司法試験は弁護士などになるための資格であり、かなりレベルが高い国家資格の1つとなっています。
レベルの高い試験なので、合格者は高学歴の方のほうが多いのでしょうか?
中卒や高卒の方は司法試験に合格することが可能なのでしょうか?
ここでは司法試験に学歴は必要なのか、学歴がある人無い人はどのように司法試験を突破すればいいのか詳しくご紹介していきます。
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司法試験合格者の出身大学ランキング
早速、司法試験合格者の出身大学はどこが多いのか詳しく見ていきます。
司法試験合格者の出身大学ランキングは以下のようになっています。
順位 | 大学名 | 人数 |
---|---|---|
1位 | 京都大学 | 188人 |
2位 | 慶應義塾大学 | 186人 |
2位 | 東京大学 | 186人 |
4位 | 早稲田大学 | 174人 |
5位 | 一橋大学 | 121人 |
6位 | 中央大学 | 90人 |
以上のランキングは法科大学院出身の司法試験合格者の値となっています。
やはり、出身大学者の多くが高学歴と言われる大学に行っていますね。
高学歴でければ、司法試験合格は厳しいのでしょうか?次で紹介します。
有名大学出身ではない司法試験合格者も多くいる
弁護士や裁判官などの司法試験を突破してきた方は全員が高学歴ではなく、高学歴とは言えない方も多く存在します。
なかには、高卒の方で大学すらもでていない方もいることから、必ず高学歴は必要というわけではないでようです。
高学歴がなくても、法科大学院出身ではなくても、司法試験の資格を取ることはできるので、自分が高学歴ではなくても司法資格を諦める必要はありません。
後に詳しく紹介しますが、中卒や高卒の方は司法予備試験という試験に合格すれば、司法試験の受験資格を得ることができます。
司法試験に学歴は関係ないと言える理由
合否は試験の結果のみで判断される
司法試験は学校の入試や企業の入社試験と異なり、合否のほぼ100%が試験結果で判断されます。
そのため、学歴を見られるということは特になく、試験で合格点を取れれば、基本的にどんな人でも合格となります。
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高偏差値の大学に在学していることがアドバンテージ化しにくい
司法試験で出題される内容は、かなり高度かつ専門的なものになります。
東大や京大など、超高学歴大学の在学生や卒業生であれば知っている内容が出題される、という訳ではなく、全員が勉強を始めたタイミングで0からのスタートになります。
そのため、どんな人でも努力次第で合格できる可能性があるといえます。
司法試験は高学歴・高学力が有利な理由
前述の通り、司法試験は学歴や学力を合否と関連付けてはいません。
ただし、高学歴の大学を出ていることは、司法試験合格に有利であるというのは事実としてあります。
ここからは、なぜ有利と言えるのか、その理由を紹介します。
周りに司法試験合格者が多くいる環境である
学校のOBや教授に司法試験合格者がいたり、同期に司法試験を目指す人が多数いたりする状況だと、司法試験の学習に有利なのも確かです。
有名大学だと法曹を目指す人が入る勉強会などもあり、OBから合格のための有意義な情報を聞くこともできます。
こうした環境は、高学歴でないとなかなか手に入りにくいです。
勉強・学習に絶対的な自信がある
有名私立・国公立大学の学生の中には、勉強に絶対的な自信を持っている人もいます。
「最難関の大学入試に合格したのだから、司法試験だって受かる」という自信は、受験対策を進めていく上で大きなアドバンテージになります。
司法試験合格後の進路に学歴は関係するのか
司法試験の結果に学歴は関係ありませんが、合格後に弁護士事務所へ入所するにあたっては、学歴含めて履歴書をチェックされる可能性が高いです。
特に5大法律事務所と呼ばれる下記のような大手事務所では、学歴を含めて厳しい選抜がおこなわれます。
- 西村あさひ法律事務所
- 長島・大野・常松法律事務所
- アンダーソン・毛利・友常法律事務所
- 森・濱田松本法律事務所
- TMI総合法律事務所
また、学歴とは別に、予備試験の合格の有無もチェックされる傾向にあります。
予備試験の合格者であれば、やはり大手では優遇されがちです。
大手以外の弁護士事務所で学歴はそこまで見られない
ただし、大手以外の弁護士事務所の場合、一般企業と同じレベルで学歴を見るという訳ではありません。
これは、司法試験の受験者数が減って法曹界の人手が不足しているという現状も関係しています。
現実的に考えて、より優秀な層は大手に取られてしまうため、中小はそこまで学歴を見ないというのが基本的な傾向です。
中卒・高卒が司法試験に合格するための2つのルート
先程は、司法試験を合格するのは必ずしも学歴は必要無いと説明しましたが、中卒や高卒の方はどのような方法で司法試験を目指せばよいのでしょうか?
