美容資格って簡単なの?おすすめの資格を紹介! 更新時間 2023.08.10
美容資格を簡単に取得したいと考えている方は、資格取得にかかる学習時間や合格率を入念に調べることが重要です。
また、資格自体の価値を知ることも大切で、なんの効果もなければ、取得する意味がありません。
今回は、比較的簡単に取得できる美容資格について紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
美容資格って簡単に取得できる?
そもそも美容資格は、簡単に取得できるのでしょうか?
最短で資格を取得したい方に向けて、詳しく解説していきます。
美容師資格を受験するには最低2年かかる
美容師になるには、必ず美容師養成施設を卒業し、美容師国家試験に合格しなくてはなりません。
そのため、美容系の資格の中でも簡単に取得できない資格の1つです。
一般的に、美容学校での学習には最低2年かかり、夜間学校や通信課程になると3年は必要になります。
これは、髪型やメイクの技術を習得し、お客様に高品質なサービスを提供できるようになるための必要な時間です。
美容資格の難易度はそれほど高くない
一般的な美容資格の難易度はそれほど高くありません。
美容師免許を除くと、ほとんどの美容系資格は民間資格です。 そのため、無理のない学習時間で取得できる資格が多く、習得するカリキュラムも工夫されています。長くかかったとしても、1年ほどで修了できる検定資格がほとんどで、中には1ヶ月以内で取得できる資格もあります。
簡単すぎる美容資格は履歴書に書けない
勉強する期間や受験費用を抑えたい方にとって、簡単に取得できる資格はメリットが豊富です。
しかし簡単すぎる資格は、就職や転職で専門的な知識やスキルをアピールできないことがあります。
また知名度が低い資格の場合、一般的な雇用主や顧客から信頼されない可能性も高いでしょう。
履歴書やポートフォリオに載せる資格は、一定の専門性と技術を示すものでなければなりません。
したがって、簡単な資格を取得する前に、将来のキャリア目標と照らし合わせて検討することが大切です。
美容について、ネイルに興味があるという方は 「ネイル資格の種類は?それぞれの試験内容の違いや取得方法をご紹介」も参考にしてみてくださいね。
1日で簡単に取得できる!おすすめ美容資格
本章では、たった1日で取得できる、おすすめの美容資格を紹介します。
受験費用や取得できる知識・スキルについても解説していますので、参考にしてください。
美肌エキスパート
美肌エキスパート養成講座は、美肌に関する幅広い知識を1日で学べるコースです。
一般社団法人 日本エステティック協会認定の美容資格で、検定に合格すると「AJESTHE美肌エキスパート認定証」が取得できます。
講座では、肌の働きと仕組み、スキンケアの必要性、美肌と肌タイプ、基本的なスキンケアについて詳しく学びます。
美肌検定の試験は筆記式のマークシート方式で行われ、試験時間はわずか1時間です。
美肌を追求し、資格を活かすチャンスが手軽に得られるこの講座は、美容業界でのキャリアを築くための一歩としておすすめです。
公認インナービューティートレーナー(IBT)
公認インナービューティートレーナーは、「一般財団法人 内面美容医学財団」が主催する資格です。
充実の8時間集中講座を提供しており、内面美容における理論や知識、最新の水素・酵素栄養学、ミトコンドリアダイエット、食育に関する基本的な知識を習得できます。
この資格は、内面美容に特化しており、体の内側から美しさを追求する方法を包括的に学べるのが特徴です。
同時に、美容に関する知識も習得できるため、ファスティングメソッドを活用した食生活に関するアドバイスもできるようになります。
ただし、1日の受講料は110,000円と高めで、さらに年間費も必要です。
それでも、内外からの美しさを追求する方にとって、価値ある資格であることは間違いありません。
ヘアセットマイスター検定
ヘアセットマイスター検定は、日本ヘアセット・ヘアアレンジ協会が主催する未経験者向けの資格です。
たった1日で取得できる資格で、ヘアセットに興味を持っている方であれば誰でも受講できます。
検定試験においては、まず3時間のセミナーを受講する必要がありますが、技術に自信がある方は試験のみで問題ありません。
メイクアップアーティストや着付け師、自身や子供にヘアアレンジの技術を提供したい方にもぴったりの資格です。
試験合格後すぐにライセンス発行が可能なので、技術向上のスタート資格としておすすめできます。
色彩検定資格3級
色彩検定は、色に関する知識と技能を問う試験で、公益社団法人色彩検定協会(A・F・T)が主催しています。
色彩検定資格を取得することで、色彩に関する知識と技能を身につけることができます。
色彩検定は幅広い年齢層の人々に受験されており、受検資格の制約もありません。
色彩やデザインの専門職でなくても、ファッションのコーディネートから、日常の食事やインテリアの色選びまで幅広い場面で役立ちます。
とくに、美容・アパレル業界で高い知名度を持つ色彩検定は、美容やファッションに携わる職業にとって貴重な資格です。
メイクアップアーティスト、ネイリスト、ファッションコーディネーターなど、美容・ファッション分野でのキャリアにおいて重要な一歩となるでしょう。
3級の検定料は7,000円で、2021年度の合格率は76.8%です。
公認妊活マイスターBasic
