通信制高校に転入するにはどうすればいい?転入や編入できる時期や条件などを徹底解説 更新時間 2024.12.24
通信制高校への転入は、在籍中の高校から別の学校へ移籍することで空白期間なく新たな環境でスタートできる方法です。
多くの通信制高校では転入できる時期を限定していないことが一般的です。
生徒は自分のタイミングで転入できるという利点があります。
また、今までに取得した単位を引き継げることが多いです。
卒業までの期間を短縮できる場合もあります。
本記事では、通信制高校の転入に必要な手続きや条件、卒業までの流れをわかりやすく解説します。
自分に合った新たなスタートを切るためのヒントをお届けします。
なお、通信制高校はどんな学校なのかについて知りたい人は以下の記事をご覧ください。
通信制高校へ転入・編入できる時期は?

現在通っている高校から通信制高校に入学する場合は、転入や編入などの方法があります。
転入は転校と同じように、現在通っている高校を辞めずに移籍することです。
編入は一度高校を辞めてから、別の高校に再入学することを指します。
通信制高校への転入と編入では入学できる時期が異なる場合があります。
学校により転入や編入ができる時期は異なりますが、基本的には以下のとおりです。
- 転入は基本的にいつでもできる
- 編入は4月と10月にできることが多い
転入は基本的にいつでもできる
多くの通信制高校では、生徒がいつでも転入できるように転入可能な時期を限定していないです。
いつでも転入を受け入れているところが多いですが、学校により受け入れ時期は異なります。
学校により転入時期が決められている場合があるため、事前に希望する学校の情報を調べることが大切です。
通信制高校の入学時期について詳しく知りたい人は以下の記事をご覧ください。
通信制高校はいつでも入れるの?入学時期と方法についてご紹介!
編入は4月と10月にできることが多い
一方で、編入に関しては、4月や10月に限定されている学校が多いです。
多くの通信制高校では、入学を4月や10月に設定しているからです。
とはいえ、各学校の募集時期や条件は異なります。
事前に公式サイトで情報を確認することが大切です。
通信制高校に転入や編入で入学するときの条件

通信制高校に転入や編入するときにクリアする必要がある条件がいくつか存在します。
通信制高校に転入や編入で入学するときの条件について以下の3つに分けて解説します。
- 日本国内の高校に在籍していること
- 学校の募集範囲内に在住していること
- 年齢制限は設けられていない
日本国内の高校に在籍していること
通信制高校への転入を希望する場合、日本国内の高校に在籍していることが条件となります。
1年生から3年生までの学生が対象となります。
転校を希望する学年や時期によって受け入れ可能な通信制高校が異なるため注意が必要です。
転入を希望する学校に直接問い合わせて確認するようにしましょう。
なお、一度高校を退学した人が学校に入り直す場合は編入となります。
学校の募集範囲内に在住していること
通信制高校にはそれぞれ募集区域が設定されている場合があります。
特定の地域に住んでいる生徒のみを対象としている学校もあります。
自宅の住所が学校の募集範囲内にあるかどうかが入学の条件の1つです。
広域通信制高校の場合は、入学できる都道府県の範囲が広いです。
近くに希望の学校がない場合は、広域通信制高校を検討するようにしましょう。
年齢制限は設けられていない
通信制高校の入学において、年齢制限は設けられておりません。
中学校卒業後、満15歳以上であれば基本的に誰でも入学が可能です。
通信制高校では、15歳から60歳以上の幅広い年齢層の人々が在籍しています。
15〜19歳までの割合が一番多く、20〜24歳の割合が次に多いです。
10代から20代前半までの生徒が多い傾向にあります。
東京都の令和5年度学校基本統計によると、東京都の通信制高校に通っている生徒の中で15〜17歳の割合が全体の85.3%を占めるとされています。
18〜19歳の全体に占める割合は、9.7%です。20〜25歳が3.2%となります。
通信制高校に転入や編入するにはどうすればいいですか?

