通信制高校の入学手続きとは?手続きの方法と注意点 更新時間 2023.02.02
通信制高校に入学したいと考えている方は、入学手続きについて知らなければなりません
入学を希望している人は、新入生か編入生かで手続きの方法が異なってしまいます。
手続きを間違ってしまうことが、何よりもったいないですね。
また転入と編入の違いをしっかり把握していないと、入学手続きがうまく行ったとしても、時間や費用的な面から損をしてしまう可能性が高いです。
今回の記事では、通信制高校への入学手続きの方法と入学を考える上での注意点について紹介していきます。
しっかり正しい情報を知って、一番いい方法で入学をしましょう。
通信制高校の入学の手続き
通信制高校の入学手続きは、入学をする月にも影響があります。
また編入学か転入学かによっても、入学手続きが変わるのです。入学する月ごとに紹介していくので、しっかりと把握をしましょう。
通信制高校に転入をお考えの方は「通信制高校に転入を考えている高校生の方へ」をお読みください!
4月入学
4月入学は、出願時期を幅広く設定をしているため、余裕をもって出願手続きを行うことができます。
出願時期が広く設定されているからと言っても、長くても11月から4月の末まで行っている学校がほとんどなので、余裕をもって手続きを終えられるようにしましょう。
入学手続きは願書の受付の他に、試験や制服の採寸も含まれますので逆算して手続を行うことが大切だとされています。
全日制高校だと、1月から3月までとかなり短い期間しか手続きを行えないので、通信制高校は進路の選択を重視することができるのです。
しかし全日制高校の場合は期間が短い分、入学手続きの時は周囲も同じように手続きを行うため注意点などの情報を手に入れやすくなっています。
通信制高校の場合は個人で手続きを行うことが多いため、最後まで責任をもって手続きを行いましょう。
10月入学
10月入学に関しては、受け入れがある通信制高校とない通信制高校で別れます。
受け入れがある通信制高校の特徴としては、3学期制ではなく大学のような2学期制を採用している点です。
2学期制の場合は、入学時期が前期と後期に分けることができるので、10月入学が可能となったというわけです。
入学時期が2種類存在しているということは、卒業時期も3月と4月の2パターンを選ぶことができます。
10月入学を選ぶ人は、編入や転入をしてきた生徒が多いです。
編入学
編入学は学校を一度退学してから、別の高校に入学することを言います。
編入のシチュエーションで多いのは、海外からの帰国子女や高校を退学をした場合です。
退学をしているため、就職する際の履歴書に「◯高校 中退」と書かなくてはいけなくなってしまいます。
在学中はさほど問題になることはありませんが、就職面接の際は面接官に突っ込まれる可能性が高くなるでしょう。
編入学は学歴に空白の期間を作ってしまいますが、今通っている高校をやめたいと感じている方であれば、転入できる時期まで続けなくても良くなるため、気持ちが楽になる人が多いです。
一度退学をしてしまっても、もう一度高校に行きたい人には編入学はおすすめです。
ご自身の環境を、しっかりと考えて選びましょう。
その他通信制高校のメリットについて更に詳しく知りたい方は「通信制高校のメリット・デメリットを完全解説!」を読んでみてください!
