近年、YouTube等の動画媒体で無料で学習を進めることもできるようになり、独学の幅が広がったように思えます。
では、日本国内で最難関と言われる司法試験予備試験の学習もこのような無料動画だけで対策することはできるのでしょうか?
司法試験・予備試験の通信講座・予備校おすすめランキング9選!料金費用の安さ・人気・評判を徹底比較【最新】
今回は、司法試験予備試験対策におすすめのYouTubeチャンネルをご紹介しながら、予備試験の対策が無料動画のみで行えるのかについてご紹介していきます。
司法試験予備試験合格におすすめの通信講座
司法試験予備試験対策の動画は無料で視聴できる?
司法試験予備試験対策には動画視聴による学習が効果的ですが、無料で視聴できるコンテンツも多く配信されています。
資格サイトの体験講義であれば個人情報を登録し、オンライン授業という形式の動画を視聴することができます。
ただし、無料の場合は動画視聴の日数制限や回数制限があるようです。
一方、Youtubeであれば予備試験攻略に関する動画をいつでも視聴することができ、資格学校の先生や予備試験合格者のアドバイスといった内容が多いです。
どちらの動画についても、これから司法試験予備試験の学習を始める方向けの動画と、ポイント解説動画が視聴できます。
そのため、チャンネルごとに配信内容を確認し、自身に合った情報を取得できるよう把握しておくことが重要です。
Youtubeで見られるおすすめの司法試験予備試験対策動画
それでは現在Youtubeで配信されている動画で、司法試験予備試験対策に活用できるおすすめ動画を紹介します。
資格学校のチャンネルから個人のチャンネルまで様々ですが、予備試験対策動画として具体性があり分かりやすいという点を選定した基準にしています。
アガルートアカデミー
オンライン予備校のアガルートアカデミーのYoutubeチャンネルになります。
登録数は約2.6万人(2024年2月時点)と多くの人が利用しているチャンネルになります。
司法試験予備試験に関連する動画を多く配信しており、ホワイトボードを使った講座形式の動画が特徴です。
他のチャンネルは司法試験予備試験の勉強方法を解説しているのに対し、アガルートアカデミーは具体的な解き方にフォーカスした動画を多く配信しています。
そのため、スキマ時間を活用して動画視聴をする場合には一通りアガルートアカデミーの動画を視聴しておきましょう。
【2024年】アガルートの司法試験・予備試験講座の口コミ・評判は?費用や合格率・受講生からの評価を解説
資格スクエア公式チャンネル
資格スクエア代表の鬼頭政人氏が司法試験予備試験の勉強法を解説しており、登録数も約3.7万人(2024年2月時点)と非常に多いチャンネルです。
暗記の方法や司法試験予備試験の攻略法を分かりやすく解説していますが司法試験に関する解説も行っているため、予備試験以外で気になった点を視聴する上でも便利なチャンネルと言えます。
アシスタントと質疑に応対する形式の内容になっており、飽きさせない工夫がされています。
資格スクエアの司法試験・予備試験講座の口コミ・評判はどう?料金・合格率などを他校と比較
司法試験チャンネル
マイスタディ株式会社の久保田康介氏が解説しているチャンネルです。
「独学で合格するためのロードマップ」など、合格に必要なステップやメソッドを非常に分かりやすく解説しています。
基本書の対策動画が充実しているため、予備試験の学習を本格的にスタートした後でもおすすめできるチャンネルです。
司法試験・予備試験合格講座
他の司法試験系サイトに比べ、無駄をそぎ落とした解説特化のチャンネルになります。
そのため合わない人もいるかと思いますが、短時間で必要な情報だけを取得することができます。
司法試験予備試験の最低必要時間は約3,000時間と言われており、効率良く学習できる環境は非常に重要です。
そのため、視聴時間を短くすることができるという意味でおすすめのチャンネルになります。
司法試験・予備試験講座はアガルートアカデミーがおすすめ!
司法試験・予備試験講座ならアガルートアカデミーがおすすめです。
フルカラーで見やすいテキスト教材と分かりやすい動画講義で、法律関係の勉強を初めてする方でも充分合格が目指せるカリキュラムになっています。
また、充実したカリキュラムや一人ひとりに合わせた手厚いサポートも魅力的です。
司法試験合格者の講師が指導!
