中卒でもマツエクの資格は取れる!中卒の方でも資格取得できる方法を詳しく解説します 更新時間 2023.08.04
中卒でマツエク資格を取得したい皆さんへ。
美容のプロを目指すのであれば、美容関係の専門学校に行くのが1番ですが、中卒からでも入学できるのでしょうか?
本記事では、中卒でマツエクの資格取得が難しい理由や、中卒から最短で資格を取得する方法についてご紹介します。
将来、美容の世界で活躍したいという夢を持つ皆さんへ、分かりやすくお伝えしますので、ぜひ最後までご覧ください。
中卒でマツエクの資格取得が難しい理由について
マツエクの資格取得には、一般的に高校卒業資格が必要になります。
その主な理由について、詳しくご紹介していきます。
美容専門学校に入学するには高卒資格が必須
マツエクの施術をするためには、国家資格である「美容師免許」が必要不可欠です。
そして美容師免許を取得するためには、美容専門学校に入学して、決められたカリキュラムを修了しなければなりません。
通常、高校を卒業してから美容学校に入学するのが一般的な流れで、中卒では入学できないことが大半だからです。
しかし、中卒の方だからといって、アイリストになることを諦める必要はありません。
次の章では、「中卒からマツエクの資格を取得する3つの方法」について詳しく解説していますので、もう少しお付き合いください。
国家試験の学科は高卒レベルの学力が必要
マツエクの資格を取得するためには、高卒レベルの学力が必要です。
学科では、まつげの構造や病気の知識、衛生管理など、専門的な知識が求められます。
そのため、中卒の方でも資格取得には一定の学習が必要です。
「高校レベルの学力がないから難しそう・・・」と思った方も多いでしょう。
でも大丈夫、心配はいりません。
まずは学習計画を立てて、自分のペースで学ぶことが大切です。
教材や参考書を活用しながら、基礎知識をしっかりと身につけましょう。
また、実践的な経験も重要です。
美容学校や専門学校での実習や、実務経験を積むことで、技術力を向上させることができます。
実際にお客様のまつげを担当することで自信もつくので、自分の目標に向かって一歩ずつ進んでいきましょう。
マツエクの資格もっと知りたい方は「マツエクの資格とるにはどうしたらいいの?マツエクの資格について徹底解説」から詳しく見ることができます。参考にしてみてくださいね。
中卒からマツエクの資格を取得する4つの方法
今、中卒のあなたに必要なのは、高校卒業を目指すことです。
これから高卒の資格を取得してアイリストになる方法を紹介しますので、自分に合っているかを見極め、進むべき道を選択しましょう。
ここでは4つの方法について、詳しく解説していきます。
高校に再入学して卒業資格を取得する
マツエクのプロになるためには、高校に再入学して卒業資格を取得するという選択肢もあります。
美容専門学校の入学条件として、「高等学校卒業以上」を基準にしている学校が多いためです。
ただし高校に入学して1年生からやり直しても、必ずしも美容学校へ進めるとは限りません。
高校3年間でかかる費用と美容専門学校の費用が二重でかかってくるため、より慎重に検討しなければならない道といえるでしょう。
高等課程が設置されている美容学校に入学する
専修学校の高等課程は、学校教育法に基づいて認可された教育機関です。
この学校では、専門的な技術教育が行われ、様々な分野で活躍するスペシャリストを育成します。
専修学校には「入学資格」によって3つの課程がありますが、中学校卒業者を対象とするのは「等専修学校」と呼ばれる学校です。
課程 | 対象 | 名称 |
---|---|---|
高等課程 | 中学卒業者 | ○○高等専修学校 |
専門課程 | 高校卒業者 | ○○専門学校 |
一般課程 | 学歴・年齢等問わず | ○○専修学校 |
以下は、東京で美容師と高校卒業同等資格が同時に目指せる高等専修学校を、一部抜粋しています。
- 国際共立学園高等専修学校
- 学校法人 鈴学園 すず学園高等専修学校
- 大竹高等専修学校
また「高等課程」と「専門課程」併せて提供しており、「○○専門学校」という名前になっている学校も多く存在します。
つまり「高等課程」が設置されていれば、中学卒業者も入学対象になるということです。
高卒認定試験を受ける
マツエクのプロを目指す上で、もう一つの選択肢として高卒認定試験を受ける方法があります。
高卒認定試験は、中卒の方が高卒と同等の学力を持っていることを証明する試験です。
この試験に合格すれば、高校卒業資格がない方でも、美容専門学校への進学やマツエクの資格取得が可能となります。
高卒認定試験を通じて美容学校へ進学でき、マツエクのプロへの道が広がります。
通信制高校の美容師コースに入学する
「マツエクの資格を取得したいけど、働いているから高校に通うのは難しい…」、そんなあなたにオススメしたいのが、通信制高校の美容師コースへの入学です。
私立の通信制高校では、マツエクやネイル、メイクなど、美容コースを設けている学校が多くあります。
