的な法曹、人権感覚が豊かな法曹の3つを兼ね備える法曹の養成を目標に掲げ、少数精鋭で授業を行っています。

2~3年という短期間で法律のエリートを養成する事を意識し、各学生の目的に沿った必修の履修を先に学ばせてくれるところが一橋大法科大学院の特徴でもあります。

学費は初年度のみ入学金が発生しますが、後は授業料の約80万円程で済むのが国立大学の嬉しいところです。

区分 金額 備考
入学金 282,000円 入学初年度のみ
授業料 804,000円(年額) 前期分:402,000円・後期分:402,000円
合計 1,086,000円

司法試験合格率ランキング【3位】東京大学

ランキング3位には日本最難関といわれる東京大学が入りました。東京大学が3位とは少し驚きましたが、東京大学は資格取得にあまり力を入れていない事と早い段階で予備試験を受験する人が多いからのようです。

その中でも過去5年間合格率約50%を保っている所がさすが東京大学です。

資格取得に力を入れていないと言われているように、司法試験に向けた学習は特に行われませんが、実務の基本的な流れや修得した知識をどのように応用するのかといった学習方法で体得できるようになっています。

東京大学法科大学院の学費も国立ですので初年度のみ入学金が発生しています。

区分 金額 備考
入学金 282,000円 入学初年度のみ
授業料 804,000円(年額) 前期分:402,000円・後期分:402,000円
合計 1,086,000円

司法試験合格率ランキング【4位】慶應義塾大学

唯一私学としてランキングに入っているのが慶應義塾大学法科大学院です。首都圏の私立大学の最上位であり、文武両道のイメージがあります。

実践的な法律を学習する事に力を入れていて近年ではトップの合格率の成績を残しています。

もっとも特徴的な部分として、慶應義塾出身の法曹たちが構成しておる三田法曹会が全面的にバックアップしてくれる模擬裁判やエクスターンシップ(短期就業体験)のような実務系科目やゼミがあります。

慶應義塾大学法科大学院は私学ですので、国立とは学費に違いが大きく出ています。入学金は抑えめなのですが授業料が高く、諸経費がかかるところが国立との学費の差です。

区分 金額 備考
入学金 100,000円 入学初年度のみ
授業料 1,080,000円(年額) 前期分:540,000円・後期分:540,000円
諸経費 482,240円 在籍料・施設設備費・その他費用など
初年度合計額 1,562,240円
入学時納入額(1年次前期) 1,662,240円

司法試験合格率ランキング【5位】神戸大学

関西で2つ目の神戸大学がトップ5にランクインしました。

神戸大学法科大学院では法曹に必要不可欠な基本的知識を十分に身につけている事を前提とし、多様化する現代社会にしっかりと応用できる力を持った法曹の育成に力を入れています。

無理のないカリキュラムを組むことで、学生一人一人に行き届いた教育が出来るように働きかけ、知識や技能を身につけられるような手法を取っている事が神戸大学法科大学院の特徴です。

神戸大学法科大学院も国立ですので、初年度の入学金以外は学費が授業料のみと確定しています。

区分 金額 備考
入学金 282,000円 入学初年度のみ
授業料 804,000円(年額) 前期分:402,000円・後期分:402,000円
合計 1,086,000円

予備試験合格者の大学・合格率順ランキング

ランキング 大学名 合格率
1位 京都大学 6.55%
2位 一橋大学 6.45%
3位 慶應義塾大学 5.47%
4位 同志社大学 5.35%
5位 明治大学 4.95%

出典:文部科学省 令和5年司法試験予備試験受験状況

文部科学省発表による令和5年度の予備試験合格率による大学ランキングです。

こちらは法科大学院卒・社会人や高校生以外で司法試験予備試験を通過した人がどの大学の大学卒業者・大学在学者・中退者なのかを調査したものです。

令和5年度も、司法試験合格率・合格者共に予備試験合格者がランキング1位でしたので、これから大学に進もうと思われる方は是非参考にしてみてください。

予備試験合格率別大学ランキングについて

やはりとも言うべきでしょうか。ランキング1位はハイレベルな教育と自由な校風が特徴の京都大学でした。

特に在学中の予備試験通過者が多くみられ、自身の実力を試すように予備試験に向かう方がいるようです。

また、司法試験の合格率で見ても、京都大学は1位になっているなど出身者の実力の高さが伺えます。

司法試験合格者の予備試験通過者

司法試験合格者には予備試験に合格した方達がおり、令和5年の司法試験合格者と合格率の1位は予備試験合格者でした。

そして第2位が京都大学法科大学院で68.3%、第3位に一橋大学法科大学院の67.2%と続いています。

予備試験合格者の司法試験合格率は92.6%と高いのですが、一体どんな方達が予備試験・司法試験を合格したのでしょうか。

法務省のHPより一覧をご覧いただきましょう。

職種別 出願者数 受験者数 短答合格者 最終合格者
公務員 29 26 26 23
教職員 2 2 2 2
会社員 44 43 43 41
法律事務所事務員 9 9 9 5
塾教師 4 3 3 3
自営業 11 11 11 6
法科大学院生 78 79 79 78
大学生 37 37 37 36
無職 133 132 131 124
大学院生 2 2 2 2
その他 9 9 9 7
合計 358 353 352 327

