整体師資格を最短で取る方法費用と時間を徹底解説! 更新時間 2023.08.01
整体師を目指す方の中には、「最短で資格を取りたい!」と考えている人もいるでしょう。
整体師の資格にはたくさんの種類があり、必要な費用や時間もさまざまです。
そこで今回は、整体師の資格を最短で取得する方法について詳しく解説します。
さらに最短で資格取得するメリットやデメリット、注意すべきポイントなど、整体師を目指す方々が成功するための鍵を提供します。
この記事を読むことで、無駄な時間と努力を省きつつ、確かなスキルを身につける道筋が明確になることでしょう。
最短ルートで目標を達成するためのヒントを、ここで手に入れてください。
整体師の資格は最短どのくらいで取得できる?
意外かもしれませんが、整体師になるのに必須の資格はありません。
そのため、誰でも即座に整体師と名乗ることができます。
しかし患者さんを満足させリピートに繋げるには、体の構造や機能に関する基本的な知識が必要です。
整体師の資格について詳しく知りたい方は「整体師は国家資格なの?整体師に必要な資格をご紹介」から詳しく見ることができます。ぜひ参考にしてみてください!
さらに、マッサージやストレッチ、調整など、患者の痛みや不調を和らげるための具体的な技術習得もかかせないでしょう。
このような技法を最短で学ぼうと思った場合、おすすめの方法は「通信講座」です。
通信講座はさまざまな民間団体や企業が設立していて、どのような分野で活躍するかによって、必要な資格は異なります。
趣味レベルであれば最短1週間で取得できるものもありますが、資格によっては半年〜3年以上かかるケースもあります。
また、自分が目指す整体師の分野に応じて、資格取得にかかる費用や学習期間も変動するのです。
整体師の資格を最短で取得する3つの方法
では、整体師の資格を最短で取得する方法について解説していきます。
専門スクールでの集中的な学習
専門スクールでの集中的な学習は、整体師の資格を効率的に取得する方法の一つです。
専門のカリキュラムにより、解剖学や施術技術、病態学など、必要な知識を短期間で学ぶことができます。
クラス内での実践的なトレーニングや実習を通じて、実際の施術に必要なスキルを磨けるのがメリットです。
通学の場合、資格取得に必要な費用は10万〜50万円ほどで、半年〜1年が目安になります。
取得したい資格によって費用も時間も異なるため、自身で詳しくリサーチする必要があります。
通信講座で自分のペースで学ぶ
通信講座は、自分のペースで整体師の資格を取得したい人に適しています。
インターネットや独自の教材を用いて、自分の都合に合わせて学習を進められるのがメリットです。
「通信講座で本当に資格が取れるの?」と疑問を持つ方もいるかもしれません。
通信講座であっても、プロ講師からマンツーマン指導が受けられ、弱点をクリアしながら知識を深めることが可能です。
自学で分からないことがあった場合は、スマホを利用して何度でも質問できたり、レポート添削を受けたりといったサポート体制も充実しています。
ただし、自己管理能力が求められるため、計画的なスケジュールを立てて取り組むことが重要です。
通信講座にかかる費用は、数万〜20万円ほどが一般的です。
また数週間で取得できる資格から、3ヶ月ほどかかる資格まで、たくさんの資格種類がラインナップされています。
実務経験を積みながら学ぶ
実務経験を積みながら学ぶ方法は、実際の施術現場で経験を積みながら資格取得を目指すアプローチです。
健康関連の職場で働きながら、実践的なスキルや知識を習得します。
実務と学習を並行して行うことで、最短スピードで理論と実践を結びつける力を養うことができます。
この場合のメリットは、資格取得に必要な費用がかからない点です。
しかし、現場で指導を受けている方は問題ありませんが、研修制度が充実していない場合は注意が必要です。
十分な知識や実技が習得できないままだと、安心安全な施術を提供できない可能性もあるでしょう。
就職または開業に資格は必要なの?
結論からお伝えしますと、就職・開業するために資格は必要ありません。
整体師になること自体は手に職、つまりスキルさえ身につければ可能です!