公認妊活マイスターは、たった5時間の講義とレポートで取得できる、妊活に特化した公認資格です。
受講場所は東京・大阪・福岡などで、オンライン(動画)で受講することもできます。
講座を受けてレポートを提出したあと、合格者には主催者(IBMF)からディプロマが発行されます。
医学会が監修した最新のエビデンスのある知識に加えて、最新栄養学をはじめとする妊活に関する正しい知識を習得することが可能です。
妊活はこれからも需要が増えていく分野だと考えられており、資格を取得することで、一生モノのスキルが身につきます。
受講料は41,800円で、別途年会費が必要です。
受験料が無料!おすすめ美容資格
次に、お金をかけずに資格取得できる、おすすめの美容資格を紹介します。
日本化粧品検定3級
日本化粧品検定3級は、無料で入手可能なコスメ検定としても知られています。
この資格は、美容に関する幅広い分野の知識をテストするもので、美容の歴史、法律、スキンケア、ヘアケア、ネイルケア、オーラルケアなどが含まれます。
合格すれば、約1か月後に合格証明書が送られてきます。
美容に情熱を持っている人なら、勉強せずに一発合格する可能性もあるかもしれません。
もし不合格の場合でも、何度でも再受験が可能です。
独学でネイリストになりたい方は 「独学でネイルの資格は取得できる?自力で学ぶメリット・デメリットを解説」も参考にしてみてくださいね。
化粧品成分検定3級
スキンケアに興味がある人におすすめなのが、化粧品成分検定3級です。
化粧品成分検定3級の資格は、化粧品やボディケア製品に含まれる成分に特化したもので、ヒアルロン酸、エタノール、サリチル酸などの成分の目的や特性に関する知識が問われます。
成分についてのある程度の知識が必要なため、難易度は高めです。
コスメマイスター・ライト
「コスメマイスター・ライト」は、化粧品と医薬部外品の違い、パッケージの読み方、スキンケアの基礎知識などが問われる資格です。
これは、一般消費者が正しく化粧品を選んで使用するための知識を提供することを目的としています。
スキンケア製品を選ぶ際に、効果の判断方法や保管方法などを知っている人にとっては、合格は容易でしょう。
受験料は無料ですが、合格証明書の発行には1,100円、認定カードは3,300円が必要です。
美容系資格を取るメリット
就職や転職がしやすい
美容系の資格を取得することは、就職や転職において大きなアドバンテージとなります。
美容業界は常に需要があり、美容師やエステティシャン、メイクアーティスト、ネイリストなどの専門職が求められています。
美容系の資格を持つことで、求人市場での競争力が高まり、理想の職場を見つけやすくなります。
独立や開業に役立つ
美容の分野で独立や開業を考えている場合、資格は信頼性を高め、クライアントからの信頼を獲得する一助となります。
美容師免許やエステティシャン資格など、適切な資格を持つことで、自分のスタジオやサロンを成功させる確率が高まるでしょう。
また開業に際して、法的な規制に対する適切な知識も必要です。
自分を磨くことで毎日が楽しくなる
美容系の資格を取得する過程は、自己成長と自分磨きの機会になります。
新しいスキルや知識を習得することで、自信がつき、仕事や日常生活においても楽しみが増えるでしょう。
美容の世界は常に進化しているため、学び続けることが楽しく、習得した知識を披露して周囲も幸せにすることができます。
ネイリストの講座費用に悩んでいる方は 「ネイル資格の費用相場を徹底解説!費用を安く抑える方法をご紹介!」も参考にしてみてください。
簡単な美容資格を取得するデメリットとは?
簡単に取れる資格は、もしかすると仕事や就職に役立たないかもしれません。
ここでは、簡単な美容資格のデメリットを紹介します。
スキルの深化が難しい
簡単な美容資格は、比較的短期間で取得できることが多い一方、深い知識や高度な技術を習得する機会が限られています。
このため、専門的なスキルや専門知識を追求したい場合には、簡単な資格では物足りなさを感じることがあるでしょう。
競争が激化する業界では限定的
美容業界において、特に美容師やエステティシャンなど競争が激しい職種では、簡単な資格だけでは他の競合者と差別化が難しい場合があります。
求職やクライアント獲得において、より高度な資格が要求されることもあるでしょう。
キャリアアップの制約がある
一部の美容職種では、簡単な資格だけでは昇進や高給取りのポジションに就くのが難しいことがあります。
上級の資格や専門的なトレーニングを受けた人材が優先される場合もあるため、キャリアの発展に制約があるかもしれません。
自分のペースで美容資格を取るなら通信講座がおすすめ
美容資格を取得したいけど忙しい日常生活や仕事がある場合、簡単な資格にチャレンジする方は少なくないでしょう。
学習時間も最小限で取れる資格は、忙しい方や美容初心者にぴったりです。
しかし簡単であることは、仕事や就職の武器にならないことを懸念する必要があります。
そんな忙しい方におすすめしたいのが、美容資格が自宅で取れる「通信講座」です。
通信講座を選ぶことで、自分のペースで学習を進めることができ、仕事や家庭、趣味との両立を図りながら資格取得を目指せます。
また経済的なメリットもあり、通常の講座に比べて受講料が割安なことが多く、費用や通学費を抑えることも可能です。
美容資格を簡単に取得するために、通信講座を検討してみてはいかがでしょうか。
自分のライフスタイルに合わせて学習し、美容の専門知識やスキルを身につけることができます。