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国立国会図書館職員の採用試験の難易度は高い?他資格とのランキング比較や合格率・偏差値・勉強時間の目安を解説

更新日:2024-11-21

国立国会図書館職員の採用試験の難易度は高い?他資格とのランキング比較や合格率・偏差値・勉強時間の目安を解説

国立国会図書館職員は受験資格は、基本的に総合職と一般職(大卒程度)は21歳以上30歳未満であること、一般職(高卒程度)は18歳以上24歳未満で高校・短大・高等専門学校などの卒業生、もしくは卒業見込みの者です。

特別職の国家公務員で狭き門です。

国立国会図書館職員の資格は「国家資格」です。

資格広場は、国立国会図書館職員になるには?国立国会図書館職員なるためには?国立国会図書館職員になりたいを応援しております。

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教養試験や英語の試験では、大学受験レベルの知識も必要となってきますし、一般の公務員試験と同じ知識が必要とされます.

専門の試験においては、それぞれの分野において大学で学んだ知識も必要となってきます。

これら全てにおいて高い点数をとらなければならないため、バランス良く、そして高いレベルで知識を備えておく必要があります。

国立国会図書館職員の資格は「国立国会図書館」が運営管理を行っております。

国立国会図書館とは:
日本の国会議員の調査研究、行政、ならびに日本国民のために奉仕する図書館です。また、納本制度に基づいて、日本国内で出版されたすべての出版物を収集・保存する日本唯一の法定納本図書館でもあります。

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目次

国立国会図書館職員採用試験の難易度

採用される人数が少なく、かなりの狭き門となっています。

試験内容から見ても、合格率から見ても、合格は相当厳しいものです。

かなり難易度の高い試験だと言えるでしょう。

国立国会図書館職員採用試験の倍率は98.7倍

令和5年度の国立国会図書館職員の総合職第1次受験者の倍率は98.7倍でした。

1次受験者に対する最終合格の倍率は、毎年100倍に近いです

総合職も一般職も相当難しく、難関試験だと言えるでしょう。

参考:国立国会図書館ウェブサイト 職員採用試験の受験・採用状況

国立国会図書館職員の採用試験の概要

国立国会図書館職員の採用試験の概要をチェックしましょう。

受験料や試験日、年間試験回数についてまとめました。

国立国会図書館職員採用試験の受験料

国立国会図書館職員採用試験の受験料は無料です。

国立国会図書館職員採用試験の年間試験回数

試験は1年に1回実施されます。

令和6年度試験の場合、1次試験は3月24日(日)、2次試験の専門試験は4月20日(土)

人物試験(オンライン)は4月24日(水)〜4月26日(金)、4月30日(火)、5月1日(水)〜5月2日(木)、5月7日(火)〜5月8日(水)のうち指定する日。

3次試験は6月6日(木)、6月7日(金)~6月10日(月)のうち指定する日に実施されます。

国立国会図書館職員試験の合格発表時期

各試験において、試験実施日の約1週間後に合格発表が行われます。

1次試験と2次試験では、掲示、HP掲載、郵送の方法で行われます。

また3次試験では、HP掲載および郵送で発表が行われます。

国立国会図書館の職員採用試験が難しいと言われる理由

国立国会図書館の職員採用試験が難しいと言われる理由をまとめました。

  • 希望者が多く倍率が高い
  • 英語試験の勉強が必須
  • 採用は欠員分しか募集されない

国立国会図書館の職員になるには、難易度の高い試験に合格する必要があります。

理由①希望者が多く倍率が高い

国立国会図書館の職員は非常に倍率の高い職種といえます。

令和5年度の総合職第1次受験者の倍率は98.7倍です

国家公務員の中でも上位の競争率を誇るでしょう。

高い競争率の中で勝ち残るための、知識やメンタルの強さが求められます

参考:国立国会図書館ウェブサイト 職員採用試験の受験・採用状況

理由②英語試験の勉強が必須

教養試験のなかでも、英語試験に正答する語学力が求められます。

IELTSやTOEFLの長文問題が解けるくらいのスキルが必須です。

文法や文章作成能力は、並み以上のレベルでなければ採用されません。

理由③採用は欠員分しか募集されない

国立国会図書館の採用枠は欠員分しか募集されません

そのうえ、採用試験は独自のものが用意されます。

レベルが高いことからも、難関試験と言ってもいいでしょう。

国立国会図書館採用試験の合格率は、毎年1~3%程度となっています。

国立国会図書館採用試験の難易度を他試験とランキングで比較

国立国会図書館採用試験の難易度を、他試験と比べましょう。

区分 採用倍率
国立国会図書館職員総合職 98.7倍
東京都の公立図書館司書 18.8倍
国家総合職 7.5〜8.7倍
国家一般職(行政職) 2.5倍
国家一般職(行政職以外) 1.5倍

