就職や転職のために行政書士資格や税理士資格を取ろうと考えている方も少なくないのではないでしょうか?
また、行政書士資格と税理士資格の両方とも取得するダブルライセンスのメリットはどのようになっているのでしょうか?
今回は行政書士と税理士の仕事内容の違いやダブルライセンスのメリットなど詳しく紹介していくので、受験を考えている方は参考にしてみて下さい。
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行政書士と税理士の仕事内容の違いは?
行政書士と税理士の仕事内容はどのようになっているのでしょうか?
仕事の内容の違いを見ていく際に独占業務があるのかが重要になってくるので、行政書士と税理士の独占業務の違いについて見ていきます。
行政書士の仕事の内容は?
最初に行政書士資格の独占業務について見ていきます。
行政書士の独占業務は「官公署に提出する書類・権利義務及び事実証明に関する書類・官公署への提出代理」となっています。
顧客に変わって専門知識を活用して書類の作成や提出を行うのが行政書士の仕事であり、高い専門性が求められます。
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税理士の仕事内容は?
税理士の独占業務は「税務代理」「税務書類の作成代理」「税務相談」の3つが税理士の独占業務となっています。
税理士は税に関する専門知識を活かして、顧客に変わって書類作成や納税に関する業務を行います。
また、納税や節税に関するアドバイスや相談に乗るのも税理士の立派な仕事となっています。
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各資格の難易度の違いは?
先程は行政書士資格と税理士資格の仕事内容の違いについて紹介してきました。
各資格の取得難易度や難易度の違いはどのようになっているのでしょうか?ここでは各資格の難易度について紹介していきます。
行政書士の難易度は?
行政書士資格の難易度を合格率からみていきます。
行政書士資格の過去5年間の合格率は以下のようになっています。
年度 | 合格率 | 受験者数 | 合格者数 |
---|---|---|---|
2023 | 13.98% | 46,991名 | 6,571名 |
2022 | 12.13% | 47,850名 | 5,802名 |
2021 | 11.18% | 47,870名 | 5,353名 |
2020 | 10.72% | 41,681名 | 4,470名 |
2019 | 11.48% | 39,821名 | 4,571名 |
2018 | 12.70% | 39,105名 | 4,968名 |
上記を見て分かるように過去5年間の合格率は10%〜15%と難易度は比較的高いことが分かります。
受験者数も多くなっており競争率が高い資格となっていますね。
行政書士試験合格までに必要な勉強時間は予備校に通った場合、800時間程度です。
また、独学で行政書士資格の対策を行った場合さらに学習時間が伸びて800~1000時間の学習時間が必要と言われています。
合格率や必要な勉強時間から見ても難関な資格ですね。
税理士の難易度は?
次に税理士の難易度を合格率から見ていきます。
年度 | 合格率 | 受験者数 | 合格者数 |
---|---|---|---|
2023 | 21.7% | 7,125名 | 32,893名 |
2022 | 19.5% | 5,626名 | 28,853名 |
2021 | 18.8% | 27,299名 | 5,139名 |
2020 | 20.3% | 26,673名 | 5,402名 |
2019 | 18.1% | 29,779名 | 5,388名 |
税理士資格も行政書士と同様に合格率は15~20%程度となっており、決して高い合格率とは言えません。
また、税理士を合格するために必要な勉強時間は一般的に3,000時間と言われています。
税理士資格は11科目の内5科目の合格が必要で、さらに1科目毎の範囲も広いのが特徴です。
このように、税理士資格は合格率も低く、勉強時間も膨大となっており難易度の非常に高い試験となっています。
難しいのはどっちの資格?
両者の合格率や受験数などは似通った数値となっていますが、勉強時間で圧倒的な差があります。
行政書士資格は独学でも800~1,000時間程の勉強時間ですが、税理士資格はその倍以上の3,000時間が必要になってきます。
また、税理士資格はマークシート式の問題はなく、全て記述式であることも難易度の高さを助長している要因と言えます。
結論としては税理士資格の方が取得難易度は高いと言えます。
取得した方良い資格はどっち?
行政書士と税理士資格のどちらを取得すればいいのか迷っている方もいらっしゃるかもしれません。
行政書士と税理士に向いている人の特徴をそれぞれ紹介しますので、参考にしてみて下さい。
行政書士を取得した方が良い人は?
