副業で役に立つ資格とは?おすすめの資格もご紹介! 更新時間 2023.11.10
近年、多くの企業が副業を解禁し、柔軟な働き方である「テレワーク」が一般的になりました。
「休日を利用してお小遣いを稼ぎたい」
「資格をとって副業を始めたい」
「在宅で副業するには資格がいるのかな……」
このように、副業に向けて資格取得を検討する会社員や主婦の方も少なくないでしょう。
この記事では、副業に興味がある方に向けて、おすすめの資格や収益面でのメリットについて解説します。
新しい働き方の波に乗って、本業にプラスαの収入を得るためには、どの資格が有利なのでしょうか。
資格を取得し、副業を通じてキャリアを豊かにする一歩を踏み出しましょう。
副業に資格はいる?資格取得のメリットとは
まず、副業を始めるにあたり、資格が必要になるのかを考えていきましょう。
副業によっては資格が必要な場合がある
副業を始める際、特定の職種や業界によっては特定の資格が必要となることがあります。
例えば、法律や医療関連の仕事では、専門的な資格が要求されることが一般的です。
資格を取得することで、信頼性が高まり、クライアントから仕事を受注できるのであれば、資格取得には大きな意味があると言えるでしょう。
実務経験がないなら資格取得は有効
本業と異なる分野に挑戦する際や、実務経験がない場合には、資格があると有利です。
実務経験がなくても、資格を持つことで自分のスキルや知識を証明でき、クライアントや雇用主に自信を持ってサービスを提供できます。
また、新しい分野に挑戦する際にも、資格はスムーズなスタートを切るための武器になるでしょう。
資格取得による副業の年収アップ
資格を持っていることで、副業の収入を増やすことができる場合があります。
とくに需要の高い資格や専門的なスキルを持っていると、高単価で仕事を受けることができ、単価や時給が上がるのがメリットです。
資格取得は単なるスキルアップだけでなく、経済的なメリットをもたらしてくれるでしょう。
人気の資格が気になる方は「人気資格ランキング!2023年ver」から詳しく見ることができます。参考にしてみてくださいね。
副業で稼ぐには2つの方法がある
仕事には、時間労働型と成果報酬型があります。
時間労働型は「時間を切り売りする労働」で、働いた時間分だけ確実にお金になりますが、市場価値が上がりづらいのがデメリットです。
単価も安く、高収入を望むのは難しいかもしれません。
アルバイトやお小遣い稼ぎのサイト利用、代行業が「時間労働型」の仕事です。
一方で、成果報酬型は成果に応じて報酬が支払われる仕事を指します。
物品や制作物の販売など、小売店のオーナーとしてフリーランスで副業を行います。
ビジネスの成果によっては、起業に至るケースも少なくないようです。
Webメディアなどのネットビジネスや投資、車や空き部屋をシェアするレンタルビジネス、Webデザインやライティング、ハンドメイド制作といったクリエイティブ職も該当します。
単純にお金が必要な場合は、短期バイトや単発バイトで即お金になる労働集約型の仕事がおすすめです。
今後のキャリアを見据えた副業なら、得意なことを活かして成果報酬型に挑戦してみましょう。
40代からでも異業種に転職したい!という方は「40代からでもやり直せるおすすめ資格はある?転職にも使える資格も紹介!」から詳しく見ることができます。参考にしてみてください。
副業に役立つ稼げる資格おすすめ7選!
