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弁護士に求められる能力とは?コミュニケーション能力が重要?向いている人の特徴・適性を解説

更新日:2025-01-16

弁護士に求められる能力とは?コミュニケーション能力が重要?向いている人の特徴・適性を解説

弁護士は法律に関する専門家であるため、法令に関する知識を身に着けていないといけません。

また、弁護士の仕事は相談者からの法律相談から成り立っているため、信頼関係を築くためにもコミュニケーション能力は重要なカギとなります。

この記事では、弁護士に必要な能力や求められる能力はどんなものがあるのか、詳しく解説していきます。弁護士を目指している方は是非参考にしてくださいね。

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弁護士に求められるコミュニケーション能力

 

弁護士がまず第一に求められる能力で必要不可欠といわれるコミュニケーション能力ですが、一口にコミュニケーション能力といっても様々な能力があります。

ここでは、弁護士に必要とされるコミュニケーション能力の種類や内容を詳しく紹介していきます。

弁護士に必要な傾聴・質問力

弁護士の仕事は、相談者の法律相談から始まります。そんな法律相談の中でも「傾聴力」「質問力」2つのコミュニケーション能力は非常に重要になってくるといわれています。

事件の問題解決には、相談者の話をしっかり聞き出して事情・情報を正しく理解し、解決への糸口を探さねばなりません。

また、法律相談へ来る相談者は精神的に弱っている方も多く、複雑な環境・境遇に会われています。ですので、相談者に無理やり話を聞き出すのではなく相談者に合わせた雰囲気づくりも重要です。

弁護士に必要な交渉・説得力

弁護士に必要なコミュニケーション能力として「交渉力」「説得力」も求められます。

弁護士は相談者の代理人として、問題解決のために相手側と交渉しなければならない場面もあります。ここで感情的にならず、倫理的に相手側を説得できてこそ一人前の弁護士といえます。

また、事件の早期解決のために、相手側のみならず相談者に対しても説得に応じないといけないこともあります。

弁護士に必要な説明力

「説明力」も弁護士にとって重要なコミュニケーション能力といえます。

弁護士は、相談者の複雑な問題に直面しますし、法律の知識が乏しい一般の方にもわかりやすく説明できるだけの能力が必要です。

また、職場の中でも「報・連・相」は必須ですので、しっかりと身に着けておきたい能力といえそうです。

弁護士に求められる専門的な能力

弁護士に求められる能力

 