編入学の入学フロー
- 1編入が可能な高校を探す
- 2編入可能な高校を見つけることができたら、問い合わせる
- 3入試担当の先生に不安なことを相談する
- 4不安が解消されれば、編入学試験を受験する
- 5合格後、入学できる
転入学
転入学とは、前の学校に在籍をした状態で学校を転校することです。
転入のシチュエーションで多いのは、引っ越しなどで学校を転校しなければいけなってしまった時や、在学中にいじめに合ってしまい転校をする場合などです。
転入に関しては、退学届を出して学校を辞めて次の学校に行くわけではないので、編入する場合より就職への影響は少ないでしょう。
面接官によっては、転校の理由を聞いてくる場合がありますが、その時は堂々と答えることが大切です。
転入できるタイミングは通信制高校によって異なりますが、自分に合う学校を探して転校を成功させましょう。
転入学の入学フロー
- 1入学時期がマッチしている通信制高校を探す
- 2転入可能な通信制高校を見つけたら電話をして学校に行く
- 3入学を心に決めたら前の学校に必要書類をもらいに行く
- 4資料を送付して出願する
- 5転入試験に合格したら入学できる
入学方法別の注意点
入学方法によって注意しなければならないことは違います。
注意しなければならない点というのは、主に転入と編入によって変わります。
では1つずつ詳しく、確認していきましょう。
転入学
学校を変えるタイミングで、ついやってしまう失敗というのは早々に通っている高校を退学してしまうと言うことです。
先程も紹介したように、まだ学校に在籍している状態というのは中退が履歴に残らない状態と言い換えることができます。
空白の期間を作らないということは、将来的なメリットがかなり大きいので退学をしてしまう前に入学先の通信制高校を探すようにしましょう。
転入学は単位や前の学校での出席状況等を、新しい通信制高校が把握するために前の学校との連絡が必要不可欠となります。
退学をしないことはもちろんですが、必要書類の準備もしっかりと忘れないようにしましょう。
編入学
編入学に関しては、1度退学をしてしまっているため以前通っていた学校との連絡は必要ないように感じますが、実はそうでありません。
通信制高校では、単位の引き継ぎを行うことができるため前の学校に、成績証明を出してもらわなければいけませんね。
成績証明を出してもらわなければ、せっかく前の学校で3年生まで在籍していたとしても、通信制高校で1年生からやり直しとなってしまいます。
同じカリキュラムを2回行うということは、時間的にも経済的にもロスが生まれてしまうため書類などの用意に漏れがないようにしましょう。
試験は必ず受けなければならない
通信制高校だからといって、試験がないわけではありません。
通信制高校も全日制の高校と同じように試験を受けなければ、入学することができないのです。
試験と言っても現在の学力よりも、人物的な要素を入学の基準とされることが多いので面接試験や作文試験がメインになります。
対策をしっかり行えば合格できる内容ですので、安心して準備をしましょう。
各試験の内容について解説していきます。
作文試験
作文を提出する際の注意点について、詳しく解説をしていきます。
通信制高校の作文に関しては、中身よりも誤字の少なさや、字の丁寧さを見られることが多いです。
内容に関しては一朝一夕で対策できるものではないので、できることから始めていきましょう。
書類を提出する際も同様で、誤字脱字の少なさや丁寧さを見られています。
書類を書く時は、シャープペンシルや鉛筆で下書きをしてから、ボールペンを使用して聖書をするようにしましょう。
下書きを行うことで、正確に清書をすることができます。
面接試験
就職活動の時も同じですが、面接は第一印象がかなり重要になります。
第一印象が良い生徒と悪い生徒がいて、いい印象の生徒の学力や作文力が少し下だったとしても、面接を重視する通信制高校では合格になります。
第一印象を良くするためには服装がすごく大切だとされており、清潔感がある服を着ることができれば、第一印象は格段に良くなります。
髪型にも注意が必要です。
髪も面接の時だけで構いませんので、短めに揃えましょう。
短くすることで、若々しく爽やかな印象になり面接官の印象を良くすることができます。
この先、面接を受ける機会は就職活動などでたくさんあります。
今のうちから正しい面接の受け方について、しっかりと覚えましょう。
おすすめ通信制高校
- 鹿島学園高等学校
- 第一学院高等学校
鹿島学園高等学校
鹿島学園高等学校は、転入と編入学を随時受け入れしており、入学できるタイミングを選びやすいところがおすすめできるポイントです。
全日制と通信制を選ぶことができ、用意されているコースも大学進学を目指せるコースから専門性が高い分野に特化したコースまで様々な種類が用意されています。
サッカーが強い学校としても全国的に有名で、プロサッカーチームの鹿島アントラーズと提携しています。
サッカーに専念したい学生も集まっており、より高いレベルで練習することできることも魅力的ですね。
サッカーが強い通信制高校をお探しの方は「サッカーが強い通信制高校特集!」をお読みください!
入学できる都道府県 | 22都府県から入学可能 |
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制服 | あり 希望者のみ。私服でも通学OK |
スクーリング | あり |
クラブ活動 | あり |
第一学院高等学校
第一学院高等学校は前後期の2学期制で4月と10月が入学できるタイミングです。
第一学院の特筆すべき点は、98%という高い卒業率です。
卒業率が高いということは、学校のサポート体制が整っていることに直結します。
第一学院高等学校は全国に校舎を構えていて、地方からの入学がしやすいという点もおすすめポイントです。
WEBを通じてホームルームに参加して、全国の同級生と交流できることもあり、生徒も様々な価値観に触れる機会があります。
入学できる都道府県 | 全国から入学可能 |
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制服 | あり ※着用は自由 |
スクーリング | あり |
クラブ活動 | あり |