以上の難易度ランキングでも、国立国会図書館職員総合職が1位です。

とても競争率が高い公務員の職種だと判断できますね。

国立国会図書館職員の採用試験科目

国立国会図書館職員採用試験は、第1次試験から第3次試験まであります

総合職試験、一般職試験(大卒程度試験)によって、試験内容が異なるので注意しましょう。

一般職試験は試験に必要な学力レベルにより、さらに「大卒程度」「高卒程度」に分かれます。

1次試験

総合職試験、一般職試験(大卒程度試験)の1次試験は、教養試験(多肢選択式)120分です。

一般的な教養や公務員としての適性が試される内容でしょう。

2次試験

2次試験は総合職試験と一般職試験(大卒程度試験)で内容が異なります。

各試験の時間配分にも注意してください。

2次試験の英語試験は、総合職と一般職大卒で共通問題です。

2次試験の内容
総合職試験 専門試験(記述式・共通 90分
専門試験(記述式)30分
英語試験(多肢選択式・共通) 60分
小論文試験 60分
人物試験(個別面接)
一般職試験(大卒程度試験) 専門試験(記述式・共通)90分
英語試験(多肢選択式・共通) 60分
人物試験(個別面接)

専門試験は、総合職、一般職大卒とも受験申込時に次の科目から1科目を選択します。

科目
専門試験(科目から1科目を選択)
  • 法学(憲法、民法、行政法、国際法から受験時に2分野選択)
  • 政治学、経済学、社会学、文学、史学(日本史、世界史から受験時に1分野選択)
  • 図書館情報学、物理学、化学、数学、工学・情報工学(工学全般、情報工学から受験時に1分野選択)
  • 生物学

3次試験

3次試験は、人物試験(個別面接)です。

集団討論、個別面接などの試験が行われます。

人物や適性が細かくチェックされるので注意しましょう。

難易度の高い国立国会図書館職員採用試験に合格するポイント

国立国会図書館職員採用試験に挑むポイントをチェックしましょう。

  • 早い時期に勉強計画を立てる
  • 出題数の多い科目に重点を置く
  • 過去問を解いておく
  • スキマ時間を活用する

大学の専門科目の授業で使ったプリントや大学院入試の過去問を利用するのも良いですね。

英語の試験については、英字新聞などを読むのも1つの方法です。

もちろん、独学ではなく予備校などで対策講座を受講するというのも効率的でしょう。 メディパートナーバナー

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ポイント①早い時期に勉強計画を立てる

採用試験の1年前には勉強計画を立てましょう。

採用に向けて、より具体的な目標を考えてください。

「〇月までにこの科目を△問解く」「面接対策は試験の1カ月前には完璧にする」といった計画がいいでしょう。

早い時期に勉強計画を立てることで、遅れた場合の調整もしやすくなります。

ポイント②出題数の多い科目に重点を置く

公務員試験の筆記試験では、出題数の多い科目に重点を置いて対策をしましょう。

教養科目の文章理解、数的処理、社会科学は、特に出題数が多い傾向です。

出題数の多い科目を優先すれば、効率的に得点できます。

ポイント③過去問を解いておく

過去問から、出題傾向が読み取れます。

最低でも過去5年分の試験問題をチェックしておきましょう。

過去の試験問題は、国立国会図書館の公式ウェブサイトで公開されています。

傾向を知って対策するには過去の試験問題の確認がおすすめです。

参考:国立国会図書館ウェブサイト 過去の試験問題

ポイント④スキマ時間を活用する

通勤や通学などのスキマ時間を活用し、学習を進めましょう。

習慣づけることで、試験対策への苦手意識やハードルを下げられます

公務員試験の対策ができる通信講座では、解説動画がチェックできます。

通信講座はスマートフォンで手軽に勉強できるので、スキマ時間を活用できるでしょう。

国立国会図書館職員の仕事内容

国会図書館職員は、立法府に所属する国会図書館のスタッフとして、以下を担当します。

  • 国会議員からの依頼を受けて国政審議に関連した依頼調査
  • 国会での議題を予測して調べる「調査業務」
  • 国内外から集めた資料の整理や国会図書館利用者の資料探しの手伝いをする「司書業務」
  • 国会図書館の方針案のまとめや人事、建物の管理といった「一般事務」