通信制高校への転入と編入に必要な手続きの流れは基本的に同じです。
転入の場合は、「転学証明書」が必要になるため、編入よりも必要書類が多いことが一般的です。
通信制高校に転入・編入するために必要なことを以下の2つに分けて解説します。
- 転入・編入に必要な手続きの流れ
- 転入・編入に必要な書類
転入・編入に必要な手続きの流れ
まずは、希望する通信制高校や資料請求サイトから学校の願書を入手します。
そして、入学願書に必要事項を記入します。
在籍または在籍していた高校へ必要書類の発行依頼が必要です。
転入・編入先の通信制高校が必要とする書類を発行してもらいます。
準備が整ったら、必要書類を通信制高校へ郵送します。
また、指定された期日までに受験料の振り込みが必要です。
受験票は郵送またはオンラインでの受け取りが可能な場合があります。
学校によっては書類審査のみの場合や、面接や学力試験が必要な場合があります。
入試試験に合格すると、入学手続きの指示に従って必要な手続きを完了させることで手続きが完了です。
通信制高校へ転入・編入するための手続きの流れをまとめると以下のようになります。
- 資料請求と願書の取り寄せ
- 必要書類の準備
- 必要書類の提出
- 受験票の受け取り
- 書類審査・面接・学力試験
- 合否判定
- 入学手続き
手続きを難しいと思う方も多いのではないでしょうか。
しかし、手続きは学校から送られた書類の順序に従っていけば心配いりません。
学校によっても手続きが異なるため、通いたい学校の詳細をしっかり確認して手続きしましょう。
なお、通信制高校では転入の際、学力試験を行っている学校は少ないです。
基本的には書類審査と面接だけの学校が多いというポイントも抑えておきましょう。
転入・編入に必要な書類や試験
転入学生は現在の高校から編入学生は以前の高校から、それぞれ学籍に関する証明書と成績証明書などを提出する必要があります。
学校により異なりますが、一般的には以下のような書類が必要となります。
必要書類 | 説明 |
---|---|
入学願書 | 入学の意思と個人情報を記載した書類 |
成績証明書 | 学業成績を証明する書類 |
単位修得証明書 | 取得済み単位を証明する書類 |
在籍証明書 | 在籍状況を証明する書類 |
転学照会書 | 転入時に転学元の学校が発行する書類 |
入学希望の学校がどのような書類の提出を求めているのか事前に確認し、適切な書類を準備することが重要です。
なお、通信制高校の入学手続きの方法や注意点などについて知りたい人は以下の記事をご覧ください。
通信制高校へ転入すると何年で卒業できますか?
通信制高校への転入後の卒業までの期間は、以前に通っていた高校での在籍期間や取得単位数により左右されます。
基本的には、以前に通っていた高校での在籍期間と通信制高校での在籍期間を合わせて3年以上が卒業の要件となります。
転入は空白期間なく以前の高校から新しい学校へ移籍できるため、最短3年で卒業できる場合があります。
とはいえ、取得単位数や特別活動の参加状況によっては、卒業までに必要な期間が延びる可能性もあるため注意が必要です。
通信制高校の転入では卒業するまでに何年かかるかについて以下の6つに分けて解説します。
- 高校1年生の途中で転入する場合
- 高校2年生の途中で転入する場合
- 高校3年生の途中で転入する場合
- 通信制高校の卒業要件
- 卒業まで3年以上かかる場合もある
- 卒業までの計画を立てる際のポイント
高校1年生の途中で転入する場合
高校1年生の途中で転入した場合、前籍校で取得済みの単位が引き継がれない場合があります。
学年制の高校では、1学期ごとに単位が認定されることが一般的です。
可能であれば、単位認定が終わってから転入することを推奨します。
必要な単位を順調に取得すれば、合計在籍期間が3年で卒業できる可能性はあります。
高校2年生の途中で転入する場合
高校2年生の途中で転入する場合、以前の学校での在籍期間が認められます。
また、1年次に取得した単位を引き継げることが一般的です。
順調に単位を取得できれば、最短の合計在籍期間が3年で卒業できる可能性があります。
ただし、単位不足がある場合は追加の履修が必要になります。
卒業要件の単位数を取得できず、在籍期間が延びることもあるため注意が必要です。
高校3年生の途中で転入する場合
高校3年生で通信制高校に転入した場合でも、すでに取得済みの単位が引き継げることが一般的です。
ただし、通信制高校で取得する必要のある科目や単位がある場合、履修するまで卒業できません。
年度内に通信制高校の卒業要件に必要なすべての単位を修得できない場合は、在籍期間が延びる可能性があります。
なお、通信制高校の一年間で取得できる単位数について気になる人は以下の記事をご覧ください。
通信制高校の卒業要件
通信制高校では、単位制が採用されています。
卒業には以下の条件を満たす必要があります。
項目 | 内容 |
---|---|
74単位以上の修得 | レポートの提出、スクーリング(対面授業)の参加、単位認定試験への合格が必要です。 |
特別活動の時間数確保 | 学校行事やボランティア活動などで、30時間以上の特別活動への参加が求められます。 |
在籍期間 | 前籍校の在籍期間と通信制高校での在籍期間を合わせて最低3年以上が必要です。 |
通信制高校は単位制の高校のため、学年制とは違い留年という概念がありません。
なお、通信制高校を卒業するために必要なことについてより詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
卒業まで3年以上かかる場合もある
通信制高校の卒業要件として在籍期間3年以上というものがあります。
通信制高校を卒業するためには、最短でも3年の在籍が必要ということになります。
以前の高校で取得した単位数が不足している場合や、通信制高校で必要な単位をすべて取得できていない場合は、在籍期間が延びる場合があります。
また、特別活動やスクーリングへの出席が不十分な場合も、卒業要件を満たせない可能性があるため注意が必要です。
卒業までの計画を立てる際のポイント
通信制高校への転入を検討する際は、以前の在籍校での単位数や在籍期間を考慮して卒業までのスケジュールを考えることが大切です。
最短の合計在籍期間が3年での卒業を目指す場合は、転入予定の学校と相談することを推奨します。
通信制高校で必要な単位や特別活動の要件を確認することで、無理のない学習計画を立てましょう。
また、効率よく単位を取得するために、レポートの作成やスクーリングへの参加を計画的に進めることが求められます。
通信制高校に転入するメリット

