高校生活でぼっちにならない方法は？人気者から学ぶ

高校でぼっちになると、どんな生活が待っているのでしょうか？

ひとりぼっちで過ごす高校生活について解説していきます。

登下校や休み時間に話す人がいない

授業時間は先生の話を聞いていればいいので、ぼっちだとしても寂しくありません。

ぼっちがつらいと感じるのは、登下校や休み時間といった友だちと過ごす時間でしょう。

電車やバス通学の場合、最寄り駅から学校までの道を誰とも話さず登下校しなければなりません。

さらに、休み時間や教室移動のときも1人なので、休み時間がとても長く感じるでしょう。

当然、お昼のお弁当も1人で食べるわけですが、近年では「便所飯」をする生徒も少なくないようです。

便所飯とは、いわゆるトイレの個室で1人で食事をする行為で、ひとりぼっちの寂しい姿を人に見られないためなのだそう。

周りは友だちと楽しく過ごしているのに、ぼっちは人目につかないようひっそりと過ごすことになるでしょう。

学校のイベントがつまらない

高校はイベントが多く、中学校とは違って生徒が一致団結してイベントを作り上げます。

文化祭や体育祭では、小道具や教室の装飾を準備したり、必要なものを買い出しに行ったりするのも貴重な思い出の1つです。

また校外学習や修学旅行も、中学校のときより行動制限がなく、行き先やスケジュールを自由に決められます。

しかし一緒に行動できる仲間がいないと、楽しいイベントも黒歴史の一部になってしまうでしょう。

相談できる友だちがいない

高校生になると、中学のときよりも問題が複雑です。

人間関係や勉強、卒業後の進路など、悩みが絶えるなんてことはありません。

そんな状況で友だちがいない人は、悩みや問題を1人で抱え込むことになってしまいます。

グループやペアを作るとき1人残ってしまい、授業でグループやペアを作るとき、ぼっちだと最後に残る可能性も。

そのため、苦手な人とグループになったり、先生とペアになることもしばしば。

さらに隣の席の人とペアになった場合、コミュニケーションがうまくいかず気まずいこともあるでしょう。

1番辛いのが、一人残るとクラスで目立ってしまうことです。

同級生に「この子はいつも残っている」と認識され、いじめに発展する可能性もあります。

ぼっちだからいじめられることはありませんが、標的になりやすいので注意しましょう。

欠席した日の連絡事項が回ってこない

ぼっちで困るのが、欠席した日の連絡事項が回ってこないことです。

例えば、欠席した日の体育の授業で「次はプールだから水着を持ってきて」と言われていても、連絡が回ってきません。

忘れものならまだいい方で、テストや模試のような進路に関わる連絡は回ってこないと大変です。

人付き合いが苦手でも、休んだ日の連絡事項をやりとりするくらいの友だちは確保しておくべきでしょう。

また、欠席した日のノートを写せないので、授業についていけなくなる可能性もあります。

ここからは、人気者から聞いた高校でひとりぼっちを回避する方法を5つ紹介します。

では、1つずつ詳しく解説していきますね。

クラスメイトとの共通点をみつけて声をかける

好きなタレントやアイドル、漫画など、クラスメイトとの共通点を探してみましょう。

共通点を見つけるには、周囲を観察することが大切です。

例えば、通学カバンについているキーホルダーやスマホの待ち受け画面、使っている筆箱やポーチをチェックしてみてください。

日頃から持ち歩くのは「好きなもの」である可能性が高いので、話題を持ちかけると話が盛り上がると思います。

