メイクの資格一覧!それぞれの特徴やおすすめ講座を紹介! 更新時間 2023.10.12
美容に興味を抱く社会人や学生のみなさんへ。
美容の分野でキャリアを積みたい方や、趣味として深めたい方に、就職や転職で役立つメイク資格についてご紹介します。
資格を持つことで、自身の美容スキルを向上させ、仕事や趣味に生かすことが可能です。
この記事では、各資格の特徴や難易度、おすすめの対象者について詳しく解説しています。
国際的なメイク資格や、近年話題のメイクセラピー検定、化粧品も人気のシュウウエムラのメイクアップ検定などをピックアップしています!
美容の知識を深め、ステップアップしたい方はぜひお読みください。
就活や転職で役に立つ!人気のメイク資格一覧
知名度が高く、取得すると仕事で役立つおすすめのメイク資格を一挙にご紹介します。
各資格の特徴や難易度、対象者を参考に、あなたに合った資格選びの参考にしてください。
IBF国際メイクアップアーティスト認定試験
IBF国際メイクアップアーティスト認定試験は、「一般社団法人IBF国際美容連盟」が主催する資格検定制度です。
メイクアップアーティストとしての基礎知識や技術、国際的な視野を評価します。
試験科目は「実技試験」と「筆記試験」の2つで、それぞれ高いスキルと知識が必要です。
実技試験ではモデルを用いたメイク技術が、筆記試験ではメイクアップの理論や基本知識が評価されます。
試験に合格すると国際レベルでの活動が可能になり、就職や開業時にはIBFからの多角的な支援が受けられるのもメリットです。
合格率は非公表ですが、国際スタンダードに基づいた高難易度であるため、合格者は確かなスキルと知識を有していると認められます。
日本化粧品検定(コスメ検定)
コスメ検定は、受験者数が47万人を超え、美容に関心がある方々に広く支持される美容資格です。
年齢や性別にかかわらず、美しさに興味がある方におすすめです。
この検定を受験することで、化粧品や美容に関する知識を体系的に学ぶことができます。
検定は1~3級まであり、3級は基礎、2級は肌の悩みに対する化粧品の選び方、1級は化粧の応用編が対象です。
取得することで、美容の専門知識を深め、さまざまな分野で実践的なスキルを発揮できます。
日本メイクアップ技術検定試験
日本メイクアップ技術検定は、「一般社団法人JMA」が主催するメイクの資格です。
本検定は、国際的に認められるメイクアップアーティストの養成を目指しています。
検定試験は1級から3級までの3段階に区分され、知識と技術が筆記試験と実技試験で審査されます。
資格を取得することで、メイクアップアーティストとしてアーティストやモデルのメイクアップ、サロンやブライダル業界でのヘアメイクなどで活躍する道が開けます。
MSOJ認定メイクアップ検定
MSOJ認定メイクアップ検定は、一般社団法人日本メイクアップ連盟(MSOJ)が主催する資格です。
試験では、メイクアップアーティストとしての総合的なスキルが評価され、筆記と実技の2部構成となっています。
試験は3級から1級までの3つのレベルが存在し、3級はナチュラルメイクができる基礎レベルです。
2級は高度なナチュラルメイクと部分修正が求められ、1級ではサロン、ウエディング、映像など多岐にわたるメイクアップ技術と知識を証明します。
MSOJ認定メイクアップ検定の難易度や合格率は明確に公表されていないため、試験の難易度は不明です。
筆記試験では、メイクアップに関する理論や技術が問われ、基礎知識の習得と理解が欠かせません。
実技試験では、指定されたメイクの技術と表現力が対象となり、合格基準は筆記試験と実技試験ともに、100点満点中80点以上が基準となっています。
JMANメイクアップ技術検定
JMAN(ジェイマン)は、コスメティック業界やヘア&メイク関連の専門学校で活動するメイクアップアーティストのネットワークです。
JMANメイクアップ技術検定は、メイクアップ技術の向上と活動支援を目的とした技術検定で、メイキャッパーのために実施されます。
この検定試験は、メイクアップに関する技術・知識・マナーの向上を目指し、メイクアップの普遍的技術・知識の啓蒙と普及を促進するものです。
メイクアップ技術検定は毎月全国各地で開催され、本部主催と認定校主催の2タイプがありますが、受験資格や内容に違いはありません。
受験資格は会員のみに限られますが、技術検定3級のみ、JMAN会員以外の方も受験可能です。
JMANメイクアップ技術検定は1級・2級・3級とインストラクター検定の4つの部門で実施され、1級とインストラクター検定の合格者には「JMAN認定講師」の受験資格が与えられます。