ですが、資格を取っておかないと損することがあるため、資格を取るメリットについて詳しく説明していきます。
資格を取るメリット
資格を取るメリットはずばり「お客様に信頼・安心を与えられること」です。
資格があるのとないのでは、お客様の信頼、安心感が大きく変わります。
初めて来店されるお客さまは、あなたがどんな人なのかどれぐらいスキルを持ってサービスできるのかわからないので、そこで「この資格を持っています!」と伝えられると初対面でも信頼され高い好感を抱いてくれます。
また、職場での評価、給料アップにもに直接関係してきますので、資格を取っておいて損することはないでしょう。
資格を持たないデメリット
先ほどもお伝えしたように、資格を持たないデメリットは信頼を得られないことです。
リピーターのお客様であればその人がどういった人柄で、実力を持っているのか理解されていると思いますが、整体院で来店されるお客様の過半数は初対面です。
技術はあるのに資格がない場合だと、お客様でリピーターは多くつくと思いますが新規のお客さまには印象付けられない場合が多く、資格が無くて得することがありません。
リピーターの獲得、新規のお客様に指名されるため、自身のスキルを証明するために資格を取っておくことをおすすめします。
整体師の資格の特徴
上記でもお伝えしましたが、整体師として働くうえで、資格は必要ありません。
しかし、特定の資格を持っていないとできない施術がありますので、それぞれの資格の特徴をまとめて紹介します
柔道整復師
柔道整復師は、公共財団法人柔道整復研修試験財団が認定している国家資格で、高校卒業後に厚生労働省や文部科学省が許可する大学に3年以上の専門学校で履修し、国家試験に合格することで資格を取得することが可能です。
この資格を持って可能な施術は手術をしない「非観血的療法」です
骨折・脱臼・捻挫・打撲などの損傷が対象で、患部の修復、固定などを行い、人間の持つ自然治癒力を最大限に発揮させる治療をします。
この資格の合格率は、65%で紹介する資格の中で最も低い合格率です。
あん摩マッサージ指圧師
あん摩マッサージ指圧師は、財団法人東洋療法研修試験財団が認定する国家資格です。
高校卒業後、厚生労働省や文部科学省が許可する特別支援学校や専門学校で東洋医学に基づいた科目を3年以上学び、国家試験に合格することで資格を取得できます。
この資格を取得することで、病院や治療院、介護施設で、頭痛・腰痛・肩こりなどの症状に対して徒手(あん摩・指圧・マッサージ)にて解消・軽減することが出来ます。
この資格の合格率は、85%ほどで受験資格を獲得出来たら取得しやすい資格です。
はり師・きゅう師
はり師・きゅう師は、財団法人東洋療法研修試験財団が認定する国家資格です。
高校卒業後、はり師・きゅう師の要請をする専門学校などで東洋医学をはじめとした科目を3年以上学び、国家試験に合格することで取得できます。合格率はともに75%ほどです。
はり・きゅう師は、鍼やお灸を使って全身にある経穴と呼ぶツボを刺激して、体の内側から自然治癒力を高めます。
患者さんの体調を把握して、鍼の太さや長さ、角度を決めたり、お灸のもぐさの種類やお灸の回数を決定します。
整体師に向いている人は?
「整体師を目指しているけど、私は向いているのかな」と不安を抱えている方もいらっしゃると思います。
ここからは、整体師に向いている人の特徴について詳しく説明していきます。
人と話すのが好き
整体師はお客様とコミュニケーションを取りながら施術をおこないます。
身体の不調部位の確認や施術内容の提案は、お客様と会話をすることで初めて成立します。
お客様の本音を引き出し、適切な施術をするためにも、コミュニケーション力は整体師にとって重要なスキルの1つといえるでしょう。
人と話すのが好きであれば、なんの抵抗もなくお客様と接していくことができるでしょう。
聞き上手といわれる/人から相談されやすい
整体院を利用するお客様は、身体に違和感だったり、つらさを感じて施術を受けにきています。
話すことで緊張がやわらぐケースもありますので、身体についての不安や悩みを聞くことは整体師の非常に大切なやり取りです。
周囲の人達から聞き上手といわれたり、人から相談されやすかったりする方は、普段から話を聞いてくれる雰囲気や安心感を与えられる優しさがあるといえるでしょう。
これは整体師になる上で、大きなアドバンテージとなり得ます。
人の喜ぶ顔を見ると自分もうれしくなる
人の喜ぶ顔を見ると自分もうれしくなるという方も、整体師に向いているといえるでしょう。
お客様が施術のおかげで体調がよくなったと喜んでいたら、自身も満足感に満たされ整体師の仕事に強くやりがいを感じられるはずです!
