稼げる資格を紹介!おすすめの資格10選と平均年収について詳しく解説 更新時間 2023.11.10
「価値の高い資格を取得して高収入を稼げるようになりたい!」
「資格を取って稼げる会社に転職したい!」
と考えている人も少なくないでしょう。
安定した企業に就職したものの、全く年収が上がらないと悩んでいるのは、あなただけではありません。
そこで今回は、高収入を稼げる資格と、資格ごとの平均年収や年収推移について解説したいと思います。
資格取得を検討している方、自分に合った資格を探している方は、ぜひ参考にしてください。
稼げる仕事に資格が必要な理由について
資格が必要な仕事は、高度なスキルや専門知識が求められるため、資格取得が重要です。
資格は、職業の信頼性や専門性を示す証明となり、雇用市場での競争力を向上させます。
また、資格を持つことで仕事の安定性やキャリアの発展が見込まれ、高収入を得るための近道となります。
資格取得は自己投資であり、将来のキャリア形成や収入向上を実現させてくれるでしょう。
人気の資格が気になる方は「人気資格ランキング!2023年ver」から詳しく見ることができます。参考にしてみてくださいね。
稼げる資格おすすめ9選と平均年収を公開!
では早速、9つの稼げる資格について紹介したいと思います。
また、民間企業の平均年収458万円(男性563万円・女性314万円)と比較しながら、各資格の平均年収やおすすめポイントについても解説していきます。
中小企業診断士|平均年収780万円
中小企業診断士は、中小企業の経営相談や診断を行い、経営の健全な発展をサポートする資格です。
具体的には、財務分析や業績改善の提案、経営戦略の構築などを手がけます。
企業の課題を解決するためのアドバイスや提案を行い、経営陣にとって不可欠な存在です。
厚生労働省による「令和4年賃金構造基本統計調査」によれば、中小企業診断士の平均年収は780万円でした。
仕事内容が複雑で高度なため、日本の平均年収よりも大幅に高い報酬が期待できることになります。
資格を取得した半数以上が独立開業しているため、年収の格差は個人によって大きく異なるでしょう。
宅地建物取引士|平均年収515万円
宅地建物取引士は、不動産の取引において専門的な知識やスキルを持つ資格です。
具体的な仕事内容は、不動産の売買や仲介、評価、法的な相談などに携わります。
契約締結においては、契約前に必ず「重要事項説明書」の説明をする必要がありますが、これは国家資格を持つ宅建士の独占業務です。
宅建士の平均年収は公的なデータがないため明確ではありませんが、一般的に不動産業界で活動しており、不動産業・物品賃貸業の平均年収は約515万円でした。
年収の内訳は、月収34.0万円×12か月+賞与106.8万円です。
また、宅建士には資格手当が支払われることが一般的で、その相場は月額2~3万円と言われています。
つまり宅建資格を持つことで、年収540〜550万円ほどが期待できるでしょう。
社会保険労務士|平均年収780万円
社会保険労務士は、労働に関する法務や労務管理に詳しい専門家です。
具体的な業務は、雇用契約の作成、給与計算、社会保険手続き、労働トラブルの解決などが挙げられます。
企業における労務全般や社会保険の手続きなどを担当し、労働環境の整備や法令順守をサポートします。
厚生労働省のデータによると、社会保険労務士の平均給与額は50.7万円、平均年間賞与は171.3万円でした。
平均年収は780万円であり、企業の労務管理に欠かせない存在となっています。
行政書士|平均年収579万円
行政書士は、行政手続きや法律相談などにおいてクライアントをサポートする資格です。
具体的な仕事内容は、各種許認可申請の代行、法的アドバイス、紛争解決などが含まれます。
行政機関や企業、個人の代理人として法的なサポートを提供し、平均年収は579万円です。
ただ、行政書士の収入は個人差が非常に大きく、事務所に勤務するか独立開業するかなど働き方によって変動します。
実際には、年収400万円台の行政書士もいれば、1000万円を超える行政書士も多数存在します。
平均年収は、あくまでも参考として捉えてください。
一級建築士|平均年収650万円
一級建築士は、建築物の設計や施工において高度な専門知識を持つ資格です。
建築プロジェクト全体の指揮や設計の立案、安全性や快適性の確保などの役割を果たします。
大規模な建築プロジェクトにおいて重要なポジションを担い、個人事務所の開業も可能です。
一級建築士の平均年収は650万円となっていますが、企業規模によって大きく異なることが分かっています。
企業規模が1,000人以上の場合は、月給が約51万円、賞与が228万円となっており、年収は800万円超が平均です。
一方で、100人~999人規模の会社では、月給が38.9万円、賞与が151万円で、年収617万円程度となります。
日商簿記検定|平均年収477万円
日商簿記検定は、簿記のスキルを証明する資格で、企業の経理や会計業務に従事する際に重要な技能です。
具体的な業務は、帳簿の記入や仕訳の作成、決算業務などが挙げられます。
企業の財務管理において欠かせないスキルとなっており、企業の経理部や経営企画部などで活躍します。
簿記の資格保持者はさまざまな業界や職種に就いているため、平均年収は業種や企業によるところがあり正確には分かりません。
しかし、簿記保有者の平均年収は477万円で、40%が「399万円以下」、続いて「400~599万円」は37%で、「600万円以上」は23%を占めることがわかりました。
また、平均年収を年代別にみると、20代は365万円、45歳以降は662万まであがることが分かっています。
