行政書士試験は1年に1回の試験のため、スケジュールを立て計画的に勉強を進めていく必要があります。
しかし学習を進めいよいよ試験を直前に控えた際、どのような対策を行うべきかわからないといった方も多いと思います。
行政書士試験の勉強ではどのように直前対策を行うかが合格を左右します。
この記事では行政書士試験の直前対策の方法と直前対策におすすめの予備校などについて解説していきます。
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行政書士試験の直前期っていつから?
「直前期」といっても直前の定義は人によって様々です。
ここでは、行政書士試験における一般的な直前期とはどの時期を指すのかについて解説していきます。
行政書士試験の直前期とは
行政書士試験は毎年11月に実施され、直前期とは試験2ヶ月前からの時期を指します。
直前期の対策は非常に重要で、この期間に合否が決まるといっても過言ではありません。
直前期までに一通りのインプットとアウトプットをすませて、直前期に入ってからはピンポイントで得点に結びつく勉強を進めていくことが大切です。
行政書士試験では初めて法律を勉強する場合およそ1年かけて勉強する必要があることから、試験前2ヶ月はまさにラストスパートというべき時期と言えるでしょう。
行政書士試験の直前期にやるべき直前対策とは
前項では試験2ヶ月前が直前期で、この期間の勉強が合否を左右することについてご紹介しました。
試験の直前期にはより一層気を引き締めて勉強することが大切です。
では具体的に直前期に何をすれば良いのかについて解説していきます。
暗記科目を仕上げる
行政書士試験は試験範囲が広く、その分暗記するボリュームが非常に多い傾向にあります。
そのため、暗記科目の総仕上げを直前期に行うことは得点力アップに効果的です。
試験日に近い期間に暗記した項目の方が記憶も新鮮で忘れにくいというメリットもあります。
もちろん0の状態から直前期だけで暗記を完了させることは難しいため、直前期に入る前に一通りの暗記を済ませておくことが必要です。
直前期には曖昧になっている部分などピンポイントで暗記分野の補強を進めていきましょう。
模試を受ける
本番に備えて模試を受けることで当日の問題形式に事前に慣れておくことも効果的です。
知識のインプットだけではいざ問題を解こうとしたときに知識の点と点を結びつけることが難しいです。
実際の問題を解くことで記憶の定着につながり本番の雰囲気にも慣れることができるため、一石二鳥の効果が期待できます。
さらに実際の試験では限られた時間の中で問題を解く必要があるため、模試で解答のスピード感を把握しておくことで落ち着いて本番に臨むことができます。
苦手な箇所を理解する
憲法・民法・商法など行政書士試験の試験範囲は膨大なため、おのずと苦手分野がある方も多いと思います。
直前期には苦手分野を集中して勉強することが効果的です。
直前期という限られた2ヶ月間の中ですでに理解を深めている箇所ばかり勉強していては得点力アップにはつながりません。
時間を効率的に使うという意味でも、苦手な箇所を理解することに集中すると良いでしょう。
記述の対策を行う
行政書士試験では選択式問題以外に記述式の問題も出題されます。
1問20点の問題が3問出るため、300点満点中60点と全体の1/5の点数が記述式で占められています。
そのため、記述式問題を制すれば合格に大きく近づくことが期待できます。
直前期まではインプットを中心に勉強することが多いため、直前期にはアウトプットを兼ねて記述式問題の対策を行うことが効果的です。
事例を図に書く練習を行う
行政書士試験の民法分野で高い得点力を持つ方は、事例分析の正答率が高い傾向にあります。
事例問題では登場人物が複数人いる場合図を書いて整理しながら考えることが効果的です。
実際に問題を解きながら図を書く練習を進めていきましょう。
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行政書士試験2週間前になったら最後のおさらいを
試験までいよいよ残り2週間となったら、最後の総仕上げを行いましょう。
最後まで気を抜かずに準備して本番にはリラックスして挑むことが大切です。
ここからは試験2週間前に行うべき勉強方法について解説していきます。
全体を再度見直す
試験2週間前になったら、特定の分野に絞らず全体を見直すことが大切です。
見直しの際は新しいテキストは買わずに今まで使ってきたテキストの見直しを行いましょう。
特に最初の頃に勉強した分野は記憶が薄れてきている可能性があります。
改めて復習することで記憶を思い起こすようにしていきましょう。
苦手分野の再確認
直前期の対策について苦手分野の克服が重要ということを解説しました。
2週間前には苦手分野の理解が深まっているか改めて確認しましょう。
まだ十分でない場合は、テキストの見直しや問題演習を通して克服を目指すことが大切です。
予想問題を確認する
2週間前の最直前期には、予想問題を確認することも得点力アップのために効果的です。
予想が的中すれば確実に得点を稼ぐことができるのでおすすめです。
また最近では予備校がYouTubeで予想問題を解説する動画もあるため、お金をかけずに直前対策をすることも可能となっています。
今まで解いた問題を繰り返し解く
今まで問題集などで解いたことのある問題を改めて解くことも記憶を定着させるのに効果的です。
試験2週間前という直前に新しい問題集に手を出すと逆に頭が混乱してしまうかもしれません。
慣れ親しんだ問題集を繰り返して知識を確実に固めていくことが大切です。
直前対策講座を受講するのもおすすめ!