では、副業として人気の高い資格を7つ厳選してお届けします。
ファイナンシャルプランナー(FP)
ファイナンシャルプランナーは、個人や法人の資産運用や節税、相続対策などをトータルでサポートする資格です。
副業においては、クライアントの資産管理や財務相談などに活かせます。
資格取得の学習により、お金に関する幅広い知識を身につけ、自分の財産運用や家計管理にも役立つ資格です。
また、お金に関する記事の執筆が可能なため、副業の選択肢は多岐に渡るのも嬉しいポイント。
得た収入を適切に管理するスキルも身につけられるでしょう。
日商簿記検定
副業で経理関係の仕事を受注したいのであれば、日商簿記検定がおすすめです。
簿記は会計の基礎知識を評価する資格であり、ビジネスにおいて重要なスキルを身につけることができます。
副業として収入を得るには、2級以上の資格取得が望ましいです。
2級の合格率は約20%と低く、難易度の高い資格ですが、副業に加え転職にも役に立ちます。
宅地建物取引士
宅地建物取引士は不動産に関する専門知識を持つ資格であり、独占業務と設置義務を持つ人気資格です。
宅建士の資格を保有している人しかできない業務があり、副業や転職に活かせることはもちろん、資格手当が付く会社も多いようです。
資格取得者の中には、土日や繁忙期のみ不動産会社でアルバイトをしたり、資格予備校の講師をしたりと、さまざまな副業をしています。
合格率は15%前後と低めのため、試験に向けて<徹底した対策と勉強時間の確保が必要です。
行政書士
行政書士は、行政手続きや法的な書類作成に関する知識を持つ専門家です。
副業においては、法務相談や契約書の作成など、法的なサポートが求められる場面で活躍できます。
宅建業免許や飲食店営業許可の申請手続きなどは、副業として取り組みやすい仕事の1つでしょう。
独立開業を検討している方にとっては、本業にする前に経験を積み、人脈を作ったり経験を積めるといったメリットがあります。
英検・TOEIC
実用英語技能検定やTOEICは、ビジネスシーンでの実践的な英語力を証明する資格です。
グローバルな視野を持ちたい副業者にとって、国際的なコミュニケーションや業務が求められる場面で役立ちます。
英語に関する高いスキルがあれば、英語資格に関する記事を執筆したり、翻訳したりといった案件を受注できるでしょう。
また、グローバル化が進む日本においては、本業でも役立つ資格として取得をおすすめします。
調理師
調理師は、食品の調理技術や衛生管理に関する資格であり、安全な料理を作れる調理のプロです。
副業として料理教室の運営やケータリングサービスなど、食に関する仕事に活かせます。
そのほか、ブログやYouTubeなどでレシピを投稿したり、メニュー考案といった副業も可能です。
プログラミング資格
プログラミング資格は、IT分野でのスキルを証明する資格であり、Web開発やアプリ開発などの副業に役立ちます。
プログラミングの知識を持つことで、幅広い仕事に挑戦することが可能です。
プログラミングにはさまざまな資格があり、Oracle認定JavaプログラマやPHP技術者認定試験、Ruby技術者認定試験、VBAエキスパートなどが人気です。
興味のある言語を選び、資格取得にチャレンジしてみましょう。
将来的には、独立して在宅で仕事を受けたり、仕事仲間と一緒に起業したりといった選択肢もあります。
月3〜5万円稼げるおすすめ資格
副業を検討する方の中には、「無理な高収入は望まない」「月数万円だけ稼げれば満足」という方も多いでしょう。
せっかくの休日を副業に注ぎ込んで、休みなく働くのは大変です。
ここでは、ちょっとしたお小遣い稼ぎやプチ贅沢のための、難易度低めの資格について紹介します。
ネイリスト技能検定試験
ネイリスト技能検定試験は、ネイルアートやケアに関するスキルを証明する資格です。
女性に人気の資格で、ネイルサロンでの副業が可能になります。
また、自宅やイベントでのネイルアート提供、ネイルチップの販売など、柔軟な働き方ができるのもメリットです。
WEBライティング技能検定
WEBライティング技能検定は、ウェブコンテンツの制作や編集に必要なスキルを評価する資格です。
WEBライターはパソコンとネット環境さえあれば、初期投資なしで副業を始めることができます。
フリーランスとして企業と契約したり、自分自身でサイトを運営することも可能です。