大勢いるところで声をかけるのが苦手な方は、人が少ないタイミングを見計らって話かけてみましょう。

髪型や制服の着こなしは入りたいグループを意識する

入りたいグループを意識して、髪型や制服の着こなしをアレンジしてみるのもおすすめです。

自分から話しかけるのが苦手な方は、一度チャレンジしてみてください。

心理学的に外見は重要とされており、外見を変えることで周りの人に与える印象を変えることが出来るでしょう。

仲良しグループは好きなジャンルが似ているので、見た目を意識すれば相手から話しかけてくれる可能性もあります。

いきなり印象が変わると驚かれるので、1ヶ月くらいかけて徐々に変えていくのがおすすめです。

ただし、どんな髪型や着こなしにしたとしても、男女ともに「清潔感」は重要となります。

しわしわのシャツや洗っていないズボン、ボサボサの髪はマイナスな印象になので気を付けましょう。

部活や係に入って友だちを増やす

クラスで友だちを作るのがむずかしかったら、部活や係に入って友だちを増やすのがおすすめです。

部活や係はやることが決まっているので、コミュニケーションが苦手でも友だちが作りやすいでしょう。

読書が好きな人は図書係、体育が好きな人は体育係など、趣味や特技が活かせると会話も弾みやすいです。

部活動はクラスや学年を超えて活動するので、自分に合った友だちができる可能性も高くなりますよ。

ただし苦手な分野に無理して入部してしまうと、部活で浮いた存在になってしまうことも。

部活動や係を選ぶ際には、好きなことや得意なことに関連する活動を選びましょう。

流行りのテレビ番組や音楽を知って話題についていく

学校やクラスで人気のテレビ番組や音楽を知って、話題についていくことも大切です。

高校生はトレンドにとても敏感なため、1日の中でも話題はコロコロと変わっていきます。

周りと同じ内容を話せると、クラスメイトとの会話が盛り上がって仲良くなれるでしょう。

趣味が合わなくて友だちになれなくても、「この子は楽しく会話する子なんだな」と好印象を持たれます。

いつも笑顔でいることを心掛ける

例えば、「クラスの誰とも話さない上に、話しかけてもそっけない人」がクラスにいたとしたら、あなたは話しかけたいと思いますか？

それよりも、いつも笑顔でいるクラスメイトの方が親しみやすそうで、話しかけやすいです。

いつも笑顔を心掛けることは、誰でも簡単にはじめられる印象の変え方となっています。

高校生活に疲れている方は、高校しんどい！しんどい時こそ通信制高校をご覧ください。

たくさんの人がいる学校でぼっちになってしまうのは、あなたにも問題があるのかもしれません。

一体どんな原因があるのか、深掘りしたいと思います。

人見知り・コミュニケーションが苦手

話しかけられても上手に対応ができない、会話が続かないというのは、人見知りやコミュニケーションが苦手なことが原因です。

人と関わるのが苦手なタイプは、友だちを作るきっかけを逃してひとりぼっちになってしまいます。

「話しかけたい子がいるけど、何を話せば良いかわからない」と思っているのであれば、「次の教科なんだっけ？」「〇〇先生って怒ると怖いよね」など、学校に関する話題を話しかけると話も弾みやすいでしょう。

考え方や行動がネガティブ

否定的な考え方や行動によって、友だち作りの機会を逃してしまうタイプです。

「私なんかが話しかけたら相手は困るだろうな」「うまく話せなかったら相手の時間を無駄にしてしまう」といったネガティブ思考で、自分から話しかけることをやめていませんか？

