おすすめの介護資格をご紹介!取得のメリットやデメリット、難易度についても解説! 更新時間 2023.08.23
「介護資格の種類が知りたい」
「初心者におすすめの介護資格は何?」
このような疑問を持ち、将来にわたる安定した雇用を求めている方は少なくないでしょう。
資格を持つことは、より専門的な知識と技術を身につけ、介護の世界での幅広いチャンスを拓く第一歩です。
この記事では、「おすすめの介護資格」に焦点を当て、取得のメリットやデメリット、難易度などを紹介しています。
将来のキャリアパスを見据え、自身のスキルを高めたい方々にとって、具体的な選択肢とその背後に潜む可能性について徹底解説!
本記事を読むことで、あなたの人生設計に有利な情報を得ることができるでしょう。
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介護業界で役立つおすすめの資格とは?
介護業界での専門的なキャリアを築くためには、適切な資格が必要です。
初任者研修から介護福祉士の実務者研修、さらには介護福祉士の資格まで、それぞれを取得するメリットと、どういった場面で活用できるのかをご紹介します。
①介護職員初任者研修
介護職員初任者研修は、介護の基礎を学ぶための重要な資格です。
ここでは、高齢者や障害者の方々の身体介助や生活援助など、必要な技術がしっかりと身につけられます。
ソフトスキルの面でも、コミュニケーション能力やチームワークの向上に焦点を当てており、人間関係の構築にも効果があるでしょう。
この研修の特徴は、初心者でも比較的簡単に取得できる点で、興味をお持ちの方は積極的にチャレンジするのがおすすめです。
取得することで、介護業界における就職やキャリアアップの可能性が格段に広がります。
②介護福祉士実務者研修
介護福祉士実務者研修は、より高度な介護スキルを身につけたい方に適した研修資格です。
とくに、介護職員初任者研修を取得した方が次のステップとして挑戦できる内容が盛り込まれています。
この研修では、高齢者や身体障がい者、認知症の方々への専門的なケア技術が学べます。
身体介助や生活援助、移乗・搬送、医療処置など、多岐に渡る介護のスキルを総合的に習得することが可能です。
介護福祉士実務者研修の取得は、専門的な知識と技術の向上はもちろん、介護現場での信頼と尊敬も得られます。
この資格を取ることで、介護のプロフェッショナルとして活躍する道が広がるでしょう。
③介護福祉士
介護福祉士は、介護業界における最も重要な資格の1つで、高齢者の生活を豊かに支えるための多岐にわたるスキルと深い知識が必要です。
食事や入浴、排泄の支援から医療行為の補助、心のケアに至るまで、専門的な業務を全うする役割があります。
介護福祉士の需要は年々増加しており、この資格を持っているだけで就職のチャンスは大きく広がるでしょう。
資格のレベルが高いため、給与面でも優遇されることもあり、介護業界でのプロフェッショナルを目指す方にとって必須の資格です。
その有利な状況と魅力は、未来への確かな一歩を刻む力強い支えとなります。
介護職の資格についてもっと幅広く知りたいという方は 「介護職のおすすめ資格は?種類や受講費用、期間などをご紹介」もチェックしてみてくださいね。
介護資格を取得するメリットとデメリット
介護資格を取得することは、多くのメリットを感じられる一方で、デメリットも存在します。
本章では、介護資格の取得に際し、どのようなメリットとデメリットがあるのかを具体的に解説します。
自分に合った資格選びの参考にしてください。
メリット
介護資格を持っていることのメリットは、多岐にわたります。
まず、就職や転職における有利な条件を築くことが可能です。
介護業界は高齢化社会に伴い、需要が増加しており、資格を持つ人材は重宝されます。
次に、介護の基礎知識やコミュニケーションスキル、安全管理などの幅広い技術を学べます。
これらのスキルの習得が、業務遂行において高いレベルのサポートが可能となり、介護現場での信頼と安心を提供する基盤です。
介護資格は、個人の成長と共に、より質の高いサービス提供への道を開く、強力な武器となります。
デメリット
介護資格取得のデメリットとして、取得に時間とお金がかかることが最も大きな課題です。
さらに、介護福祉士や社会福祉士、ケアマネージャーなど、さまざまな種類の資格があります。自分に合った資格を選ぶために、慎重な検討も必須です。
また、中には難易度の高い資格も存在し、その取得には多くの努力と継続的な学習が必要になります。
しかし、介護職の需要が高く、将来的にも拡大が見込まれる現状を考えると、資格取得は大いなる先行投資ともいえるでしょう。