ここでは中卒や高卒の方が司法試験を受けるための資格や方法について詳しく紹介します。
法科大学院スクールを修了する
中卒や高卒の方が司法試験を受けるための手段の1つとして、法科大学院スクールを修了するという道があります。
司法試験は受験資格として法科大学院スクールを修了するおというものがあり、もし法科大学院を入学できるチャンスがあって、司法試験受験の資格が欲しい方は法科大学院入学を目指すのも1つの方法となっています。
しかし、法科大学院に入学するには入学試験に合格しなければならないので、司法試験の勉強とは別の受験勉強をしなければなりません。
司法予備試験を合格する
次に司法予備試験に合格して司法試験に合格する方法ですが、この方法が一番中卒や、高卒などの学歴が無い方に合っていると言えます。
司法予備試験は特に受験資格はなく、誰でも受験することが可能です。
また、司法予備試験を突破すれば本命の司法試験を受験する資格を得ることができます。
しかし、司法予備試験は司法試験の予備試験で難易度が高く、合格率も毎年3~5%程度に落ちついており、決して容易にクリア出来る試験ではありません。
司法試験対策するならアガルート
中卒や高卒の方や、法科大学院スクールを修了していない方は司法予備試験を突破しなければなりませんが、予備試験もかなりレベルが高く独学では厳しいと感じる方もいるかもしれません。
そんな方はアガルートの通信講座を利用してみるのも1つの手段です。
アガルートは司法試験、司法予備試験を始めとした難関国家資格を専門に扱う通信講座となっており、高い合格実績を誇っています。
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徹底的な司法予備試験対策
学歴の無い方や、法科大学院を出ていない方、中卒、高卒の方は司法予備試験対策を合格することが司法試験を受かるための絶対条件です。
アガルートでは予備試験が最短で1年間で合格できるカリキュラムが組まれています。
また、初学者がやりがちなミスである年間スケジュールやどの科目にそのくらいの時間を使えばいいのかが、アガルートでは年間のスケジュールが綿密に組まれ自分の学習の進捗に迷うことがありません。
これらは初学者にとって大きなメリットですね。
学歴関係の無いサポート
アガルートでは学歴など関係なく、また法に関する知識が一切なくても一から対策をしてくれます。
アガルートで使用されているテキストはプロが監修しており、試験に重要なポイントが分かりやすくまとめられているのが特徴です。
学歴も法に関する知識も必要の無いアガルートの司法予備試験、司法試験対策は魅力の多いものとなっています。
高い合格実績
アガルートでは高い合格実績を誇ることでも有名です。
令和5年度の司法試験において、全体の合格率は45.3%ですが、アガルートは合格者占有率が36%となっています。
つまり、司法試験合格者の約2.7人に1人はアガルートの受講という意味で、合格者の多くがアガルートを利用しています。
司法試験合格に学歴条件は一切ない
いかがだったでしょうか?今回は司法試験に受かるには学歴が必要なのか詳しく紹介しました。
司法試験を受かるためには学歴は必要は無く、中卒でも高卒でも司法予備試験に合格することができれば、司法試験を受ける資格を得て司法資格を取れる可能性があります。
しかし、司法予備試験は難易度が高く独学では厳しい、不安と感じる方もいらっしゃるかもしれません。
そんな方はアガルート通信講座を受講してみるのがおすすめです。
アガルートの司法予備、司法試験対策カリキュラムが綿密に組まれており、プロからの指導があるなど未経験者の方でも十分な対策を行うことができます。