相手はそこまで気にしていないと、もう少しポジティブに考えるようにしてください。

ネガティブ思考は発言や行動に現れますが、相手にいい印象を与えません。

徐々に周りから距離を置かれてしまい、結果的にぼっちになってしまいます。

人の話を聞かない

人と話すのが好きでネガティブ思考でもないのに、ひとりぼっちになっていませんか？

もしかすると原因は、あなたが人の話を聞かないからかもしれません。

相手の話には耳を傾けず、自分の話ばかりしていたら要注意！

一方的な会話はコミュニケーションではありませんよ。

自己中心的な会話は相手に悪い印象を与えますし、日を追うごとにあなたから離れていくでしょう。

自覚がない場合も多いので、自分の会話の仕方や会話のキャッチボールができているか、信頼できる人に聞いてみるといいです。

今いる環境が合っていない

そもそも今いる場所が、本来の自分に合っていないケースです。

落ち着いた雰囲気が好きな人に、騒がしいクラスは合いません。

また難関大学を目指している人なら、同じレベルのクラスメイトがいた方が話も弾み切磋琢磨できるでしょう。

高校は「偏差値」や「進学校」かによって雰囲気が全く違いますので、高校選びを間違えると孤独になりがちです。

高校でひとりぼっちでも、毎日学校に行かなくてはいけません。

しかし3年間は長く、友だちがいないと退屈です。

そんなぼっち生活を乗り切るには、どうしたらいいのでしょうか？

勉強に取り組んでワンランク上の大学を目指す

ぼっちを貫き、ワンランク上の大学を目指すことも1つの手段です。

友だちを作ることも大切ですが、学生の本業は勉強すること。

「今の学校は自分には合わない」と割り切って、大学受験に力を注ぎましょう。

勉強に思う存分集中できるのは、ぼっちの1番のメリットです！

誰も自分を気にしていないと割り切る

あなたがひとりぼっちだということを、周りは気にしていないと認識しましょう。

いじめられている場合は別ですが、みんな自分のことに一生懸命で、あなたのことを考えている時間はありません。

休み時間に読書をしたり、好きな音楽を聴いたりして、自分の好きなように過ごすといいでしょう。

仲良さそうに見えるグループもマウントを取ったり取られたりで、実は面倒かもしれません。

ぼっちをマイナスに捉えず、「グループや友だちとの人間関係に悩む必要がない」と、前向きに考えてみてください。

保健室登校をする

ひとりぼっちで学校に行くのがつらいときは、保健室登校を検討してみてください。

学校によりますが、保健室登校は出席として扱われるので、出席日数や成績には影響しません。

ぼっちが原因で登校拒否になってしまうと、進学や就職にも影響してしまいます。

学校以外で友だちを作る

友だちになりたい人が学校にいない場合は、学校以外で友だちを作ってみましょう。

人見知りやコミュニケーションが苦手な方は、SNSで同じ趣味の人と繋がってみるのもおすすめです。

SNSは文字でのコミュニケーションがメインで、会話内容をじっくり考えて伝えられます。

会話が続かない人やネガティブな方も、友だちを作りやすいツールです。

交流の範囲を広めると、気の合う友だちが見つかるかもしれません。

通信制高校について知りたい方は、通信制高校とは？わかりやすく徹底解説！をご覧ください。

たった1度の高校生活は、やっぱり友だちはいた方が楽しいに決まっています。

学校やクラスでぼっちになっても、自分の居場所を見つける方法はあるのでしょうか？

習い事や塾に通いはじめる

自分の居場所を見つける1つの方法として、習い事や塾がおすすめです。

楽器やスポーツ、イラスト、陶芸など、同じ趣味の仲間ができて新たな居場所ができます。

塾は勉強がメインですが、自習室などで仲良くなれる可能性もありますし、大学受験に向けて支え合える関係を築けるでしょう。

同じ大学を志望しているなら合格の喜びも倍になり、大学に入学した後も末長く一緒に過ごせます。

SNSや公的な相談窓口を利用する

誰かに話すことで気持ちが楽になることもあります。

自分の居場所がなくてつらいときは、専門の相談窓口を利用してみましょう。

子どもの悩みに詳しいカウンセラーや相談員が対応してくれるので、問題を解消してくれる可能性が高いです。

代表的な相談窓口を以下にまとめました。

近年はSNSを活用して相談できる窓口も増えており、電話よりも本音を伝えやすいと注目されています。

通信制高校やサポート校を検討する

今の高校を辞めて、通信制高校やサポート校を検討するのも1つの方法です。

通信制高校は学校に馴染めなかったり、不登校だったりした生徒が通っていることが多いため、ひとりぼっちの方も馴染みやすいでしょう。

登校する概念がない通信制高校では、教室や登下校でひとりぼっちになる状況が起こりません。

ひとりぼっちなことが精神的にしんどい場合、通信制高校に通うことでメンタルが安定することもあるんです。

友だちがほしい人は通学型の通信制高校を選択すると、全日制高校のようなキャンパスライフが満喫できます。

高校中退からの再入学について知りたい方は、高校中退しても再入学はできる！再入学すべき理由と方法についてご紹介！をご覧ください。

今回は、高校でひとりぼっちになる原因や対処法を紹介しました。

まず覚えておいてほしいのは、「ぼっちは決して悪くない」ということです。

華やかな印象の芸能人でも、学生時代にぼっちだった人はたくさんいます。

世界的なシンガーであるテイラー・スウィフトも、「高校でぼっちだったから家で音楽に打ち込むことができた」のだそう。

ひとりの時間が、本当にやりたいことを探す時間、好きなことに熱中する時間になった人も大勢いるのです。

しかし学校生活を送っていると、ひとりぼっちはつらいと感じる機会も多いでしょう。

あなたに合った居場所は必ずありますので、学校以外に目を向けて、楽しい高校生活が送れるように工夫しましょう。

何でも話せる友だちが1人いるだけでも、つらい気持ちは軽減できます。

あなたが今ぼっちで悩んでいるなら、習い事やアルバイト、通信制高校など、新しい環境を検討してみてください。