この仕事に就くには、国会図書館職員採用試験に合格し、採用される必要があります。

国会図書館職員は特別職の国家公務員ですが、勤務条件などは一般職国家公務員とほぼ同様です。

国立国会図書館職員に向いている人

まず国会図書館職の適性として、読書好きな人ということが挙げられるでしょう。

職員の重要な仕事の一つが、一般の人から国会議員までいろいろな人々の依頼を受け、本などの資料やインターネットなどを使って調べものを手助けすることです。

読書で新しいことを知るのが好きで、調べものを通じて知識を得られることにも喜びを感じることが出来る人には向いているでしょう。

また、得たい資料や情報がカンタンに見つかるとは限りません。

とくに国会議員の要望に沿って行う調査は難しいものが少なくありません。

したがって、職員には必要な情報を得られるまで粘り強く仕事を続ける忍耐力、プレッシャーに強い精神力も必要となるでしょう。

国立国会図書館職員の年収・給料

給料のほかに、勤務地の民間企業の賃金水準に合わせて支払われる「地域手当」、ボーナスに当たる「期末手当」や「勤勉手当」、「住居手当」、「通勤手当」などが支給されます。

初任給(令和5年度実績)を見てみると、総合職試験で採用された場合200,700円、一般職試験(大卒程度)では196,200円です。

これに、それぞれ東京都特別区内に勤務する場合の地域手当を加えると、総合職は約240,000円一般職(大卒程度)は約230,000円になります。

さまざまな手当が加算されて、最終的に大体民間企業と同等の給料になります。

国立国会図書館職員の将来性

日本の厳しい財政状態からすると、今後も、社会では公務員の人数と給与削減を求める声が根強く続いていくでしょう。

国会図書館の必要性は認められていますが、職員は少数精鋭しか必要とされないものです。

これから国会図書館職員になるには、より狭き門に挑むことになるでしょう。

国立国会図書館職員採用試験の独学合格が難しい理由

国立国会図書館職員採用試験の独学合格は難しい傾向です。

  • モチベーションの維持が難しい
  • 学習教材・テキスト選びが大変
  • 英語科目の小論文は自己採点が難しい

以上の理由からも、独学だけで採用試験を受験することはおすすめできません。

独学が難しい理由①モチベーションの維持が難しい

試験にむけて独学をしても、モチベーションの維持が難しいです。

学習の進み具合も、個人だけでは判断しにくいでしょう。

独学は、自分が今どれくらいのレベルか分かりにくいこともデメリットです。

勉強への意気込みが消えてしまう人もいるのではないでしょうか。

独学が難しい理由②学習教材・テキスト選びが大変

国立国会図書館職員採用試験に特化した学習教材は少ないです。

自分に合ったテキストを見つけるまでにも時間がかかってしまうでしょう。

国立国会図書館職員採用試験は、国家公務員の中でも特殊な試験内容です。

学習教材・テキスト選びに自信がない人は、通信講座や予備校への通学を検討しましょう。

通信講座や予備校なら、公務員試験対策向けの教材が一括で購入できます。

独学が難しい理由③英語科目の小論文は自己採点が難しい

小論文の自己採点は難しいことに注意してください。

評価やアドバイスが無ければ、小論文の改善は難しいです。

独学では対応できる範囲に、限界があるでしょう。

国立国会図書館職員採用試験は、英語科目で小論文が出題されます。

英語科目の小論文は、共通問題なので避けられません。

国立国会図書館職員の採用試験対策におすすめの専門学校・通信講座

国立国会図書館職員採用試験対策には専門学校・通信講座の受講がおすすめです。

特別職の国家公務員試験向けの講座を活用しましょう。

専門学校・通信講座には、フェアキャンペーンを定期的に行っているものもあります。

気になる講座の資料請求をして、お得に始めましょう。

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資料を比較して取得を目指す

国立国会図書館職員の競争率は高い

国立国会図書館職員の採用倍率は、平均でも96倍以上と考えましょう。

安定した国家公務員職は、希望者の多い仕事です。

国立国会図書館職員として活躍するためには、英語力も求められるでしょう。

競争率はとても高いため、無理な独学での挑戦はおすすめできません。