努力が必要な分、自分自身の成長や介護職におけるキャリアの展開にも大いに寄与するのです。
このデメリットを逆手に取って「自己投資」と考えることで、より強固なキャリアを築くことが可能です。
おすすめ介護資格の難易度と受験のポイント
介護資格の取得は、業界へのステップアップの重要な手段です。
本章では、おすすめの介護資格に焦点を当て、各資格の難易度や合格するためのポイントを解説します。
初任者研修の難易度と合格するポイント
初任者研修は、介護職員のスキルアップを目的とした資格で、介護職にとって重要なステップです。
この資格の取得には一定の努力が必要ですが、将来のキャリアアップに繋がる価値があります。
具体的には、知識や技術の習得、過去問の解析、模擬試験の受験などが合格への重要なポイントです。
学び方は「通学コース」と「通信コース」の2種類があり、130時間のカリキュラムを全て履修する必要があるものの、難易度は高くありません。
介護の基礎的な知識や技術を教えるこの研修は、取得するだけで介護職としての資質を向上させられます。
合格率もほぼ100%と高く、取得するだけで介護職としての資質を向上させられるのが魅力です。
実務者研修の難易度と合格するポイント
実務者研修は、介護現場で高度な実践スキルを身につける資格で、専門的な知識と技能の習得が求められます。
研修の難易度は高くありませんが、450時間のカリキュラムを全て履修しないと修了できません。
しかし、合格率はほぼ100%です。
具体的な教材や研修プログラムの受講が、そのための重要なステップとなります。
また、実務者研修を修了することは、キャリアアップへの重要な一歩でもあります。
高い難易度を克服した先に得られる充実感と、介護職への成長は、この資格取得の大きなメリットと言えます。
介護福祉士の難易度と合格するポイント
介護福祉士は、専門的な知識と高度な技術を要する重要な職種です。
合格率は70~80%前後と、高くもなく低くもない数値といえます。
しかし、全体平均が60%以上の得点かつ11科目全てでが必要なため、総合的な学習が必須です。
この資格の取得には、実務経験の積み重ねや情報収集と問題傾向の分析、最適な学習方法の選定、講座や教材の利用などが大切なポイントとなります。
また、人間性やコミュニケーション能力の向上も重視されるため、単に試験に合格するだけでは不十分です。
高齢化社会での需要が高まる中、介護福祉士は多くの人々の生活を支える役割を果たしている職業です。
その業務は社会貢献度が高く、やりがいを感じられる仕事と言えます。
他にも役立つ資格が多くあり「介護資格の種類はどのくらいあるの?スキルアップに取るべき資格を徹底解説!」から詳しく見ることができます。参考にしてみてくださいね。
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介護資格の選び方のポイントとは?
介護資格を取得する際、自分の目標や生活状況に合ったものを選ぶことが重要です。
この記事では、自分の状況や将来のスキルアップに合わせて、どういったポイントで介護資格を選ぶべきかを解説します。
自分の生活状況や目標に合わせて選ぶ
介護資格は、個人の生活状況や将来の目標に応じて選定することが求められます。
例えば、介護の専門的な職務に従事したいと考える方は、介護福祉士の資格取得を検討することが適切です。
介護福祉士資格は、より幅広い技術や知識を学べ、高い報酬も見込めるメリットがあります。
一方、この資格を目指す方は、まず介護職員初任者研修の受講が欠かせません。
自身の生活リズムや将来の展望を見つめながら、適切な資格選びをすることが重要です。
その選択が将来の自己実現につながり、介護分野でのスキルアップとキャリア形成における重要なステップとなるでしょう。
将来的なスキルアップを見据えて考える
介護業界の重要性が増している今、介護士としてスキルアップは必須です。
そのため、キャリアアップや雇用の安定を目指す方には、さまざまな資格取得をおすすめします。
介護福祉士、介護職員初任者研修、介護支援専門員などの資格は、業界で求められる高いレベルの知識と技能の習得できます。
資格を取得するメリットとして、自分自身の専門性の向上はもちろん、利用者からの信頼も深まるでしょう。
将来のキャリア形成を真剣に考えるなら、必要な資格を取得し、一段と高いスキルと信頼を築くことが必要です。
介護士のキャリアアップにおすすめの資格3選
介護業界には多岐にわたる資格が存在し、それぞれが異なる専門的な知識やスキルを求めています。