高卒資格取得に向けた学習と、美容師資格取得に向けた学習や実技を同時に進められる学校です。
3年間で2つの資格を取得でれば、最短でマツエク資格を取得することができるでしょう。
通信制高校の魅力は何と言っても、学校に毎日通う必要がないことです。
そのため働きながら学ぶことができ、自分で学費を稼ぐことも可能になります。
美容コースを設置している通信制高校はたくさんあるので、自宅から通える場所にキャンパスや学習センターがある学校を選ぶようにしましょう。
美容について、マツエクに興味があるという方は「おすすめのマツエクの資格を知りたい!おすすめの資格と取得方法について詳しく解説」も参考にしてみてくださいね。
中卒からマツエク資格を目指す人に通信制高校をおすすめする理由
ここでは、近年の通信制高校についてと、通信制高校の美容師コースを選ぶメリットについて詳しく解説します。
全日制高校でなく自ら通信制高校を選ぶ生徒が増えている
通信制高校というと、高校中退や社会人など、さまざまな事情を抱える人が通う特殊な学校というイメージを持っている方も多いでしょう。
しかし近年の通信制高校は革新的であり、通信制高校から東大や京大、難関私立大学を目指す学生や、趣味や将来の目標との両立を考えて通信制高校を選択する人が増えています。
とくに私立の通信制高校の変化が注目されており、美容専門学校と提携していたり、現場のプロを講師に招いて実技指導をしていたりする学校も少なくないんです。
「通信制高校は勉強が苦手な人が行くところ」「不登校の生徒が通う学校」というイメージを払拭し、今の通信制高校について知ることをおすすめします。
高校卒業と同時に美容師課程を修了できる
通信制高校の美容師コースをおすすめする理由の1つは、高校卒業と同時に美容師課程を修了できる点です。
全日制の高校では、高校卒業後に美容学校へ進学しなければなりません。
しかし通信制高校の美容師コースなら、高校在学中に美容師に必要なスキルを身につけられる上に、国家試験対策まで行ってくれます。
つまり最低でも5年かかる課程を、通信制高校であれば最短3年で叶えることができるのです。
貴重な時間を大切に過ごしたい方、出来るだけ早くマツエク資格を取得したい方は、通信制高校という選択肢をぜひ検討してみてください。
学費を安く抑えられる
通信制高校の美容師コースに進学することで、学費を安く抑えられるというメリットもあります。
高校を卒業した後に美容学校に進学する場合、高校の学費とは別に美容学校の学費が必要です。
たとえば、専門学校の2年間の学費は数百万円にも及びますが、通信制高校の美容師コースならそのコストを大幅に抑えられます。
結論として、通信制高校の美容師コースを選ぶことで、学費を抑えつつ美容師としてのスキルを身につけられるというメリットがあるのです。
マツエク施術は美容師の資格が必須
マツエクの施術を行う場合は「美容師」の資格が必須になります。
髪をカット・パーマするお仕事なのになぜマツエクにも必要なのかと思う人も少なくありません。
ここでは、マツエク施術に美容師免許が必要な理由について詳しく見ていきます。
マツエク施術に美容師免許が必要になった理由
じつは、2007年までマツエク施術に美容師免許は必須項目ではありませんでした。
ですが、2007年にまつ毛エクステンションが流行となり、施術を受けた方が相次いで健康被害を、消費生活センターに連額が来ました。
当時は原因不明でしたが、後にマツエクの適切な施術が行われていなかったことが判明しました。
それから、美容師が取り扱う薬品にもマツエクの薬品も対象となり、2008年から美容師免許の保持が義務付けられました。
資格なしの施術が違法になる理由
美容師法では、「美容を生業とする者」が美容師の定義とされていて、この定義に当てはまる者は厚生労働大臣の免許が必要になります。
そのため、美容師免許を持たない人は美容関係の職業を務めることが出来ません。
つまり、資格なしの施術が違法として扱われる理由は、美容師法により美容師免許の保持が必須とされているからです。
マツエクの資格は必須ではない
マツエクの施術には「美容師免許」が必須ですが、「マツエク資格」は必須ではありません。
マツエクの資格は、マツエクの知識と技術の高さを証明するものであるため、強制ではありません。
ですが、マツエクの資格を取得し、マツエクのサロンで勤める際は、自身の大きなアドバンテージとなり、高待遇で働くことが出来るでしょう。
アイリストに向いている人はこんなタイプ
アイリストという仕事が自分に合っているかどうかは、働いてみないと分かりませんよね。
でも出来れば働く前に、自分の向き不向きを見極めたいところでしょう。
ここでは、アイリストに向いているタイプについて詳しく解説していきます。
美容やファッションが好き
美容やファッションが好きな人には、アイリストのキャリアがぴったりかもしれません。
自然とトレンドを追いかけ、新しい技術を習得する意欲があるからです。
アイリストの仕事は、人々を美しく見せることですが、それはただ単にマツエクするだけではありません。