奉仕精神があると、高いモチベーションを保ちながら施術に取り組むことができます。
スポーツ経験者
整体師の中でも、国家資格の柔道整復師は、スポーツ経験者に非常に高い適性を持っています。
柔道整復師は、運動機能のリハビリについて対応する場合が多くあります。
もともと筋肉や骨の動きへの意識が高いスポーツ経験者は、すでに解剖学にある程度の理解があるといわれています。
特にスポーツトレーナーを目指す場合は、担当する選手の競技について詳しいことは必須ですので、スポーツ経験があるほうが望ましいでしょう。
自分も整体などの施術を受けることが多い
自分自身が整体などの施術をよく受けるという方も整体師に向いています。
以上のような経験は、お客様の気持ちを理解して親身に寄り添い、効果の高い施術を提案することにつなげられるでしょう。
体力に自信がある/体を動かすのが好き
整体師は立ち仕事かつ体力を使う仕事です。
正社員として働くことになる場合は、最低でも1日8時間、フルタイムで体を動かさないといけません。
体力に自身がある・体を動かすのが好きな人は、整体師にとっていちばん大切な基礎が既に備わっているといっても過言ではないでしょう。
クレーム対応の経験がある/タフなタイプ
これまでにもお伝えしたとおり、整体師はサービス業かつ人の身体に触れて施術するお仕事です。
お客様の捉え方は人それぞれであり、不快な思いをさせないように注意を払っていても、どうしてもクレームが発生してしまうケースがあります。
時に理不尽なことを言われるつらい気持ちになったりもするでしょう。
クレーム対応の経験があり対処の仕方を知っている人や、クレームを受けてもめげずに働くことが出来るタフな性格の人は、整体師として働いていく上で大きなステータスになるでしょう。
【おすすめ5選!】整体師資格を最短で取得する通信講座
本記事でおすすめしたいのは、通信講座で資格を取得する方法です。
ここでは、最短で整体師の技術を習得して資格が取れる、おすすめの通信講座を紹介していきます。
通信スクール | 講座 | 受講期間 |
---|---|---|
キャリカレ | 整体ボディケア総合講座 | 最短3ヶ月 |
グローバルボディケア総合学院 | 整体トッププロエキスパート講座 | 最短3ヶ月 |
SARAスクール | 整体資格取得講座 | 最短2ヶ月 |
formie(フォーミー) | 整体&セラピースペシャリスト資格取得講座 | 最短1ヶ月 |
ラーキャリ | 整体セラピープロフェッショナル資格取得講座 | 最短3週間 |
では、通信スクールごとの特徴や資格内容を詳しくみていきましょう。
キャリカレ
キャリカレは、初学者からでも自宅でプロの技術が身につく学習方法やカリキュラム、充実したサポートが整った通信講座です。
筋肉学の第一人者による30年以上の経験を活かした安全かつ効果的な施術法を習得できます。
また、人体の構造や痛み・不調の原因を基礎から習得でき、患者さんに負担をかけない効果的な施術法をわかりやすく習得できるのもおすすめの理由です。
キャリカレでは、以下のような資格を取得できます。
最短であれば1つの資格だけでも十分ですが、時間がある方は3つの資格をまとめて取得するのもおすすめです。
費用や時間を短縮でき、結果的に少ない時間で3種類の知識やテクニックを身につけられます。一般財団法人日本能力開発推進協会(JADP)の基準を満たす講座ということもあって、在宅での試験受験が可能というのも魅力です。
グローバルボディケア総合学院
創業30年を迎えるグローバルボディケア総合学院は、国内最大級のセラピスト通信専門校です。
セラピスト養成に特化しており、専門講座は160講座というラインナップ。
国内トップクラスの通信スクールとして、以下のような資格が取得できます。
グローバルボディケア総合学院で資格を取得するなら、「整体トッププロエキスパート講座」がおすすめです。
整体師の王道資格として、3000年の歴史を持つ中国本場整体手技200種類を完全習得できます。
短期で自宅サロン開業も目指せて、試験料や認定料、更新料もかかりません。
整体トッププロエキスパートセラピストの資格を取得して、独立開業やキャリアアップを目指しましょう。
SARAスクール
SARAスクールは、整体の資格認定を行っている「日本メディカル心理セラピー協会」と「日本インストラクター技術協会」の認定校です。
講座は分かりやすい2パターンで、初期費用を抑えたい方向けの「基本コース」と、100%資格が取得できる「プラチナコース」が用意されています。
これまでの受講者数は累計7万人を突破しており、初心者でも学びやすいカリキュラムと評判です。
SARAスクールで取得できる資格は、以下の2種類です。
最短で整体師デビューを目指すなら、プラチナコースがおすすめ!
