独学でプログラマーは目指せるの?独学するメリット・デメリットについて詳しく解説! 更新時間 2023.10.19
プログラミング学習において、独学とプログラミングスクールの対立の話をよく耳にします。
しかし、双方の違いは学び方に過ぎません。
この記事では、「独学でプログラマーを目指せるのか?」という疑問について解説していきます。
プログラミング独学のメリット・デメリットを把握し、自身の学びたい気持ちを大切にしながら、転職などの目標を達成する方法について探っていきましょう。
未経験から独学でプログラマーを目指せるのか?
未経験者にとって、プログラマーを目指すこと自体、難しいと感じるかもしれません。
さらに独学ともなると、本当にプログラマーになれるのか疑問に思うでしょう。
では、あなたの疑問を解決に導いていきましょう。
独学でプログラミングを学ぶことは可能
未経験者が独学でプログラマーを目指すことは十分に可能です。
多くの成功例があり、インターネット上には豊富な学習リソースが揃っています。
独学は自ら学び、トライアンドエラーを繰り返すことで解決するスキルを鍛えます。
これはプロになってからも同じで、どんなに経験を積んでも壁に直面しますが、独学で培った調査力は重宝されるでしょう。
そもそもプログラミングとは?
プログラミングとは、コンピューターに具体的な指示を書く作業です。
「プログラム」とは計画や手順を指し、Web関連ではコンピューターに与える具体的な指示を指します。
コンピューターは機械なので考えることはできませんが、指示された通りの動作を正確に実行することが得意です。
プログラミング言語を使って目的を達成するための一連の動きを指示し、コンピューターを指示通りに動かします。
独学に自信がない場合はプログラミングスクールへ
人によって、独学は孤独感や学習の方向性の迷いが生じることがあります。
そのため、自信がない場合や効率的な学習を望む場合は、プログラミングスクールを検討するのも一つの方法です。
スクールでは専門の講師による指導や同じ志を持つ仲間との交流が得られ、学習のモチベーションを高めることができるでしょう。
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独学でプログラマーになるための必要な時間や費用
独学に必要な学習時間
プログラマーになるための独学学習には、個人の学習スピードや目標によって異なります。
それを前提として、基礎レベルの簡単なプログラム作成には、一般的には約200時間の学習が必要です。
習得期間は1~3か月程度が目安で、個人の理解度やスピードによって変動します。
一部の大手スクールでは、最短コースとして1ヶ月のプランを提供しているケースもあるので、独学の場合は2ヶ月以上を目安にするといいでしょう。
しかし、実務では仕様書や設計書を元に複雑なプログラムを開発するため、基礎レベルの習得だけでは不十分です。
プロジェクトによっては複数のプログラミング言語を使用するので、より多くの学習時間が必要になります。
実務レベルのプログラミング習得には、1日4時間ほどの学習で1年半くらいが目安になるでしょう。
独学にかかる費用
独学の場合、無料で利用できるオンライン教材やコースが豊富に存在します。
テキストや専門書などの書籍代がかかるとしても、1万〜2万の予算で十分でしょう。
しかし、独学の場合は有料のプログラミング講座を利用することも考えられます。
スクールの料金は講師やサポート、選択コースなどで異なりますが、10万円〜30万円くらいが相場です。
独学にかかる費用は主にこれらの資料や学習ツールのコストによって左右されますが、比較的低コストでスタートできる利点があります。
プログラミングスクールとの比較
短期間でプログラミングを習得したい方は、スクールとの比較・検討がおすすめです。
プログラミングスクールでは、短期間で徹底的に学習することができますが、独学と比較すると一定の費用がかかります。
一方で、スクールに通うことで専門的なサポートやプロジェクト経験を得られることがメリットです。
自己資金や時間の制約によって選択する道が変わるため、慎重に計画を立てましょう。
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独学でプログラミングを学ぶメリット・デメリット
独学でプログラミングを学ぶ方法には、メリットとデメリットの両方が存在します。
双方を理解し、自分の目的に合った学習方法を選びましょう。
独学のメリット
独学でプログラミングを学ぶメリットは複数あります。
1つ目は、自分のペースで学習できることです。
