福祉レクリエーションワーカーは幅広い年齢層の男女が目指せる、重要性や需要性も高まっていく資格です。
福祉レクリエーションワーカー資格取得者は他にも福祉レクリエーションコーディネーターと呼ばれております。
福祉レクリエーションワーカーの資格は「民間資格」です。
資格広場は、福祉レクリエーションワーカーになるには?福祉レクリエーションワーカーなるためには?福祉レクリエーションワーカーになりたいを応援しております。
福祉レクリエーションワーカーに必要な知識・受験資格
協会の主催する通信講座の受講資格は、満18歳以上で、レクリエーション・インストラクター資格取得のための講座や養成講習会を受講し50時間を修了している人、または、公益財団法人日本レクリエーション協会の認可を受けた大学や短期大学・福祉系専門学校を卒業した人、レクリエーション・コーディネーターやグループレクリエーション・ワーカーの資格を持っている人に与えられます。講座受講後、資格試験(審査会)が行われます。筆記試験と実技試験には、社会福祉、福祉環境に関する基礎的知識や援助技術、福祉レクリエーションに関する専門的知識、援助技術等幅広い問題が出されます。これらの専門知識に加え、対象者のニーズを把握する力、レクリエーションプランを立てる企画力や実行力、コミュニケーション能力等も必要になります。
福祉レクリエーションワーカーの資格は「公益財団法人日本レクリエーション協会」が運営管理を行っております。
公益財団法人日本レクリエーション協会とは:
公益財団法人日本レクリエーション協会は、福祉レクリエーションワーカー試験を実施する団体です。1938年に日本厚生協会として設立され、2011年に公益財団法人日本レクリエーション協会に改称されました。
福祉レクリエーションワーカーの仕事内容
高齢者や障害のある人が施設で過ごす際、周りとなかなか打ち解けられず、自分の殻に閉じこもってしまったり、他の人と話したくてもどうコミュニケーションを取ればいいのかわからずに孤立してしまうケースが多く見られます。その結果、施設で生活するのが嫌になり退所してしまったり施設を転々として同じことの繰り返しになってしまいます。福祉レクリエーションワーカーは、施設で暮らす人が喜びや生きがいを見つけ、自尊心を保ち健康的に輝く生活が送れるよう、レクリエーションの時間を工夫して企画立案する仕事です。また、施設の中の企画だけでなく、お祭りやバザー等の地域イベントを通じて福祉施設と地域社会との壁が無くなるようなイベント企画や運営、ボランティアスタッフの養成やコーディネートも行います。さらに、一人暮らしの高齢者宅を訪問したり、街づくりや障害者施設を建設する際のバリアフリーの環境づくりのアドバイスなど、その活躍は施設の中だけにとどまらず、地域社会との橋渡しをする、幅の広いやりがいのある仕事です。
福祉レクリエーションワーカー資格の勉強法
協会の主催する150時間にも及ぶ通信講座には机上の学習はもちろんのこと、現場実習等も組み込まれていますので、これらを確実にこなして幅広い知識や現場での探求力・行動力・企画力・コミュニケーション能力等を身につけることができれば、最終資格試験(審査会)の筆記・実技試験にも自信を持って臨むことができるでしょう。
福祉レクリエーションワーカーの試験料・試験内容・難易度・合格発表について
福祉レクリエーションワーカーの資格試験料
まず協会の主催する講座を受けるのに70,000円かかります。さらに、資格試験を受けるのに受験料5,142円、初年度のみの公認料10,285円かかります。その後2年ごとに更新が必要なので、その都度登録料16,458円がかかります。
福祉レクリエーションワーカー試験・検定の年間試験回数
年2回、8月下旬と2月下旬に行われています。
福祉レクリエーションワーカー試験科目等の内容
公益財団法人日本レクリエーション協会の主催する150時間の通信講座を受け、課題をこなし都度レポートを提出します。このレポートが不合格であれば再提出して合格を取ります。尚、介護福祉士や社会福祉士、保育士、保健師、看護師の資格を持っている人はレポート課題が一部免除されます。全ての講座を修了すれば受験資格が得られ初めて資格試験に挑戦できます。筆記試験と実技試験が行われ、合否が判定されます。この試験が講座の卒業試験のような形になり、合格すればこの資格を取得することができます。
福祉レクリエーションワーカー資格の難易度
資格試験(審査会)の合格率は約80%ですので、協会の主催する通信講座を最後までしっかりと受け、幅広い知識を身につければ取得することができるでしょう。
福祉レクリエーションワーカー資格の合格率
講座を受け全過程を修了し、資格試験(審査会)を受けた際の合格率は約80%です。
福祉レクリエーションワーカー試験の合格発表
協会が主催する通信講座を受け、資格試験(審査会)で筆記試験と実技試験を受け、約1ヶ月後に合否通知が送られます。
福祉レクリエーションワーカー資格取得後の就職先・年収・報酬相場
福祉レクリエーションワーカー所持者の職業例
介護老人福祉施設、介護老人保健施設、老人デイサービスセンター、医療施設、ボランティア団体
福祉レクリエーションワーカーに向いている人
福祉レクリエーションワーカーは、高齢者や障害者の施設内での活動にとどまらず、地域社会との架け橋的な役割も担い、幅広く活躍します。そのため、数ある福祉の仕事の中でも、特にコミュニケーション能力が秀でており、一緒に自分も楽しみながら人を楽しませることが大好きなボランティア精神に富んだ人に向いているといえます。
福祉レクリエーションワーカーと同じ分野の他の資格
レクリエーション・インストラクター、レクリエーション・コーディネーター、福祉レクリエーション・ワーカー、余暇開発士、余暇生活開発士
福祉レクリエーションワーカーの年収・給料相場
基本的に福祉レクリエーションワーカーとしてメインで働いている人はほとんどいません。元々の仕事、介護福祉士や作業療法士、看護師、幼稚園教諭などがサブスキルとして取得する場合が多いので、平均年収はそれぞれの主職種の給料収入に準じる形になります。参考までに介護福祉士の平均年収は350万円前後となっているようですが、レクリエーションの専門的知識を持っている人は少ないので、職場によっては資格手当が上乗せされるところもあるようです。
福祉レクリエーションワーカーの現状
資格を取得する人は年々増えてはいるものの、元々持っている仕事のサブ的なものとして取得する人が多いので、一般的にはまだ認知度が高いとはいえません。しかし急速に高齢化社会が進む中、高齢者や障害者が快適に楽しく生活を送ることができるよう、この資格の必要性は高まっていると思われます。
福祉レクリエーションワーカーの将来性
この資格はこれをメインで仕事をするというよりも、実際に福祉・介護関係の仕事についてから取得する人が多いようですが、超高齢化社会を迎えるにあたり、老人福祉や介護の施設も次々と作られ、多くの人が共同生活を送る環境が増える中で、レクリエーションを充実することはさらに重要になってきています。他の専門家との連携を取りながら、高齢者や障害者の一人一人がより楽しく快適に生活していける手助けになるこの資格の重要性はさらに上がっていくことでしょう。
福祉レクリエーションワーカーの独立について
この資格をメインで仕事をするというのはなかなかありません。既に他の資格や仕事を持っている人、例えば介護職各福祉・介護施設長、ケアマネジャーや福祉・介護サービス提供責任者、理学療法士、作業療法士、保育士、幼稚園教論、生活相談員、介護予防や子育て支援のボランティア等、福祉や介護等多岐に渡る仕事を持つ人が、それに加えて取得する傾向にあります。
福祉レクリエーションワーカー資格を所有している主な著名人
該当なし