通信制高校に転入するメリットについて以下の表に簡単にまとめました。
メリット | 詳細 |
---|---|
自分に合った学習環境やスタイル |
|
生徒個々の理解度に合わせた学習 |
|
興味や特技を活かせる |
|
時間を有効活用できる |
|
入学のハードルが低い |
|
それぞれについてより詳しくご紹介します。
自分に合った学習環境やスタイルで学べる
通信制高校では、全日制高校のように決まった時間に登校する必要はありません。
自宅での学習がメインであり、自分のタイミングで勉強できます。
自分のタイミングで学習できるため、仕事や家庭の用事などに合わせられます。
個々のペースに合わせた学びが可能です。
生徒個々の理解度に合わせた学習スタイル
通信制高校では、全日制高校のように生徒全員が同じ内容の授業を受けるというものではありません。
自分のペースで学習を進められるという特徴があります。
例えば、自分の得意分野を伸ばしたり、苦手科目をじっくりと学んだりすることができます。
また、必要に応じて個別指導を受けることができる学校もあります。
生徒一人ひとりの理解度に対応した指導が実施されています。
興味や特技などを活かせる
通信制高校によっては、専門的なコースやカリキュラムを設けている学校があります。
以下のような分野に特化したコースが用意されていることが特徴です。
- スポーツ
- 音楽
- 英語
- デザイン
- プログラミング
自分の興味や将来の目標に合わせて学べます。
通常の高校では得られない経験やスキルを身につけることが可能です。
高校卒業後の進路の選択肢を広げられます。
時間を有効活用できる
通信制高校では、勉強以外の活動にも取り組みやすいのが大きな魅力です。
授業時間に縛られずに自分のペースで学習を進められるため、自由な時間を確保しやすいという特徴があります。
また、自宅学習がメインとなるため、通学時間が必要ありません。
アルバイトやボランティア、趣味の活動、資格取得のための学習などに時間を使えます。
自分の夢や目標に向かって行動するための時間を確保できることが利点です。
入学のハードルが低い
通信制高校の入学試験では、小論文や面接などを中心としている場合が多いです。
通信制高校の中には、学力試験がない学校もあります。
学力試験があったとしても、落とすものではなく学力レベルを知るために実施されることが多いです。
中学時代に学業でつまずいた人でも、入学のチャンスがあります。
通信制高校に転入するデメリット