個々の進捗に合わせて学習スケジュールを調整でき、理解が追いつかない部分を繰り返し学ぶことが可能です。
2つ目は、スクールで学ぶよりもコストを抑えられる点です。
最近では、無料の学習サイトや動画が公開されているため、自分の学びたいことをピンポイントで検索できるでしょう。
3つ目のメリットとして考えられるのは、プログラマーに向いていないと思ったときのリスクを最小限に抑えらえることです。
途中で挫折した場合、スクールなどに通っていると費用は全額負担になるほか、周囲の目が気になり自分に自信をなくしてしまいます。
その点、独学だと誰にもバレずにリタイヤできるので、プログラマーを目指すハードルも低くなるでしょう。
独学のデメリット
一方で、独学にはいくつかのデメリットも存在します。
まず、方向性の迷いやモチベーションの低下が起こりやすいことが挙げられます。
また、他者との協力やフィードバックが限られているため、自己評価が難しくなることも難点です。
さらに、独学者は実務経験が不足している可能性があり、いざ実践となっても活躍できないことも多いに考えられるでしょう。
独学でプログラマーになる手順とプロセス
独学のメリットとデメリットを理解したところで、次のステップに移ります。
ここでは、いよいよプログラマーになるためのステップを紹介したいと思います。
①プログラマーになりどんな仕事をしたいかを決める
プログラマーになるには、まず自分がどの分野や仕事に興味を持っているかを明確にしましょう。
ウェブ開発、データ分析、ゲーム開発など、プログラマーの仕事は多岐にわたります。
具体的な目標を設定することで、学習の方向性が明確になります。
②目的に必要な言語スキルを学ぶ
選んだ分野に応じて必要なプログラミング言語を学びましょう。
ウェブ開発ならHTML、CSS、JavaScript、データ分析ならPython、ゲーム開発ならC#などが一般的です。
オンライン教材や書籍を利用して、基本から着実にスキルを身につけていきます。
③スキルを習得して資格を取得する
資格は実力を証明する手段の一つです。
プログラミング言語や開発ツールに関する資格を取得することで、履歴書やポートフォリオに価値を加えることができます。
業界によっては資格よりも実務経験が重視されることもあるため、バランスを考えながら進めていきましょう。
④ポートフォリオを作成する
プログラマーになるためには、実際のプロジェクトやコードをまとめたポートフォリオが重要です。
自分の作品や開発したアプリケーション、コードの一部を公開し、スキルや経験をアピールできるようにしましょう。
ポートフォリオは面接や求人応募時に必要で、採用においての強力な武器となります。
⑤興味のある求人に応募する
ポートフォリオが整ったら、興味を持つ分野や企業に積極的に応募しましょう。
求人情報サイトや企業の採用ページを利用して、適切なポジションを見つけ出します。
履歴書や職務経歴書、ポートフォリオを添えて、自分の魅力をアピールする応募書類を作成し、ステップバイステップでプログラマーとしてのキャリアを築いていきましょう。
マーケティングの勉強方法について 「マーケティングの勉強のやり方は?社会人向けの勉強法を徹底紹介」で詳しく解説しているので、ぜひご参考ください。
独学に役立つ!プログラマーにおすすめのツール
最後に、独学でプログラマーを目指す際に役立つ、おすすめのツールをご紹介します。
プログラミングに関する書籍を3冊購入する
書籍は基礎から応用まで幅広い知識を提供してくれるため、独学プログラマーにとって有益なツールです。
有名な書籍から専門書まで幅広く読むことで、様々な視点から学ぶことができます。
オンライン書店や図書館を活用して、自分の学習スタイルに合った書籍を見つけましょう。
無料のプログラミングサイトや動画を参考にする
インターネット上には、無料で利用できるプログラミング学習サイトや動画が豊富に存在します。
CodecademyやYouTubeなどを活用して、実際のコーディングやプロジェクトを通してスキルを向上させましょう。
多様な視聴者や学習者のコメントからも、新しい知識を得ることができます。
コミュニティやセミナーに積極的に参加する
プログラミングのコミュニティやセミナーに参加することで、他の学習者や経験者と交流し、知識や経験を共有することができます。
オンラインイベントやローカルなミートアップなど、自分に合った形で参加することで、モチベーションの向上や新たな学びの機会を見つけることができます。
独学は孤独を感じやすく、モチベーションの維持が容易ではありません。
他者との交流は、独学で失ったプログラミングに対する意欲を高めてくれるでしょう。