トレンドを把握し、顧客の好みやライフスタイルに合わせた提案が求められる職業です。
アイリストとして働く上で、美容やファッションが好きという情熱は、お客様の信頼を得るための大きな武器になります。
集中力がある
アイリストは、持続力と高い集中力が欠かせません。
職業柄、高い精密さと持続的な注意力が求められるためです。
一本一本のマツエクを施す作業は繊細さを要し、顧客の安全も同時に確保しなければなりません。
施術中にまつげが動いたり、顧客が話しかけてきても、自分の作業をしっかりと進める集中力が必要です。
このような素質がある人は、アイリストとして成功する可能性が高いと言えます。
手先が器用で細かい作業が得意
アイリストに向いている人は、手先が器用で細かい作業が得意な方です。
マツエクの施術は、目の周辺のデリケートな部分に対して繊細な作業を求められるからです。
一例として、自分自身の爪を整えることが好きで手元に自信がある方は、マツエクの施術にも取り組みやすいかもしれません。
手先が器用で細かい作業が得意な方は、アイリストとして働いていける可能性を秘めています。
人と接することが好き
人と接することが好きな方は、アイリストに適しているかもしれません。
アイリストの仕事は、お客様のまつげを扱うだけでなく、その人とのコミュニケーションが重要だからです。
例えば、お客様の希望を聞き出し適切な提案をする能力は、満足度の高いサービスを提供するために必要不可欠なスキルとなります。
一方で、人と接するのが苦手な人は、正確な施術はできても、顧客が求める接客やホスピタリティを提供できないかもしれません。
流行やトレンドに敏感
流行やトレンドに敏感な方は、アイリストとして活躍するのに適しています。
トレンドのまつげスタイルを提案したり、お客様のライフスタイルに合わせたアドバイスをしたりすることが、アイリストの日常業務だからです。
流行に敏感であることは、お客様に最新の美容情報を提供する強みになります。
アイリストに向いていない人はこんなタイプ
アイリストに向いていない、アイリストを続けられないタイプをまとめました。
アイリストという仕事が自分に合っているかどうか、少しでも迷っている方はチェックしていください。
接客が苦手で会話が続かない
「接客が苦手で会話が続かない」と感じている方は、アイリストになるのが難しいかもしれません。
アイリストの仕事では、お客様とのコミュニケーションが重要となるからです。
例えば、お客様の要望をしっかり聞き出し、それに対する適切な提案をするためには、会話力が求められます。
「接客が苦手」という方でも、相手の話に興味を持ち自分自身の話題を持つことで、会話力は確実に上達します。
それでも「施術中にムダ話はしたくない」「作業に集中したいから話しかけないで欲しい」という方は、接客自体が不向きの可能性が高いです。
コツコツ作業が苦手
アイリストの仕事は、細やかな技術と集中力が必要な職業です。
マツエクの装着は、一本一本を丁寧につけていくコツコツ作業となります。
「達成感を感じられない」「単調でくり返しの多い作業が疲れる」「他のことに気が散りやすい」という性格の方は、一度体験レッスンなどを受けてみるといいかもしれません。
マツエク資格にチャレンジする前に、自分が本当にアイリストに向いているのか、その適性を判断できるようになるはずです。
土日祝日はきっちり休みたい
美容業界は週末や祝日が最も忙しく、アイリストもその例外ではありません。
例えば、多くの方は仕事や学校がお休みの日に美容院に訪れることでしょう。
クリスマスやバレンタイン、大型連休あたりは、休みもなかなか取れないでしょう。
しかしアイリストを目指す方の中には、お子さんや家族の介護で、働くのが困難な方もいますね。
そんな方は、アイリストとして働きながら、可能な限り自身のライフスタイルを尊重してくれる店舗を探してみるのもありかもしれません。
「あと何年すれば日曜日だけは働けるようになる」「土日は午前中だけなら店頭に立てる」など、条件を出して交渉してみましょう。
美容師の国家試験とは?試験の概要や合格率を解説
美容師免許を取得するには、国家試験に合格する必要があります。
美容師の国家試験の概要と合格率、そしてどのようにして合格するかについて詳しく解説します。
美容師試験の概要
美容師の国家試験は、「実技試験」と「筆記試験」の2つからなります。
まず実技試験ですが、最短では2023年8月1日(火)に、滋賀県と高知県を除く全国の都道府県で行われます。
試験課題は、「第1課題カッティング」と「第2課題オールウェーブセッティングおよび衛生上の取り扱い」です。
次に筆記試験についてですが、これは2023年9月3日(日)に実施されます。
筆記試験地は全国13都道府県(北海道、岩手、宮城、東京、石川、愛知、大阪、岡山、広島、愛媛、福岡、鹿児島、沖縄)です。
試験課題は「法令関係」「制度及び運営管理」「衛生管理」「香粧品化学」「文化論および美容技術理論」の5つの項目についての知識を問います。
美容師試験の合格率は88%以上!