また、簿記1級の保有者は全体の1割未満であることから、高年収を狙うなら1級を目指すといいでしょう。
FP (ファイナンシャルプランナー)|平均年収780万円
ファイナンシャルプランナー(FP)は、個人や法人に対して資産運用や財務計画に関するアドバイスを行うプロフェッショナルです。
具体的な業務は、クライアントのライフプランや経済状況を分析し、最適な資産配分や保険の提案を行います。
FPはクライアントの資産形成と将来の安定をサポートし、安定した収入が得られる職業です。
ファイナンシャルプランナーに関する賃金調査は存在しないため、多くのファイナンシャルプランナーが就業している「金融保険業」のデータを参考にします。
「賃金構造基本統計調査(令和4年)」によれば、「金融業 保険業」の平均年収は780.9万円でした。
また、男女の年収差が大きく、男性の平均年収は約851万円なのに対し、女性は約603万円と低くなっています。
正確な平均年収は難しいものの、この業界では高い年収を得られると期待できるでしょう。
MR(Medical Representative)|平均年収545万円
MR(メディカルレプレゼンティブ)は、製薬会社や医療機器メーカーなどで働く営業職の一つです。
医師や医療機関に製品やサービスの情報提供を行い、販売促進活動を担当します。
医療の最新情報や市場動向に精通し、製品の認知度向上に貢献する職業です。
MRの年収は、日本人の平均年収よりも100万円以上高い545万円でした。
MRの収入は年齢とともに高くなり、50代では最大で800万円に上昇します。
成果主義が強いため、同じ会社で同じ期間働いていても、営業成績や役職によって年収に大きな差が生じるでしょう。
営業成績によっては年収1,000万円を超えるMRがいる一方で、営業成績が悪いMRは収入が低いというシビアな職業です。
電気工事施工管理技士|平均年収496万円
電気工事施工管理技士は、電気工事の施工管理に関する技術者資格です。
具体的な業務は、電気工事の計画や進捗管理、施工現場での品質管理などが含まれます。
建設業法では、電気工事現場に電気工事施工管理技士の配置を義務付けているので、電気工事の作業現場に必要不可欠な人材です。
電気工事施工管理技士の平均年収は約496万円で、月給約41万円、初任給は20万円前後が相場です。
年代別ですと、20代で454万円、50代になると599万円にも上がります。
20代の段階で、日本人の平均年収に達成するので、高収入を稼げる資格といえるでしょう。
転職で資格をとりたい方は「転職で役に立つおすすめ資格!理由や難易度を徹底解説!」から詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください
稼げる資格を取るときの注意点と心構え
稼げる資格を紹介しましたが、みなさんご存知の通り、簡単に取れる資格ばかりではありません。
ここでは、資格取得に向けた注意すべき点や心構えについて解説していきます。
資格試験に合格するのが難しい
資格試験は一般的に高い難易度を誇ります。
合格率が低い場合もあり、充分な準備と努力が必要です。
計画的な学習スケジュールを組み、着実に力をつけていくことが重要になるでしょう。
定期的な休息と体調管理も怠らず、プレッシャーをかけすぎないことも大切です。
資格取得までに時間がかかる
当然のことですが、資格取得には一定の時間がかかります。
とくに難易度の高い資格取得に関しては、専念と継続が必要です。
試験範囲の幅広さや難易度、経験の浅さなどが影響し、十分な理解や実践が要求されます。
戦略的な計画や効果的な学習方法を身につけ、焦らず着実に進むことが重要です。
受験資格があり条件を満たす必要がある
資格試験には受験資格や特定の条件を満たす必要があります。
必要な経験や学歴、実務経験などを事前に確認し、受験資格をクリアするための計画を立てましょう。
条件を満たすことが取得への第一歩です。
40代からでも異業種に転職したい!という方は「40代からでもやり直せるおすすめ資格はある?転職にも使える資格も紹介!」から詳しく見ることができます。参考にしてみてください。
稼げる資格を取得するための勉強法とは?
最後に、資格取得に向けた効率のいい勉強法について紹介したいと思います。
1. 有効なスケジュール管理と計画立て
資格試験の勉強において、有効なスケジュール管理と計画の立て方が成功の鍵です。
まず、試験の範囲を理解し、合格に必要な時間を見積もります。
週単位で目標を設定し、各テーマに十分な時間を割り当ててください。
継続的な復習を組み込み、模擬試験で自己評価を行います。
とくに、仕事をしながら資格試験に挑む方は、予期せぬスケジュール変更にも柔軟に対応できるよう工夫が必要です。
2. 過去問の活用と模擬試験の重要性
資格取得においては、過去問の解答や模擬試験の実施が非常に重要です。
これらを通じて試験の形式や難易度を理解し、自分の弱点を把握することができます。
模擬試験は本番さながらの状況を模倣し、試験対策の成果を確認するのに役立ちます。
時間配分や問題解決のスキルを向上させ、自己評価が可能です。
誤答した問題に焦点を当て、不足している知識やスキルを補強し弱点を克服させましょう。
繰り返し模擬試験を行い、リアルな試験体験を積むことで、本番での自信を築くことができます。
3. 学習アプリや通信講座の活用
働きながら資格取得に挑戦する際、学習アプリや通信講座は強力な支援ツールとなります。
学習アプリは、通勤時間や空いた短時間を有効に使って要点を把握でき、問題演習を通じて実践力を高めることができます。
一方、通信講座は柔軟なスケジュールで進学が可能であり、オンライン講義の利用やサポート体制が働く人にとって利便性が高いです。