ホームヘルパーや介介護士としてのキャリアアップを目指す方々に、特におすすめしたい資格を3つご紹介します。
介護支援専門員(ケアマネージャー)
介護支援専門員、通称ケアマネージャーは、介護業界でのキャリアアップに欠かせない資格です。
介護の現場で必要な知識と技術の習得が可能で、専門的な知識によって患者さんやご家族から深い信頼が得られます。
信頼を得ることのメリットは計り知れず、患者さんの満足度向上や、業務のスムーズな進行が期待できるでしょう。
また、ケアマネージャーとしての高度な知識と技術は、自身の市場価値を高められると言っても過言ではありません。
介護業界で更なるステップアップを目指す方にとって、介護支援専門員資格は非常に有益な選択となります。
認定介護福祉士
認定介護福祉士は、介護福祉士よりも高度なスキルを持つプロを目指す方への資格です。
この資格を持つことで、介護の現場でのサービスの質を格段に高めることができます。
具体的には、介護支援専門員や介護職員初任者研修講師など、多岐にわたる職種への挑戦が可能になります。
資格取得には、介護福祉士の資格と取得後、5年以上の実務経験が必須です。
認定介護福祉士養成研修Ⅰ類(13科目)、Ⅱ類(9科目)の修了が必要で、そのあとは認証試験を受けます。
試験は筆記と実技の2種類あり、合格率は約80%程度です。
難易度は介護福祉士国家試験よりも低いと言われますが、実技試験では現場で必要な技術や知識が問われるため、準備が欠かせません。
社会福祉士
社会福祉士は、介護業界だけでなく保育士や教育関係者、地域福祉の仕事など多岐にわたる分野で活躍する資格です。
この資格を持つことで、医療福祉の専門家としての地位が確立され、介護業界以外でのキャリアアップも現実的になります。
例として、地域の福祉計画の策定に関わることができるようになり、福祉の向上に直接貢献できるチャンスが増えます。
社会福祉士の資格は、福祉分野での専門的な活動の基盤を築くだけでなく、より幅広いキャリアパスを切り開く強力なツールです。
このような多岐にわたる活躍の場があるため、自身の専門性を高め、社会に貢献する力強い一歩となります。
護福祉士、社会福祉士、ケアマネジャー、看護師など、各資格にはコミュニケーション能力や柔軟性、忍耐力、思いやりの心といった共通の要素も必須です。自分の目的やキャリアプランに合った資格の選定は、介護職にとって欠かせない要素です。
それぞれの職場の要件を把握し、必要に応じた資格やスキルを身につけて、業界の最新トレンドやニーズにも対応できるようにしましょう。
介護業界の平均年収
介護業界で働くうえで年収について気になる方もいらっしゃると思います。
ここでは介護業界の年収について詳しく説明していきますので是非ご覧ください。
介護職の平均年収
介護職の平均月収は約26万円、平均ボーナスは約53万円です。
年収にすると約363万円になります。
全産業の平均年収と比較しても給与水準は決して高くはありませんが、国が介護現場の従事者を増やす施策として処遇の改善に努めているため、年々給与相場にも良い改善が見られます。
十分な成果が表れているとは断言できませんが、今後の国の政策の方針によって、平均給料が跳ね上がる可能性もあるので注目していきましょう。
介護職の平均的な手取り額(月給から所得税や住民税、社会保険料、労働保険料などを控除した後の金額)は、およそ18万円〜20万円になります。
手取りの金額は、月給の7割〜8割程度の額になることを念頭に置いてください。
性別ごとの介護職の平均年収・平均月収・ボーナス
介護職の給料・ボーナスは性別によって多少異なってきます。
詳しく見ていきましょう。
男性の場合
介護職で男性の平均給与は27.4万円で、平均ボーナスは約62万円です。
女性に比べると、給与額は比較的高い傾向にあります。
しかし、給与が高いほど力仕事などの肉体労働を求められるようになるので、収入だけで介護職に入る方は注意が必要です。
女性の場合
女性の平均給与は24.9万円で、平均ボーナスは約50万円です。
力仕事が少ない分女性の平均給与は男性に比べて少ない傾向にあります。
ですが、事務関係のお仕事が多く、転職の際、介護職以外のお仕事につきやすいといったメリットもございます。
男性と女性とでは業務内容が変わる
給与に差が出てしまう理由としては、体力的な部分やそれぞれの業務内容に適正の違いがあるためだと思われます。
ですが、男女別での給料に差はありますが、それぞれ違う魅力がありますので就職に悩んでいる方のご参考になれば幸いです。
介護資格で働くことが出来る職場とは?