アガルート公式HPはこちら
予備校・通信講座の無料体験講義
多くの予備校がオンライン講義や体験講義を無料で用意していますので、司法試験予備試験を独学でチャレンジするためには無料で受けられる講義はなるべく多く体験しておくことが重要です。
現在公開中の講義について解説をしますので、各サイトの特徴を必ずチェックしておくようにしましょう。
尚紹介する内容は2024年2月時点の内容になります。
アガルートアカデミー
必須登録内容:氏名、メールアドレス、パスワード、郵便番号、住所、生年月日、性別、就業区分、アガルートを知ったきっかけ
制限:20回
内容:無料会員登録を行い試験種を選択、マイページにログインすることで20日間のサンプル講義を受けることができます。
講義は法律の基礎知識と民法に関する内容となっており、講義時間は約10時間となっています。
また、パンフレット・キャンペーンリーフ等が無料送付されます。
資格スクエア
引用:資格スクエア公式サイト
必須登録内容:氏名、メールアドレス、パスワード
制限:56回
内容:実際の講義画面56回分が視聴可能となっており、視聴速度を21段階で変更させることができます。
講義内容も充実しており、主な視聴可能な講義は次の通りです。
- 法学入門1~3
- 憲法入門
- 民法入門
- 刑法入門
- 民法基礎講義Ⅰ、Ⅱ
- 民法基礎問講義
- 民法論文過去問講義
- 憲法基礎講座Ⅰ、Ⅱ
- 憲法基礎問講義
- 憲法論文過去問講義
- 刑法基礎講義Ⅰ、Ⅱ
- 刑法基礎問講義
- 各講義導入レクチャー
辰巳法律事務所
引用:辰巳法律研究所公式サイト
必須登録内容:氏名、メールアドレス、パスワード、郵便番号、住所、生年月日、性別、電話番号、視聴請求先
制限:特になし
内容:以下のパンフレットを無料請求することができます。
- パンフレット▼2025年予備試験合格講座
- パンフレット▼2024年合格目標 予備試験 短答&論文対策講座
- パンフレット▼辰巳の基礎講座2024 秋スタート
TAC
引用:TAC公式サイト
必須登録内容:なし
制限:特になし
内容:YoutubeでもUPされている動画をまとめて確認することができます。
入門編や基礎編といった分野を1~2時間でまとめられており、数本の動画を無料視聴することができます。
BEXA
引用:BEXA公式サイト
必須登録内容:氏名、メールアドレス、パスワード、居住の都道府県
(フェイスブックやGoogleでもサインイン可能です)
制限:特になし
内容:様々な講座を紹介しているサイトです。
右上の検索枠で「予備試験」と検索することで、予備試験関連の講義を表示することができます。
無料の講義も多く公開されていますので、自分にあった動画がないか確認してみましょう。
無料動画の視聴は司法試験予備試験対策として有効?
これまで予備試験対策の無料動画を解説しましたが、無料視聴のみで予備試験を突破することは難しいといえます。
アガルートアカデミーのHPでは、令和5年度の予備試験合格者は3.6%となっており、法科大学院生でも合格率4.2%となっています。
予備試験合格率は何年もスクールに通っている社会人や法科大学生がチャレンジした結果となっているため、無料視聴だけで試験の重要ポイントを全て補う事はおすすめできません。
予備試験合格に必要な最低学習時間は約3,000時間だと前述しましたが、効率良く確実に加点できる学習方法が伴っていなければ合格まで何年も費やすことになります。
何故無料動画だけでは予備試験突破が難しいのでしょうか?大きく分けて2つの理由があります。
Youtube動画や無料講座は学習方法の動画が殆ど
予備試験の学習内容は習得レベルで大きく内容が変わってきます。
そのため、Youtube動画は視聴回数が増える動画にするためにスタートアップの内容にすることが多く、本格的な学習内容に踏み込んだ内容の動画は少ないです。
予備校やオンラインスクールの無料講座においてはポイントをまとめた動画を無料公開していますが、全てのポイントをまとめているわけではありません。
そのため、予備試験合格に必要なポイントを全て抑えるためには予備校やスクールを利用することをおすすめします。
無料視聴だけで合格するのならスクールは存在していない
そもそも無料動画だけで予備試験に合格するのであれば、予備校やスクールは存在していません。
予備試験合格に必要な受講料は、学校にもよりますが50~100万円近く必要になります。
多くの受験生が受講料を支払い、日夜学習し続けてようやく合格できるのが予備試験です。
予備校やスクールの利用者数が無料視聴だけでは学習内容が足りないということを物語っているといって良いでしょう。
司法試験の難易度は高い?他資格とのランキング比較や合格率・偏差値・勉強時間の目安について解説
司法試験予備試験の無料動画は見ておいて損はない
予備試験の対策動画は多く配信されており、資格スクエアやアガルートアカデミー、TACといった大手通信講座会社が無料動画を公開しています。
その他にも司法書士や弁護士が解説したYoutubeチャンネルでも予備試験に関する動画を視聴することができ、これから予備試験の学習を始める方向けの動画からポイント解説動画まで様々です。
しかし、全ての動画を視聴できたとしても予備試験突破に至る知識の習得は難しいです。
最低学習時間が3000時間と言われる学習内容を全て無料配信で補うことが難しく、効率良く学習するためには予備校やスクールに通う必要があるでしょう。
そのため、予備試験を最短で突破するためには、無料動画と予備校やスクールを併用し効率良く学習できる環境づくりに無料動画を利用していきましょう!