国家資格とはいえ、美容師試験の合格率は非常に高いのが特徴です。
なぜこんなに高い合格率が出ているかというと、美容師を目指す皆さんが丁寧な指導の下、専門的な技術と知識をしっかりと習得しているからです。
美容師試験は実技だけでなく、理論知識も求められる難易度の高い試験ですが、それをしっかり学んだ方々が試験に挑戦しています。
実際に令和3年度の試験では、92%以上の方が試験に合格しています。
これは、美容師を目指す皆さんが確かな技術と知識を身につけ、試験に対して真剣に取り組んでいる証明です。
つまり美容師試験は決して簡単ではありませんが、真面目に取り組むことで十分に合格できる試験だということです。
中卒から美容師資格やマツエク資格を取得するメリット
ここでは、美容師やマツエク資格を取得するメリットを、3つに絞ってご紹介します。
①手に職がつけられる ②就職や転職がしやすい ③起業やサロン開業が可能になるでは、それぞれ詳しく解説していきましょう。
①手に職がつけられる
「手に職がつけられる」というのは、美容師資格やマツエク資格を取得する大きなメリットの1つです。
なぜなら、資格を持つことで即戦力となり、職に就く道が広がるからです。
美容師資格は国家資格であるため、価値が高く、どんな状況でも技術を活かすことができます。
そのため、早くから美容師の道を進んで資格を取得すれば、将来の就職に有利となるでしょう。
美容師資格はマツエクを施術するための必須条件であり、早くから手に職をつける大きなチャンスとなります。
②就職や転職がしやすい
「就職や転職がしやすい」というのも大きな利点の1つです。
マツエク業界は需要が高く、今後も人気が高まると予測されています。
現在アイリストは人手不足で店舗数も多いため、2つの資格があれば未経験であっても採用されやすくなるでしょう。
例えば、地元を離れて働こうとする場合、美容師資格を持っていると全国どこでも仕事を見つけられますよ。
就職や転職を考える上で大きな強みとなり、自分のキャリアの可能性をどこまでも広げていくことができるのです。
より好条件で、自分好みのサロンや美容室で働けるチャンスをつかみ取り、就職先や転職先の選択肢が広がります。
起業やサロン開業が可能になる
一定のキャリアを積むと、マツエクサロン開業や経営を考える機会も訪れるでしょう。
そんなとき、美容師資格やマツエク資格を持っていれば、何のリスクも抵抗もなく夢を実現することできます。
これが中卒から美容師資格を取得する際の、一定のキャリアを積むと、マツエクサロン開業や経営を考える機会も訪れるでしょう。です。
美容師としての専門知識と技術を持っていれば、自分だけのビジョンを追求する独自のサロンを開業することができます。
夢を追求するための一つの手段として、美容師資格の取得を検討してみてはいかがですか?
中卒でマツエク資格を取得するなら通信制高校が最短ルート!
結論から言うと、中卒でマツエク資格を取得するなら通信制高校が最短ルートです。
通信制高校は自宅で勉強することが可能で、時間やれる場所に縛らことなく学習を進めることができます。
そして美容の授業がある日は通学し、プロ講師から直接指導を受け、実技サポートや国家試験対策をフォローしてもらえるのがメリットです。
通信制高校によっては、美容師の資格取得を目指しながら、同時にマツエク資格を取得できる学校もあります。
早期に就職や開業を目指すことができる、最短で確実な方法の1つといえるでしょう。
費用の面でも時間的に見ても、かなり費用対効果が高く、強くおすすめしたい選択肢です。
しかし全日制高校に入り直したり、専修学校の高等課程に進学したりといった選択肢もあるので、自分に合ったベストな方法を見つけてみてください。
最短でマツエクの資格を取得したい方は 「最短でマツエクの資格を取得!資格を取得する方法とおすすめ講座を紹介」も参考にしてみてくださいね。