通信制高校へ転入するデメリットについて以下の表に簡単にまとめました。
デメリット | 詳細 |
---|---|
自己管理能力が求められる |
|
友達を作りにくい |
|
集中できる学習環境が必要 |
|
生活リズムが崩れやすい |
|
大学受験への準備が必要 |
|
それぞれについてより詳しくご紹介します。
自己管理能力が求められる
通信制高校では、自主的に学習計画を立てて進めて行くことが必要です。
課題の提出期限やテストのための勉強スケジュールなどを自分で管理することが求められます。
自己管理が苦手な人にとっては負担となることがあります。
友達を作りにくい
通信制高校は主に自宅での学習がメインであり、登校日数が少ないことが多いです。
学校によっては全日制高校と同じように週5日通学するところもあります。
一般的には、月に数回や年に数日のスクーリング日に登校します。
同級生との接点が少ないため、友人を作る機会が限られる場合があります。
同年代の仲間が少ない場合は、孤独感を感じることもあるでしょう。
集中できる学習環境を作る必要がある
通信制高校では、自宅での学習がメインとなります。
集中できる環境を整えなければなりません。
また、全日制高校のようにすぐに先生に質問できない場合があります。
自己解決能力や先生に連絡をとって相談することが必要になります。
生活リズムが崩れやすい
通信制高校は、登校頻度が低いため規則正しい生活リズムが崩れる可能性があります。
昼夜逆転や不規則な生活が続くと、学業だけでなく健康にも影響を及ぼすリスクがあります。
日々のスケジュール管理が甘くならないように注意が必要です。
大学受験への準備が必要
通信制高校のカリキュラムは、基礎的な内容が中心です。
大学受験を目指す場合は予備校や塾などのサポートを利用する必要があります。
また、受験に必要なモチベーションや計画なども自分で管理することが求められます。
通信制高校は、多様な生徒のニーズに応える教育環境を提供しています。
一方で、自由度が高い分、自己管理能力や計画性が必要です。
通信制高校への転入を検討する際は、自分の学び方や目標に合った学校を選ぶようにしましょう。
メリットを最大限に活かしながらデメリットをカバーする方法を考えることが大切です。
通信制高校の転入で後悔する理由

通信制高校は、全日制の学校とは違い自分の好きなタイミングで学習を進められます。
全日制の高校とは、さまざまなことで違いがあるため通信制高校への転入後に後悔するという可能性があります。
通信制高校への転入をお考えの場合は、入念な準備が必要です。
通信制高校への転入後に後悔しやすい理由について解説します。
- 自己管理が必要になる
- モチベーションの維持が必要になる
- 教師やクラスメイトとの交流が少なくなる
- 世間のイメージが気になる
- 自分で大学受験の準備をする必要がある
自己管理が必要になる
通信制高校では、自分で学習スケジュールを管理する必要があります。
自己学習やレポート、課題などの提出や生徒自身が計画を立てて進める必要があります。
毎日登校する全日制では、先生が進捗状況について気にかけてくれるはずです。
通信制高校での学習計画が甘いと、必要な単位を取得できず卒業するまでの期間が長引いてしまう可能性があります。
自分で優先順位をつけて学習を計画的に進める必要があります。
モチベーションの維持が必要になる
通信制高校では、自習学習がメインとなります。
全日制の高校のように周りにクラスメイトや先生がいないため、自分でモチベーションを維持することが必要です。
学習のわからない内容をすぐに質問できる環境が常にあるわけではありません。
勉強で分からないところがあってモチベーションが下がる可能性もあります。
自己管理能力が低い場合は、勉強の継続が難しくなってしまうことが考えられます。
通信制高校では、モチベーションを維持する環境を整える工夫が必要です。
教師やクラスメイトとの交流が少なくなる
通信制高校は学校によっては登校日数が少ないです。
したがって、クラスメイトや先生との交流が少なくなる場合があります。
人間関係を構築する機会が少ないため、人によっては孤独感を感じる場合もあります。
通信制高校は、全日制高校のような学校行事が少ないです。
交流を深めるためには、積極的にイベントに参加する必要があります。
世間のイメージが気になる
通信制高校に通う人に対して、先入観を持つ人がいるのも事実です。
進学や就職活動の際に通信制高校出身であることを気にする人もいます。
世間のイメージを気にする人は、通信制高校へ転入後に後悔する可能性があります。
通信制高校の世間のイメージについて理解した上で、転入するようにしましょう。
自分で大学受験の準備をする必要がある
通信制高校の勉強レベルは、一般的な教科書と同等程度です。
基礎的な内容が中心であることが一般的です。
大学受験を目指す場合は、通信制高校と併せてサポート校に通ったり、予備校などを利用したりすることが一般的です。
生活リズムが崩れる
通信制高校では毎日登校する必要がありません。
毎日決まった時間に登校する必要がないため、生活リズムを保つのが難しい場合があります。
朝起きる時間や学習を進めるタイミングを自分で決めて実行することが必要です。
起床時間を自分で管理できない場合、生活が不規則になる可能性があります。
また、生活リズムが崩れることにより、勉強時間が確保できず必要な単位の取得が遅れたり、課題の締め切りに間に合わなくなる恐れもあります。
自己管理が苦手な人にとって、生活リズムが崩れる可能性があることは懸念点となるでしょう。
課題やレポートが難しい
通信制高校は、課題やレポートの提出で学習を進めます。
課題やレポート提出が意外と難しいと感じる生徒もいます。
質問できるタイミングが限られているため、自分で問題を解決する力が必要です。
レポートの作成に時間がかかったり、内容が適切でないと再提出を求められたりする場合があります。
提出課題が積み重なるとプレッシャーを感じる場合もあります。
課題やレポートの提出が難しいと感じる人は、単位取得が困難になり、卒業に向けた道のりが長引く可能性も考えられます。
なお、通信制高校の学習方法のコツについて知りたい人は以下の記事をご覧ください。
通信制高校への転入と編入の違いは?