何かを調べるとき、まずネットを検索することが習慣になっており、Webライターの需要はこれからも続くと予想されます。
ウェブデザイン技能検定(国家資格)
ウェブデザイン技能検定は、ウェブデザインにおけるスキルや知識を証明する国家資格です。
在宅で働きたい方、育児のスキマ時間で稼ぎたい主婦にも人気の資格で、Webデザインに関する副業が可能になります。
企業のウェブサイト制作や個人のブランディングに携わるなど、クリエイティブな仕事が展開できるメリットがあります。
Webデザインを始めるには、以前は複数のソフトを購入する必要があり、初期費用がかかるのが難点でした。
今はサブスクリプションが提供され、毎月定額でサービスを利用することができます。
転職で資格をとりたい方は「転職で役に立つおすすめ資格!理由や難易度を徹底解説!」から詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください
副業のための資格を選ぶ際のポイント
さまざまな資格を紹介してきましたが、資格を選ぶ際にはいくつかのポイントがあります。
資格選びで悩んでいる方は、ぜひ参考に読んでみてください。
本業に関わる資格は取りやすい
副業として資格を取得する際には、本業で既に培ったスキルや知識を活かせる資格を選ぶと効果的です。
本業での経験があれば、資格取得のプロセスがスムーズに進み、副業としてもスキルを活かしやすくなります。
たとえば、IT関連の本業ならプログラミング関連の資格が取りやすいでしょう。
年収について考えると、本業と副業で相乗効果が期待できる場合があります。
資格取得によって本業でのポジションが向上し、それに伴って給与もアップする可能性があります。
本当にやりたいことにフォーカスする
副業で資格を取得する際には、本当に興味を持ち、やりたいと思う分野にフォーカスすることがおすすめです。
自分の好きなことや得意なことに関連する資格を取得すると、副業がより楽しくなり、モチベーションも維持しやすくなります。
例えば、イラストを描くのが好きだけどイラスト1本で食べていくのは難しい、といったケースです。
副業であれば、現実化しづらい夢や目標が叶いやすくなり、収入と夢の両方が手に入ります。
年収についても、自分がやりたいことにフォーカスすることで、その分野でのスキルや経験が深まり、高単価で仕事を受けることができる可能性が高まります。
難易度高めなら本業にもなり得る
副業として取得する資格が難易度が高い場合、それが本業にもなり得る可能性があります。
宅建や簿記2級、プログラミング資格なども一例です。
副業で経験を積み高度なスキルを身につけることで、市場価値が上がり、他のプロフェッショナルと差別化できるようになるでしょう。
難易度が高い資格を持つことで、副業だけでなく本業でも需要があり、結果として年収が向上することが期待できます。
副業で資格を活かして仕事を始める方法
最後に、副業の始め方について説明します。
副業を始める際は、まず目標を決め、副業できる時間を確保しましょう。
そこから具体的な副業の内容や資格取得について考えていきます。
STEP1.副業の目的を明確にする
副業を始める際には、まず目的を明確にすることが重要です。
自分がなぜ副業を始めるのか、何を達成したいのかを明確にすることで、適切な資格やスキルの選定が可能となります。
お小遣い稼ぎなのか、海外旅行のお金を貯めるためなのか、はたまた将来の本業としての準備なのか。
目標を設定し、それに向けて進むことで、効果的な副業が展開できます。
STEP2.副業ができる時間の確保
副業を始めるには、十分な時間の確保が必要です。
本業との両立を図るため、週に何時間副業に費やすことができるかを検討しましょう。
仕事や家庭のスケジュールを考慮して、副業のための時間を確保することが成功の鍵です。
STEP3.副業を選び必要な資格を取得する
副業を始めるためには、選んだ分野に必要な資格を取得することが不可欠です。
自分の興味や得意分野に合わせて適切な副業を選び、その仕事に必要な資格やスキルを身につけることで、クライアントや雇用主に自信を持ってサービスを提供できます。
収入を得ることが最大の目的であれば、単価が低くても需要があり、難易度が低い資格がおすすめです。
「将来の転職や独立に向けて」ということであれば、必要な資格は自ずと決まってくるでしょう。