テキストや問題集を一通り終えると、この後どうやって勉強すれば良いのかわからないといった方もいると思います。
そのような方には直前期の勉強として予備校の直前対策講座を受講することをおすすめします。
予備校の直前対策講座受講のメリット
予備校の直前対策講座は直前期に効率的に得点力アップを図ることができます。
これまで独学で勉強してきた方も直前期だけ受講することが可能です。
苦手分野がある方は、自力で勉強するよりも予備校に頼った方が克服は早いかもしれません。
また試験の予想問題や模試も受けることができるため、効率よく勉強したい方は受講を検討してみてはいかがでしょうか。
予備校の直前対策講座を受講した方が良い方の特徴
予備校の直前対策講座は自分の理解度を確認したい方や苦手分野をなくしたい方などにおすすめできます。
実際に予想問題や模擬試験を受けてみないと自分の実力は見えづらいものです。
そのため直前期に自分の実力を知り、不足している箇所を重点的に勉強することが合格への近道となります。
また、独学で勉強を進めてきた方は苦手分野だけでもプロに教えてもらった方が効率的に理解することができます。
予備校の直前対策講座を上手く活用して得点力アップを目指しましょう。
直前対策におすすめの予備校6選!
前述してきたように、行政書士試験の直前期に効率良く勉強するには予備校の直前対策講座がおすすめです。
ここからは直前対策におすすめの予備校6選を紹介します。
6つの予備校の料金比較
まず初めに、下記の表で6つの予備校の料金を比較してみましょう。
アガルート | 直前対策3講座パック|72,600円 |
---|---|
フォーサイト | 各講座|10,800円 3講座セット|27,800円 |
LEC | 過去問徹底解説講座|88,000円 商法・会社法徹底解説講座|15,400円 他 |
資格スクエア | まとめて対策パック|33,000円 |
伊藤塾 | 合格必勝パック|81,900円※2024年版は未定 |
TAC | やまかけ総チェックweb講座|13,200円※2024年版は未定 DVD講座|19,800円 他 |
アガルート
アガルートでは択一式1,000問・記述式80問・模擬試験の3つがセットになった直前対策講座があります。
予想問題を大量に解くことは今までの理解の確認と補強に繋がるため、総仕上げとして非常におすすめの講座です。
フォーサイト
フォーサイトの直前対策講座には記述問題対策編・一般知識対策編・択一対策編の3種類があり、必要に応じてピンポイントで対策講座を受講できます。
択一問題は問題ないが記述式が苦手、といったような方は記述式編を選ぶなど苦手問題を重点的に対策することが可能です。
また他の予備校と比べて安価なのも特徴の一つです。
3講座合わせても27,800円で受講できるため、あまり費用をかけたくない方におすすめです。
LEC
LECでは記述演習・過去問講座・商法会社法特訓講座などより細かく絞った対策を行うことができます。
また過去問を使った解説講座・問題演習講座もあるため、実践に近い形式で得点力アップを図ることができます。
少し費用は高めですが、過去問を徹底的に理解することで合格率のアップが期待できます。
資格スクエア
資格スクエアでは記述式・一般知識・直前総仕上げの3点セットになったまとめて対策パックがおすすめです。
約40時間程度の学習で記述式・一般知識・直前対策が身につくため大変おすすめです。
短時間でのインプット・アウトプットができるため、短い期間で合格を目指したい方におすすめの講座です。
伊藤塾
伊藤塾の「合格必勝パック」では、32時間の講義・3回の演習+2回の模擬試験によって直前期の総仕上げを行うことができます。
講義では行政書士試験各科目のスピードチェックに加えて記述式問題の解法講座や出題予想の講座もあり、一通りの対策が1セットにまとまっています。
効率良く総仕上げを行える講座としておすすめです。
TAC
TACの直前対策講座では、各科目の対策講座に加えてやまかけ総チェックという問題予想講座があることが特徴です。
この講座は近年の出題傾向を徹底的に分析しており、全3回の講座で重要ポイントを学ぶことができます。
一通りの学習を終え、最後のまとめとして受講するのにおすすめの講座です。
他にも、地方自治法対策講座や改正個人情報保護法など分野を絞った対策講座も用意されています。
行政書士試験の直前期の対策方法まとめ
この記事では、行政書士試験の直前対策と直前対策におすすめの予備校などについて解説しました。
この記事の内容のまとめは下記の通りです。
- 行政書士試験の直前期=試験2ヶ月前から
- 行政書士試験の直前対策方法は「暗記科目を仕上げる」「模試を受ける」「苦手分野の勉強」「図解の練習」などが効果的
- 行政書士試験2週間前には「全体の見直し」「苦手分野の再確認」「予想問題を解く」などの対策が効果的
- 直前期は予備校の直前対策講座の受講もおすすめ
この記事を参考にして、行政書士試験のラストスパートを頑張りましょう!