通信制高校への転入と編入は似ている言葉ですが、違いがあります。
転入と編入の違いについて以下の表にまとめました。
項目 | 転入 | 編入 |
---|---|---|
概要 | 在籍中の学校から別の学校へ移籍すること | 一度退学してから別の学校に再入学すること |
在籍状況 | 現在の学校に在籍しながら新しい学校へ移籍する | 現在の学校を退学後に再入学するため空白期間が発生する |
単位の引継ぎ | 今まで取得した単位は引き継げる(通信制高校の場合) | 前の学校で取得した単位を引き継げるかは確認が必要になる |
受入時期 | 多くの通信制高校でいつでも受け入れている | 通信制高校の編入時期は4月か10月に限られていることが多い |
特徴 | 在籍の空白期間がなく学校生活を継続できる | 一度退学しているため再入学となる |
転入は在籍中の方が移籍すること
転入とは、すでに高校に在籍している生徒が、違う高校へ移籍すること指します。
生徒は現在の学校に引き続き在籍し、直接新しい学校に移行します。
転入生は在籍の空白期間が発生せず、スムーズに学校生活を継続できることが特徴です。
多くの通信制高校では、転入生を随時受け入れています。
なお、在籍校で取得した単位は引き継げる場合があります。
転入時に今まで取得した単位を引き継げる
転入では、今までに取得した単位は引継ぎが可能です。
今まで在籍していた高校から通信制高校に転入した場合、在籍していた高校で取得した単位を転入先の通信制高校に引き継げます。
ただし、全日制高校の場合は学年制なので単位認定のテストに合格してから単位を獲得することになるので注意が必要です。
通信制高校に引き継ぎできる単位は進級時のテスト合格後の単位数のみになります。
例えば、1年未満で転入する場合は単位数は引き継がれないこともあるので注意してください。
なお、通信制高校への転入の際の単位の引き継ぎについて詳しく知りたい人は以下の記事をご覧ください。
単位ってどうやって引継ぐの?通信制高校に転入の際の不安を徹底解決
編入は退学している方が入学すること
通信制高校への編入に関しては、生徒が一旦学校を中退し、後に別の学校に再入学する場合を指します。
編入生は前の学校と次の学校との間に空白期間が存在します。
また、通信制高校の場合、編入時期が限られていることが多いです。
通信制高校への編入時期は一般的に4月と10月に限られています。
なお、通信制高校によっては、4月と10月以外にも編入できる場合があるため事前に確認することを推奨します。
通信制高校に編入する場合は引き継げる単位を確認してから編入しましょう。
なお、通信制高校への編入方法や入学条件などについては以下の記事を参考にしてください。
高校中退した方には通信制高校がおすすめ!編入方法や入学条件などを解説!
なお、通信制高校の転入と編入の違いについて詳しく知りたい人は以下の記事をご覧ください。
通信制の高校生はどんな一日を送っているの?