シュウ ウエムラ メイクアップ 技術検定試験
「日本ロレアル株式会社 シュウ ウエムラ事業部」と一般社団法人JMA(日本メイクアップ技術検定協会)が共同で、2018年から「シュウ ウエムラ メイクアップ 技術検定試験」を開催しています。
この検定試験は、シュウ ウエムラ シグニチャーメソッドに基づき、手指消毒やスキンケア(ポイントクレンジング、ベースクレンジング、ふき取り、ローショントーニング、クリームトーニング)を経て、ベースメイクからフルメイクを50分間で完成させるものです。
検定テキストに基づいた正確なシュウ ウエムラの技術だけでなく、各テクニックの目的をしっかりと意識し、シュウ ウエムラのメイク技術者としての適切な態度も重要です。
シュウ ウエムラ メイクアップ技術検定試験は、「日本メイクアップ技術検定試験3級+2級」に相当し、合格者には合格認定証と日本メイクアップ技術検定試験1級受験資格が授与されます。
受験資格は、JMA認定校在校生であり、JMA-shu uemura認定講師、もしくはshu uemura学内認定講師による35時間の授業を受けていることが条件です。
メイクセラピー検定
メイクセラピー検定は、「一般社団法人メイクセラピストジャパン」が認定する、メイクの知識に心理学の要素を取り入れた資格試験です。
外見美だけでなく、心理カウンセリングを組み合わせており、お客様のメンタルサポートを目的としています。
メイクセラピーは化学療法の一環と位置づけられており、医療行為ではありません。
メイクで外見が変わることで、気持ちも明るくなり、ネガティブな思い込みやコンプレックスが解消されます。
また、新たな魅力や可能性を発見し、前向きに生活できるようになるなど、医療・福祉の分野でも有用性が期待されています。
受験レベルは3級、準2級、2級、1級、特級の5段階に分かれており、2級までは受験資格に制限がありません。
メイクセラピー検定2級合格者は、1級の受験資格が得られ、1級試験は東京または大阪の会場で実施されます。
1級に合格すると、「認定メイクセラピープロデューサー」の称号が授与されます。
通信講座で、ネイルの資格を取りたい方は 「通信講座でネイリストの資格は取れるの?勉強期間や最短取得するための方法をご紹介!」も参考にしてみてくださいね。
【通信】メイクを学べるおすすめ講座一覧
さまざまなメイク資格を紹介しましたが、受験するには知識や技術の習得が不可欠です。
そこで、メイク資格をスムーズに取得するための通信講座を紹介します。
通信講座は通学の必要がなく、自宅やスキマ時間に効率よく学べるのがメリットです。
社会人のような忙しい方でも無理なく学ぶことができ、サポートを受けながら資格取得を目指せます。
PBアカデミー メイクアップ認定講師 資格取得講座
PBアカデミーのメイクアップ認定講師資格取得講座は、6か月でプロフェッショナルを目指せるカリキュラムです。
美容知識のスキルアップを図りたい方や、メイク初心者にもおすすめの講座です。
講座では、まずベースフェイス理論から学び、顔の筋肉や黄金比率の法則を基本に理解し、重要な眉技法やベースメイク、アイメイクのコツを磨きます。
学習中の質問は、専門スタッフが無料でサポートしてくれ、LINEや電話で即答できるので学習がスムーズです。
教材キットはテキストと一緒に配送され、届いた日から学習を開始できます。
コースは初心者でも安心して受講できるものの、メイクキットはプロ仕様のクオリティです。
万が一のサポート体制も万全で、「8日間の返品・返金制度」や「不合格時返金制度」があり、認定試験に不合格だった場合は全額返金されるシステムです。
さらに、育児や仕事が忙しい方には「受講期間2ヶ月延長制度」が利用でき、自分のペースで無理なく学べます。
メイクセラピストジャパン メイクセラピー検定通信講座
一般社団法人メイクセラピストジャパンの通信添削講座は、メイクセラピー検定試験対策を希望する方を対象としています。
学習用DVDや添削問題など、最適な教材が用意されており、初心者でもわかりやすい内容です。
提出した課題は講師の添削指導を受けられ、理解度の把握に役立ちます。
各級の模擬試験は、過去の本試験に出題された問題で構成され、初学者から上級者まで対応しています。
2・3級対策の通信添削講座は受講料が47,300円で、学習期間は3ヶ月。
2級対策講座は41,250円、1級は8,800円が必要です。