法務省

幹部裁判官の出身大学ランキング

実際に裁判官として活躍されている方の出身大学をランキングにしてみました。

平成31年に内定した新判事補では法科大学院卒の慶應義塾大学が16人と最多で、続いて東京大学(14人)一橋大学(9人)京都大学(7人)となり、5位に値する6人には中央大学と予備試験合格者の東京大学出身者が入りました。

任官されるのは法科大学院卒業者が多く予備試験合格者が少ない傾向にありますが、予備試験合格者の司法試験合格が増えている現在、予備試験合格者が判事補に採用される率もかなり増えてきています。

たとえば、66期では96人中5人でしたが71期では82人中22人と5.2%から26.8%と約5倍の差になっているのです。

その中でも現役幹部裁判官・調査官・事務局長等も含めた出身大学ランキングをご紹介しましょう。

ランキング【1位】 東京大学 97人

日本最難関大学である東京大学を卒業している裁判官がやはり一番多く、最高裁判所では長官をはじめ刑事局長や経理局長、民事上席調査官に判事が6名任官されています。

その他高等裁判所には51人、地方裁判所・家庭裁判所に31人が任官されているので、東京大学出身者の昇進率が一番高いと言えそうです。

ランキング【2位】 京都大学 33人

ランキング2位には関西随一の難関大学、京都大学がランクインしました。京都大学も最高裁判所に8人、高等裁判所に22人が任官されています。

地方裁判所・家庭裁判所には3人と少ないですが、それだけ上位の裁判所に任官されている方が多いと言う事ですね。

ランキング【3位】 早稲田大学 25人

法科大学院の合格率ランキングでは惜しくも7位とトップ5を逃した早稲田大学ですが、幹部裁判官のランキングでは3位に入りました。

最高裁判所に3人、高等裁判所に9人、地方裁判所・家庭裁判所には13人と局長や教官、総括・所長というようなクラスの裁判官を多数輩出していることが分かりました。

ランキング【4位】 中央大学 20人

法科大学院別合格者数でトップ争いの常連だった中央大学が4位にランクインしました。

最高裁判所には判事と司法研究所定席教官の2人、高等裁判所には6人、地方裁判所・家庭裁判所に12人の裁判官が任官されています。

ランキング【5位】 一橋大学 9人

法科大学院別合格率ランキングで1位になった一橋大学が幹部裁判官の出身大学ランキングでも5位に入りました。

全体で見ればまだ少ない9人ですが、合格率も高い大学ですのでこれから増えていく可能性を大きく秘めている大学だと言えるでしょう。

大学だけじゃない!アガルートで予備試験合格を目指す

アガルートアカデミー通信講座

予備試験に合格すれば学歴に関係なく司法試験の受験ができるので、近年では大学院進学にこだわらず予備試験合格を目指す方も増えてきているようです。

予備試験合格を掲げる予備校や通信講座はたくさんありますが、当サイト1番のおすすめしたいのは大手の通信講座であるアガルートアカデミーです。

アガルートの合格率やカリキュラムなど魅力についてまとめましたので、是非ともご確認ください。

アガルートは高い司法試験の合格占有率を誇る

司法試験の過去問勉強法とは? アガルートアカデミー公式サイト令和5年度の司法試験合格者1,781名中641名がアガルート受講生で、合格占有率は36%でした。

合格者の3人に1人がアガルート受講生という割合で、業界でもトップクラスの合格実績を誇っています。

受講生にとって効率的に勉強ができており、合格までのモチベーションが下がらないように工夫されていることが伺えますね!

手厚いサポートで最短合格を目指せる

アガルートには講座が豊富にありますが、もし法律の勉強をしたことがない初学者であれば「予備試験最短合格カリキュラム」がおすすめです。

法律の知識が全くない方に向けて、受講生にとって最も短い学習期間で予備試験に合格させるためのカリキュラムが取り揃えられています。

法律の学習方法が分からない方や可能な限り早く予備試験合格をしたい方に、非常に向いているカリキュラムとなっています。

また、約100通のオンライン添削をしてもらえたり、いつでも何度でも無料で質問ができたりと、サポートが充実していることが特徴です。

「そもそもアガルートで学習を続けていけるのか不安がある」「自分はどの講座が合っているか知りたい」という場合は、Zoom・ライン・電話で資格試験受験界での豊富な経験を持ったスタッフに無料で直接相談ができます。

このようにアガルートでは他の通信講座では見られないような手厚いサポート体制が整っているので、最短で予備試験合格を目指せるのです。

裁判官を目指すなら出身者数が多い大学を選ぶのが理想的

たくさんの人数が受験すればおのずと増える合格者数よりも、合格する確率がより高い大学で学ぶことが大切であり、自身の勉強スタイルに合った特徴の大学を選ぶようにしましょう。

法科大学院は全国に36校あり、国立であれば学費はこの記事に記載したものと変わりませんが、私立であれば大学院ごとに学費が様々になるので、きちんとした下調べが大切になります。

現役幹部裁判官の方がOB・OGなら、その大学で講演やゼミを開いてくれることもあるので、積極的に利用しつつ司法試験に向けた学習方法を教えてもらいましょう。

大学の授業だけでなく、司法試験に特化した予備校で学習して合格を目指すのも一考です。あなたに合った学習が出来る大学・法科大学院が見つかることを願っています。