ここではAさんとBさんの例に通信制高校の一日を説明します。実際に通信制高校に通っている方の1日の流れを見ることで通信制高校がどいゆう学校なのかを見ていきましょう!
登校日数が少ないAさんの場合
A通信制高校に通っているAさんの場合は、登校日が比較的に少ないのでほとんど家で勉強しています。登校日が少ないのも通信制高校の良さですよね。
Aさんは提出するレポートが溜まってしまうと単位が取れなくなる可能性があるので、計画的学習を進めています。通信制高校は自分でスケジュール調節ができるのも特徴の一つですね。
また、Aさんは勉強以外の時間は趣味やアルバイトなどをしています。自分のやりたいことに時間を使えるのも通信制高校の良いところですね。
通信制高校は自分のライフスタイルに合わせて無理なく学習を進めることが可能です。
続いてBさんの例になります。
登校日数が多いBさんの場合
B通信制高校に通っているBさんは専門学校か大学進学で迷っているのが現状です。現在、Bさんは全日制高校のように週5日間の登校スタイルを選んでいます。
Bさんは学習内容もしっかりしていて、分からないことがあればすぐに先生へ直接聞ける環境に満足しているそうです。
AさんとBさんの1日の流れをみていきましたがいかがでしたか?
通信制高校は周りの友達とも一緒に学習が進められるので、モチベーションにも繋がっていきますよね。また、個人で学習していきたい方は登校回数を少なくできます。
このように自分のやりたいことや目標にしている内容によって通信制高校での一日の流れが変わってきます。
無理なく自分に合った学習方法を選択してみましょう。
自分にあった学校は必ず見つかる!おすすめ通信制高校!

通信制高校を選ぶ際は「手間」と「時間」をかけて選ぶことが大切になります。通信制高校は様々なコースを設けている学校も多いです。
自分に合ったコースが必ず見つかります!しっかりと各学校を比較・検討して自分が納得した上で学校を選びましょう。
通信制高校を選ぶ上で注意するポイントがあります。
インターネット上で調べた時にランキング上位の学校だからといって簡単に選ばないようにしてください。ランキング上位の学校があなたに合う通信制高校という訳ではありません。
通信制高校は非常に多く存在します。様々な学校を検討した上で自分に合った通信制高校を選びましょう。
一ツ葉高等学校

個々の目標やライフスタイルに合わせた多様なコースを設置しているのが一ツ葉高等学校です。
一ツ葉高等学校は週5日制で全日制高校同様に通学できる一般コースや現役大学合格を目指す大学進学コースがあります。そのほかにニューヨークの語学学校と連携して英語の指導から留学までをサポートするアメリカ大学進学コースがあるというコースの多さが特徴です。
豊富なコースから自分に合ったコースを選ぶことができるのも一ツ葉高等学校の良いところですよね。
一ツ葉高等学校は卒業後の目標実現に向けて丁寧に指導してくれる学校でもあります。また、プロテニスプレイヤーや芸能界デビューなど自分の夢を実現する生徒が多数いる学校です。
一ツ葉高等学校ではサポートや学習環境が非常に整っています。勉強していく上でサポート体制は重要なポイントですよね。
自分の目標に合わせて過ごすことのできる学校が一ツ葉高等学校です。入学できる都道府県 | 47都道府県 |
---|---|
制服 | あり |
スクーリング | あり |
クラブ活動 | あり |
ルネサンス高等学校

ルネサンス高等学校は担任による充実指導により確実に高校を卒業することができます。通信制高校ならではの時間や場所にとらわれずに学習することができるのも良いところです。
ルネサンス高校は自分の好きなことに時間を使うことができるのが魅力ですね。
芸能活動やスポーツに打ち込んだりと、夢を実現させるためのWスクールや仕事を頑張りながら高校を卒業することができるのも特徴の一つになります。
先生は学習に関することだけでなく、生活や進路、就職など様々な相談に親身に乗ってくれます。悩み事ができても非常に安心できますよね。
「在宅Webコース」というのも設置されているため、年間4日間のみ登校すれば卒業できるコースもあります。
ルネサンス高校は自宅学習中心に自分の時間を有効活用したい方におすすめの学校です。
入学できる都道府県 | 全国から入学可能 |
---|---|
制服 | あり 着る人を選ばないシックなカラーのブレザースタイル |
スクーリング | あり |
クラブ活動 | あり |
鹿島学園高校

鹿島学園高校では、高卒資格取得までの道のりを徹底サポートしてくれます。
各科目の履修と科目のスケジューリングまで満遍なくサポートしてもらえるのもメリットです。どのようにすれば目的を達成できるのかという点も履修相談員が生徒と一緒にベストな履修方法を考えます。
大学進学者希望者への受験指導も充実しているのも鹿島学園高校の特徴ですね。鹿島学園高校では基礎から難関大受験までをしっかりサポートしてくれます。
そのほかにも多彩な体験学習を実施しているのも魅力的です。色々な人との出会いや自然とのふれあいを通して自分を発見できる多彩な体験学習プログラムがそろっています。
入学できる都道府県 | 22都府県から入学可能 |
---|---|
制服 | あり 希望者のみ。私服でも通学OK |
スクーリング | あり |
クラブ活動 | あり |