介護職の資格を持つと、どんな職場で働けるのか気になる方もいると思います。
これから、資格を持つことでどんな職場で働けるのか説明していきます。
介護福祉士養成施設の教員
介護福祉養成施設とは、言葉の通り介護福祉士を育てる学校のことを指します。
介護福祉養成施設は大学や短期大学、専門学校など合計で480校以上あります。
専任教員として施設で働くには、介護社会福祉士及び介護福祉法「介護福祉士の養成施設の指定基準」に定められている、以下の要件をクリアしなければいけません。
介護福祉の資格を持っているのであれば、5年以上の実務経験を積むことで介護福祉士養成施設の教員を目指すことが出来ます。
福祉系高校の教員
福祉系高校は、文部科学大臣または厚生労働大臣から指定された、介護福祉養成教育を実施する高等学校のことです。
教員になるためには、教える課目によって異なる要件を満たさないといけません。
文部科学省「福祉系高等学校等の教員要件」から教員になるための要件があるので是非調べてみてください。
介護職のキャリアプランについて
「介護職はこれから続けていけるのだろうか。」そのような不安を抱えている方も少なくありません。
介護業界でキャリアアップしていくには資格を取得し、介護職として経験をたくさん積んでいくことが必要です。
どのような資格を取得し、どのような順番でステップアップするのが良いのでしょうか。
介護職には、厚生労働省が提示しているステップアップモデルがあります。
このモデルを把握することで、自分が将来携わりたい仕事や役職に向けてどんな資格を取得し、どのように経歴を積んでいけば良いかが判断でき、ご自身のキャリア形成の役に立つことができます。
このステップで資格を取る理由と詳細について説明していきます。
STEP①介護初任者研修
介護職員初任者研修 (旧ホームヘルパー2級) は介護を学ぶ全ての人の入門となる資格です。
厚生労働省が示す介護職キャリアパスのスタート資格でもあり、これからの介護の仕事に携わる未経験の方は、最初に取得することが望ましいとされています。
STEP②介護福祉士実務者研修
介護福祉士実務者研修 (旧ホームヘルパー1級) は介護職員初任者研修の上位資格でです。
介護職員初任者研修を修了した後に、介護福祉士実務者研修を受講するのがおすすめです。
介護職員初任者研修の資格を取得済の方は、介護福祉士実務者研修の受講料と受講時間の一部を免除してもらうことが出来ます。
STEP③介護福祉士
介護福祉士は、唯一の国家資格です。
介護福祉士になるためには国家試験に合格しないと取得できず、受験要件は「実務経験3年以上+実務者研修を修了していること」です。
一般的な身体介護のみならず、家族介護をされている方や現場で働く介護職員に対しての指導やアドバイスをすることも業務に入ります。資格取得は高度な知識や技術を覚える必要がありますが、一度取得すればどんな場所でも役に立つ資格といえるでしょう。
STEP④認定介護福祉士・ケアマネージャー
このステップでは①~③のステップを乗り越えた方で、どちらかだけでも、資格を取得すればキャリアアップにつながります。
それでは見ていきましょう。
ケアマネージャー
ケアマネジャーは、実務研修 (15日間の講習+3日間の実務) を受ける必要があり、試験の受験要件は「介護福祉士など該当の国家資格等に基づく業務を通算して5年以上かつ900日以上従事した者」または「生活相談員・支援相談員・相談支援員・主任相談支援の業務を通算して5年以上かつ900日以上従事した者」です。
介護職の経験が豊富で、あらゆる知識が必要になってきます。
将来的に介護保険制度や介護サービス、医療など専門知識などのスキルをおぼえたい方はケアマネジャーの取得を目指すのをおすすめします。
認定介護福祉士
認定介護福祉士は介護福祉士の上位資格という位置づけで、「一般社団法人 認定介護福祉士認証・認定機構」の認証・認定された民間資格です。
認定介護福祉士は、介護福祉士のリーダーとして質の高い介護実践や介護職の指導・教育、医療職等との連携力を高めるなど、幅広い役を任されます。
認定介護福祉士になるためには指定の養成研修を修了が必要であり、研修参加の条件は「介護福祉士資格を持っている+介護福祉士としての実務経験を5年以上積んでいる」です。
他職種とのコミュニケーションやサービスマネジメント、人材育成などに興味がある方は、認定介護福祉士取得を念頭に入れることでキャリアアップにつながるでしょう。
介護職におすすめの資格は種類が豊富!目的に合った資格を探そう
介護業界には多岐にわたる資格が存在し、それぞれが異なる専門的な知識やスキルを求めています。
ホームヘルパーや介護福祉士、社会福祉士、ケアマネジャー、看護師など、各資格にはコミュニケーション能力や柔軟性、忍耐力、思いやりの心といった共通の要素も必須です。
自分の目的やキャリアプランに合った資格の選定は、介護職にとって欠かせない要素です。
それぞれの職場の要件を把握し、必要に応じた資格やスキルを身につけて、業界の最新トレンドやニーズにも対応できるようにしましょう。
初任者研修についてもっと知りたい方は 「初任者研修のカリキュラムは?通信と通学の違いを徹底解説」を参考にしてみてください!
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