弁護士に求められる能力はコミュニケーション能力だけではありません。

弁護士は複雑な法律に関する専門職でもあるため、専門的な能力も求められます。この先では、弁護士に求められる専門的な能力を具体的に紹介していきます。

弁護士に求められる調査能力

弁護士という仕事に必要不可欠な法律や判例、文献は絶えず改正・変更されるため、常に新しい知識を把握していなければなりません。

さらに、事件や問題ごとに適切な事例をピックアップして調べねばなりません。

弁護士の仕事は責任が重く、ミスは許されません。そのため、徹底的な調査能力が求められるでしょう。

弁護士に求められる証拠収集能力

弁護士は、相談者からの話をそのまま聞き入れるのではなく、冷静な判断を下さねばなりません。

そこで「証拠収集能力」が重視されるでしょう。事件や問題の裏付けとなる証拠を押さえ、様々な観点から捜索する能力が必要です。

裁判を起こした際は、代理人としての立場である弁護士が集めた証拠が最終的な判決に繋がるといっても過言ではありません。

弁護士に求められるマルチタスク能力

弁護士は常に複数の事件や問題を同時進行で行わなければならず、膨大な資料を細かく整理整頓していかねばなりません。

法律事務所によっては事務員やパラリーガルが資料をまとめてくれる場合も多いようですが「マルチタスク能力」は身につけておいて損はない能力です。

弁護士に求められる論理的思考力

弁護士は事件内容をきちんとまとめておくために、得た情報や事実を法律知識にあてはめて倫理的に分析する必要があります。

法律知識はもちろん大事ですが、物事に対してしっかりとした道筋を立てるためにも「倫理的思考力」は必要不可欠です。

書類や文書の作成以外にも、法廷で裁判官を納得させるためにもこの能力は欠かせないでしょう。

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今後弁護士に求められる能力・スキル

司法制度改革によって、時代も弁護士としての働き方も大きく変わってきているといえます。

そのため、この先弁護士に求められる能力も幅広いものになってくる可能性も。今後新たに必要とされる弁護士の能力を紹介していきます。

新たに重要視される営業力

インターネットの普及により、便利に、そして簡単に物事を調べることができるようになってきました。

様々な意見がありますが、弁護士として生き残っていくためには自らしっかりと売り出してしていけるだけの「営業力」が必要といわれています。

そのため、法律の知識だけでなく自分自身の人柄の営業も重要なのかもしれませんね。

新たに重要視される共感力

弁護士に新たに求められている能力とすると「共感力」が挙げられます。

弁護士である以上、他者を思いやる気持ちを忘れてはいけません。ただ、あまりにも受け止めすぎてしまう人は精神的に病んでしまう可能性も高いので線引きが必要といえます。

弁護士はある意味でサービス業だともいわれており、相談者に寄り添える弁護士でないといけないといえるでしょう。

新たに重要視される仕事力

近年では、弁護士の活躍の場は法律事務所だけでなく、大手企業や外資系企業、さらには行政に関する各自治体など勤務先や仕事内容は多岐に渡ります。

弁護士として会社や国のために働く場合も、コミュニケーション能力は重要視されるでしょう。

また、法律に関する専門家としての「仕事力」も大きく求められるといえそうです。

弁護士に向いている人の特徴

ここでは、弁護士に向いている人の特徴について紹介します。

人の役に立ちたいという気持ちがある

弁護士は人の役に立ちたいという気持ちが強い方に向いている仕事です。

依頼者を支えるためには、時には休暇を返上して働く必要がある場合もあり、依頼者の意見と自身の意見が対立することもあるでしょう。

それでも、依頼者を助けたいという強い思いを持ち続けなければ、弁護士としての職務を全うすることはできません。

弁護士に依頼をする人々は、通常、自分自身では解決できない深刻な悩みや不安を抱えています。

依頼者の苦悩や不安に寄り添い、時には自己犠牲を厭わずにでも依頼者を支えたいと考える人こそが、弁護士に適していると言えるでしょう。

傾聴力がある人

弁護士の業務は、依頼者からの相談を受けることから始まります。

そしてほとんどの依頼者は法律問題に不慣れであり、事件の詳細を整理して相談することができる人はそうそういません。

依頼者が重要でないと考えている事柄でも、法律的には重要な事実であることがしばしばあります。

弁護士は依頼者が話しやすい環境を整え、効果的に依頼者の意見を引き出す必要があります。

学生時代から友人などの相談に乗ることが多かったといった方であれば向いているでしょう。

また依頼者の話に対して疑問を持つことがあっても、自分の意見を押し付けるのではなく、まずは依頼者の話をしっかりと聞くことが重要です。

さらに、弁護士が業務を遂行する上で、依頼者や相手方、裁判所とのコミュニケーションは不可欠です。

依頼者や相手方の職業や年齢は多岐にわたり、さまざまな性格や立場の人々が存在するため、双方の意見を調整するためのコミュニケーション能力が求められます。

初対面で深い話を引き出す必要がある場面も多く、依頼者が話しやすくなるよう配慮したり、わかりやすく説明するスキルも必要です。

責任感が強い人

弁護士はどのような業務においても責任を持ち、全力で取り組める人に向いています。

訴訟に関しては、1つの事件が数年にわたることもあります。

どれほど時間がかかる案件であっても途中で放棄してしまうと、依頼者に大きな損害を与えることになります。

弁護士は、一度引き受けた案件については、最後まで責任を持って遂行しなければなりません。

決めたことは必ず成し遂げる姿勢を持ち、すべての事柄に対して責任感を持って取り組むことができる人はぜひ弁護士にチャレンジしてみてください。

冷静な判断ができる人

弁護士は依頼者の視点を理解することが重要ですが、感情が過度に影響すると冷静な判断が損なわれることがあります。

しかし弁護士は客観的かつ冷静に事件を分析する能力がないと勤まりません。

依頼者の主張を守ることが難しいと感じる場合、依頼者を説得する必要が生じることもあります。

例えば、裁判で不利な状況にあるとき、何も対策を講じずに判決を迎えると、依頼者の主張は全く認められない可能性があります。

冷静な判断をもって依頼者を説得し、和解に導くことができれば、依頼者の主張の一部を認めさせることができるでしょう。

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弁護士が法律相談で必要な能力はコミュニケーション力!

いかがでしたか?

弁護士である以上必ず人と接することとなるため、最も重要視されるにはコミュニケーション能力といえるでしょう。

法律相談に来る相談者はもちろん、相手側や裁判官とも接する機会が多く、人それぞれに合った話し方や接し方を考えていかなければなりませんね。

他にも専門的な能力や、この先求められるようになってくる能力を紹介してみました。弁護士を目指している方や弁護士に興味のある方の参考になれば嬉しいです。