eラーニング講座も用意され、動画やテキスト(PDFデータ)、確認テスト、模擬試験などで学習できます。
また、受講可能期間内であれば、パソコンやスマートフォンから好きな時間に学習でき、自分のペースで理解を深めることができます。
本格的にじっくり学びたい方には、通学制の「メイクセラピスト養成講座」がおすすめです。
ユーキャン コスメ検定®(日本化粧品検定®)講座
通信講座で有名な「ユーキャン」のコスメ検定講座です。
コスメ検定、通称日本化粧品検定は、美容に関する広範な知識を学ぶ資格です。
化粧品の成分や効果から、ネイル、オーラルケア、サプリメント、ポイントメイク、ボディーケア、ヘアケアまで網羅的な内容で、美容に関わる様々な職種で活かせます。
コスメ検定講座を習得すると、商品パッケージや口コミに左右されず、自分に本当に必要なコスメを選べるようになります。
1日の学習目安はわずか30分で、イラスト豊富なテキストで楽しく学び進められるのも特徴です。
ユーキャン受講生向けのデジタル学習サイトを活用すれば、仕事の合間や通勤途中など、スキマ時間に効果的に学習することができます。
1級と2級の試験は年に2回実施され、3級はWEBで随時受験可能です。
エコール・ド・パリ メイクアップスクール
エコール・ド・パリ メイクアップスクールは、本格的なフランス仕込みのヘアメイク技術がフリータイムで学べる通信スクールです。
本格通信ヘアメイクコースや本格通信メイクコースのほか、短期集中講座も用意されており、希望に合ったメイクスキルを習得できます。
メイク検定取得を希望される方には、しっかりと個別サポートしてくれるので安心です!
リモート授業は、生徒の都合のいい日時を毎回予約でき、個別指導で理解が深まります。
また、1回の授業時間は40分〜1時間なので、忙しい方でもスキマ時間で受講でき、効率的に学べます。
日本全国で多くの方が受講し、プロに転身しているメイクスクールです。
1年間の本格コースなら、ヘアメイクアーテイストや撮影ヘアメイク、ファッションヘアメイク、ブライダルヘアメイク、舞台ヘアメイク、メイク特殊効果など、どんな分野でも活躍できる資格が取得できるでしょう。
独学でネイリストになりたい方は 「独学でネイルの資格は取得できる?自力で学ぶメリット・デメリットを解説」も参考にしてみてくださいね。
メイク以外の美容資格おすすめ一覧
メイクに関する資格を紹介してきましたが、それ以外の美容資格についても紹介します。
美容全般に関わりたい方には、複数の資格を取得しておくと仕事の幅が大きく広がるでしょう。
美容師
メイクアップアーティストに欠かせない資格が、美容師免許です。
美容師になるためには、美容師養成施設を卒業し、試験に合格して国家資格である美容師免許を取得する必要があります。
また、近年人気のあるまつげパーマ・まつげエクステを行う際にも、美容師免許が必須です。
美容師は容姿を美しくする仕事であり、メイクや着付け、ネイルなどのプラスアルファな資格を取得することで、ワンランク上を目指せます。
アロマテラピー検定
アロマテラピー検定試験は、40万人以上が受験する人気の検定で、リラクゼーションやストレスケア、美容などに役立つ知識を問います。
特別な受験資格は不要で、どなたでも年齢・性別・学歴を問わず受験可能です。
1級と2級があり、1級は2級を取得しなくても受験可能で、併願受験もできます。
検定は「筆記テスト」と「香りテスト」から成り立ち、筆記テストは全問マークシート方式で、1級は出題範囲が広く問題数も多いです。
アロマテラピー検定1級はアロマ関連の仕事につながる資格で、上位資格取得へのステップとなります。
アロマテラピーアドバイザー、アロマテラピーインストラクター、アロマセラピストなどの上位資格で、活躍の場を広げることもできるでしょう。
AJESTHE認定エステティシャン
一般社団法人日本エステティック協会(AJESTHE)は、日本における健全なエステティックの普及と発展を目的とし、1972年に設立されました。
AJESTHE認定エステティシャンは、基本的な知識・技術をもち、担当範囲のエステティックサービスを適切に提供できる能力を有するエステティシャンに与えられる資格です。
認定エステティシャンになるためには、認定校で300時間以上のコースを修了するか、エステティックの実務経験を1年以上積み、エステティシャンセンター試験と技術力確認試験に合格する必要があります。
認定エステティシャンの資格は、エステティシャンとしての知識と技術のレベルが一定水準以上あることの証明であり、エステティック業界では非常に知名度の高い資格となっています。