在宅にて課題を提出するだけで、卒業時に2資格が認定授与されます。
基本コースは59,800円、プラチナコースは79,800円と費用もリーズナブル。
最短で確実に資格を取りたい方におすすめです。
フォーミー
formie(フォーミー)は、スマホやパソコンで手軽に学べ、役立つ資格が取得できるオンライン通信資格サービスです。
特徴的なのは、受講したい講座がサブスクで購入できることで、初回は980円から始められます。
更新には毎月3,980円が必要で、回数制限や縛りがなく、いつでも解約可能です。
フォーミーの「整体&セラピースペシャリスト資格取得講座 」では、整体の基本的な理論や人体の構造、経穴(ツボ)の位置や施術の影響などの知識が効率的に学べます。
本講座では、以下の資格が取得できます。
もっと専門的な知識深めたい方には、「リンパ&セラピースペシャリスト」や「アロマ&ケアスペシャリスト」もおすすめです。
ラーキャリ
ラーキャリは、「株式会社RIGWORKS」が運営する民間資格サイトです。
ラーキャリの通信講座では、最短3週間で「整体セラピープロフェッショナル資格」を取得できます。
こちらの講座では、経絡のバランス調整や陰陽の調和、筋肉の緊張緩和、組織の修復・調整に関する基本から学び、200以上もの手技を習得することが可能です。
専用のテキストやDVDを使って、自宅でじっくりと学ぶことができます。
本講座では、以下の資格が取得可能です。
資格試験を受ける必要はなく、最終確認問題を提出して合格することで、2つの団体から資格認定証が授与されます。
さらに、就職や開業に関するサポートも充実しており、自宅サロンを開業したい方や副業としてスキルを身につけたい方にもおすすめです。
整体師の年収について知りたい方は「整体師の平均年収は?年収を上げる方法について解説」から詳しく見ることができます。参考にしてみてくださいね。
整体師資格を最短で取得するときの注意点
資格取得を急ぎすぎてしまうと、大切なことを見落としてしまう可能性があります。
最短で資格を取得したい方は、以下の3つを念頭に置いて進めていきましょう。
①過度なスピード重視に注意
②周囲のアドバイスを活用する
③継続的なスキルアップの重要性
過度なスピード重視に注意
整体師の資格取得を急ぐのは魅力的ですが、過度なスピードで進めると、施術の品質や理解度に影響を及ぼす可能性があります。
何事もそうですが、バランスを保ちながら進めることが肝要です。
資格を迅速に取得することは目標ですが、適切な学習と実習を欠かさないようにしましょう。
周囲のアドバイスを活用する
資格取得の過程で、周囲の先輩や専門家のアドバイスを受けることは重要です。
彼らの経験や知識から得られる洞察は、効果的な学習方法や実務でのポイントを理解するのに役立ちます。
自身の成長に繋げるため、謙虚な姿勢でアドバイスを受け入れましょう。
継続的なスキルアップの重要性
一流の整体師として活躍するためにも、資格を取得した後も継続して学び続けることが不可欠です。
新しい技術や最新の知識を取り入れることで、より高度な施術が可能となります。
業界は変化するものであり、継続的なスキルアップを心掛けることで、患者に最良のケアを提供できる能力を磨きましょう。
整体師資格を最短で取得する際は目的を明確にすることが大切!
整体師の資格をできるだけ短期間で取得したい場合、通信講座がおすすめです。
通信講座は自宅で学べる利便性があり、自分のペースで進めることができます。
しかし資格ごとに費用や時間が異なるため、まずは予算やスケジュールをしっかりと考慮し、最適な資格を選ぶようにしましょう。
ただし、急いで資格取得を進めることは注意が必要です。
急ぎすぎると、大切な知識や情報を見落とす可能性があります。
また、通信講座は数多く存在するため、自分の目的に合った講座を選ぶことが大切です。
カリキュラムや内容、サポート体制などを比較検討し、自分の学びたいことやキャリア目標にマッチする講座を選びましょう。
整体師資格取得のプロセスを通じて、自身のスキルアップと成長を実現することが大いに期待できます。
整体師の年収について知りたい方は「整体師の平均年収は?年収を上げる方法について解説」から詳しく見ることができます。参考にしてみてくださいね。