行政書士資格の取得が向いている人は、独立・開業をして仕事をしていきたい方におすすめの資格となっています。
前述した通り、行政書士の資格は顧客に変わって書類作成などを行うのが業務で黙々と1人で作業すること多いです。
コツコツと書類作成や資料作成を作ることが好きな方は、行政書士資格の取得をおすすめします。
税理士を取得した方が良い人は?
税理士は税に関することを取り扱うので細かい数字が得意な人が向いています。
また、税理士の仕事は行政書士とは違ってスタッフと連携して業務を行うこともあるので、この点は行政書士と税理士資格の違いと言えます。
税理士は行政書士資格と同様に独立・開業をすることができるので、将来性や安定がある仕事となっています。
行政書士・税理士のダブルライセンスもおすすめ
行政書士と税理士は資格の相性がよく、ダブルライセンスになることで有利に働く場面が多くなっています。
業務としては、行政書士で会社の設立のサポートを行い、次に税理士資格の知識を活かして顧問契約などを行うことができるので、一連の流れを1人で完結することができます。
就職や転職の際もダブルライセンスを取得しているとかなり有利に働くので、行政書士資格を取得した方は税理士資格を目指してみてはいかがでしょうか?
また、税理士資格に合格した場合には行政書士試験を受けなくても、行政書士として登録することができます。
しかし、難易度や勉強時間が大幅に違うので最初に目指す資格は行政書士をおすすめします。
行政書士と税理士のダブルライセンスを目指すならアガルートがおすすめ
行政書士も税理士資格も難易度が非常に高い資格であり、独学での取得は不可能ではないですが予備校や通信講座を利用するのがおすすめです。
今から紹介するアガルート通信講座は行政書士資格において様々な魅力やカリキュラムがあるので、受講を考えてみてはいかがでしょうか?
アガルート通信講座の特徴は?
アガルート通信講座の最大の特徴としては合格率が挙げられます。
行政書士試験におけるアガルート受講生の合格率は56.17%と、全国平均の4.63倍です。
このような合格率を叩き出せているのはアガルートの講座はプロ講師が監修していたり、フルカラーの分かりやすいテキストのおかげです。
また、カリキュラムもレベル別で分かれているなど様々な工夫が凝らされています。
行政書士試験|【2024年合格目標】入門総合講義/入門総合カリキュラム(フル・ライト)
【2024年合格目標】入門総合講義/入門総合カリキュラムはゼロから本格的に行政書士試験の学習をスタートする方向けのカリキュラムとなっています。
名前の通り、行政書士の基礎から重点的に学ぶことのできる講義やテキストが揃っています。
アガルートのテキストは充実しているのが特徴となっており、カリキュラムで出題範囲の97.8%をカバーした実績もあります。
行政書士試験|【2024年合格目標】中上級総合講義/中上級総合カリキュラム(フル・ライト)
【2024年合格目標】中上級総合講義/中上級総合カリキュラムは行政書士の学習経験がある方が、一気に合格レベルまで学力を引き上げるためのカリキュラムとなっています。
このカリキュラムは正答率が6割以上の方、問題演習に力をいれたい方、一通りの学習を既におえて、仕上げの力を入れたい方におすすめです。
問題演習を中心的に繰り返すこちらのカリキュラムは合格の確率を大幅にあげることが期待されます。
行政書士試験|【2024年合格目標】上級総合カリキュラム(フル・ライト)
【2024年合格目標】上級総合カリキュラムは行政書士に関する知識が定着しており、合格まであと一歩の方が、余裕を持って合格するためのカリキュラムとなっています。
こちらのカリキュラムは本試験で160点を獲得することができる方、合格まであと少しの方、他の受験生にはない確固たる知識レベルで自信をつけたい方におすすめのカリキュラムです。
確実に行政書士の試験に合格するために、知識の強化や他の受験生との差別化をはかることができます。
行政書士と税理士の違い|まとめ
いかがだったでしょうか?今回は行政書士と税理士の仕事内容や違い、ダブルライセンスのメリットについて紹介しました。
行政書士資格と税理士資格はダブルライセンスで取得するのがおすすめで、就職や転職でかなり有利に働きます。
しかし、行政書士資格も税理士資格も難易度が非常に高い国家資格となっており、独学での学習が不安な方は通信講座を利用してみるのも1つの手段です。
アガルート通信講座は優秀な合格実績と豊富なカリキュラムがあるので自分の目的に合ったカリキュラムを選ぶことができます!