AEA上級認定エステティシャン
AEA上級認定エステティシャンは、日本エステティック業協会が主催する資格で、エステティシャンとしてのスキル向上を目指すための資格です。
資格試験はレベル別に3つあり、エステサロンの施術に関する知識や技術を問います。
具体的には、筆記試験と2次試験の実技試験があり、両方の試験は年に2回実施されています。
資格試験を受験するには、AEA認定校を卒業見込みか、サロンでの実務経験が必要です。
アイリスト技能検定
2008年に設立された日本アイリスト協会(通称JEA)は、「まつ毛エクステンションの提供」の危険な状態に警鐘を鳴らすために創設されました。
アイリスト技能検定はJEAが主催し、1〜3級の級数が設定されています。
難易度が高く、3級は学び始める方を対象に、サロンオーナーやエステ、ネイリストなどが受験できます。美容師免許は不問です。
2級はまつ毛エクステンションの技能を習得した技術者が対象で、筆記試験と実技試験があり、美容師免許が必要です。
最上級の1級では、トップレベルの知識や技術が求められ、「まつ毛エクステンションの全ての技能を習得した技術者」が対象です。
1級の試験は、総合的な技術・知識(筆記試験)と、あらゆるタイプのまつ毛エクステンションの施術、特にアレンジアートを必要とした技術検定(実技試験)が含まれています。
JNAジェルネイル技能検定
JNAジェルネイル技能検定試験は、プロとしてサロンワークでジェルネイルを施術するために必要な理論と技術の習得レベルを問う検定試験です。
初級、中級、上級の3つの段階があり、実技試験と筆記試験が含まれます。
近年、若い世代を中心に人気を集めるジェルネイルは、サロンをオープンしたい方やサロンに就転職したい方におすすめの資格です。
ネイリスト技能検定試験
ネイルに関する資格で最も有名なのが、ネイリスト技能検定試験です。
この検定試験は、ネイルの正しい技術と知識の向上を目的としており、3級から1級までの段階が存在します。
3級は受験資格がなく、通信で学ぶことも可能なので、初心者が学ぶのに適しています。
一方、2級・1級では、トップレベルのネイリストに必要な高度な技術が求められるため、サロン就職を目指す方に特におすすめです。メイクや美容系の資格を取得するメリットとは?
メイクや美容系の資格を取得することには、さまざまなメリットがあります。
資格を取得すべきか悩んできる方は、ぜひ一読してみてください。
1. 職業選択の幅が広がる
美容関連の資格を取得すると、さまざまな職業に就くチャンスが広がります。
美容師やメイクアーティストだけでなく、商品企画やエステティシャン、美容関連の専門職など、自身の興味に合った分野でのキャリアを築くことが可能です。
2. 専門知識の向上が期待できる
美容の分野は常に進化しており、新しい技術やトレンドが生まれています。
資格取得プログラムを通じて学ぶことで、最新の美容情報や技術を習得し、専門性を高めることができるでしょう。
これにより、クライアントや顧客に対してより質の高いサービスを提供できます。
3. 信頼性とプロのスキルの証明ができる
資格は、「信頼性」と「プロのスキル」の証明となります。
外部から自身のスキルや知識が一定の基準を満たしていることが認められ、クライアントや雇用主にとってプロフェッショナルとしての信頼を築く手助けとなります。
美容の世界での自己表現と専門性を高め、充実したキャリアを築くための一歩となるでしょう。
美容について、ネイルに興味があるという方は 「ネイル資格の種類は?それぞれの試験内容の違いや取得方法をご紹介」も参考にしてみてくださいね。
自分に合ったメイク資格を見つけて講座で学ぼう!
美容やメイクに興味を持ち、キャリアを広げたいなら、適切なメイク資格を取得しましょう。
資格を持つことで、職業選択の幅が広がり、美容の専門知識を向上させることが期待できます。
また、信頼性とプロのスキルの証明となり、自分のスキルを一段と高めることができるはずです。
美容師、メイクアップアーティスト、エステティシャンなど、自分の目指す職業に合わせた資格を選び、それに基づいた講座で学ぶことで、プロの技術や知識を身につけることができます。
自分の興味やキャリアの方向性に合わせて、資格取得を通じて充実した美容の世界を体験しましょう。
講座はオンラインで受講可能なものも多く、自分のペースで学べる環境が整っています。
メイクのプロフェッショナルとしての一歩を踏み出すために、資格取得のための講座を受講してみましょう!