初任者研修のカリキュラムは?通信と通学の違いを徹底解説 更新時間 2023.07.03
介護職へのスタート資格として、毎年多くの方が受講している「介護職員初任者研修」ですが、どのような内容なのでしょうか。
介護の基礎から応用まで学べるので、これから介護に携わるすべての方にオススメしたい資格です。
初任者研修には、自宅学習を中心とした「通信コース」と、スクールに通って直接指導を受ける「通学コース」の2パターンがあります。
今回は、初任者研修の学習カリキュラムの内容や、通信と通学の違いを詳しくまとめました。
これから介護職として働きたい方、介護業界への転職を考えている方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

初任者研修(旧ホームヘルパー2級)ってどんな資格?
介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級)は、介護職を学ぶ人が最初に取得する資格です。
介護現場で働きたい方はもちろんのこと、家族の介護ケアにも役立つ資格としてチャレンジする方も増えています。
資格を取得することで、入浴・食事の介助などを含む基本的な介護業務が行えるようになり、介護職として働く際に必要な基礎的な知識・技術を身に付けられます。
初心者研修を取得するメリットは、学歴や職歴がなくてもチャレンジできること、働きながらでも目指せることです。
さらに修了試験の合格率がほぼ100%なので、勉強が苦手な方でも安心して取り組むことが出来ます。
また1度取得すると「一生有効」なのも、初任者研修が注目されている理由の1つといえるでしょう。
他にも役立つ資格が多くあり「介護資格の種類はどのくらいあるの?スキルアップに取るべき資格を徹底解説!」から詳しく見ることができます。参考にしてみてくださいね。
初任者研修の学習カリキュラム
初任者研修のカリキュラムは、厚生労働省の指針に基づいています。
講座は130時間の「講義」と「実技演習」で構成されており、どの都道府県もほとんど変わりありません。
本章では、カリキュラムの内容や試験について詳しく解説していきます。
カリキュラムの内容と受講時間
項目 | 受講時間 |
---|---|
職務の理解 | 6時間 |
介護における尊厳の保持・自立支援 | 9時間 |
介護の基本 | 6時間 |
介護・福祉サービスの理解と医療の連携 | 9時間 |
介護におけるコミュニケーション技術 | 6時間 |
老化の理解 | 6時間 |
認知症の理解 | 6時間 |
障害の理解 | 3時間 |
こころとからだのしくみと生活支援技術 | 75時間 |
講義の振り返り | 4時間 |
合計 | 130時間 |
受講内容はどのスクールも同じで、「講義」で介護の知識を養い、「演習」で体を動かしながら技術を学ぶ構成になっています。
多くのスクールが「通信コース」と「通学コース」を用意していますが、いずれのコースを選択した場合でもスクーリング(通学)は必須です。
実技演習の内容
初任者研修のスクーリングでは、以下のような実技を学習します。
- 食事介助
- ベッドメイキング
- 移動、移乗
- 更衣介助
- 入浴介助
実技演習では、受講者同士で「利用者役」と「介護職役」に分かれて演習します。
介護職役の役割を果たすことはもちろん重要ですが、利用者の立場を体感することも技術習得には欠かせません。
利用者役で得られた経験は、実際の現場でも大いに役立つでしょう。
筆記による修了試験の内容
130時間のカリキュラムを修了すると、1時間ほどの筆記試験が実施されます。
試験は選択式と記述式で32問以上が出題され、100点満点中70点以上 が合格ラインです。
出題範囲は幅広いですが、講座の内容を理解しておけば100%に近い確率で合格できるでしょう。
万が一不合格になった場合でも、多くのスクールが無料で追試を受けられるようになっています。
介護職の資格についてもっと幅広く知りたいという方は 「介護職のおすすめ資格は?種類や受講費用、期間などをご紹介」もチェックしてみてくださいね。
通信コースと通学コースの違いとは?
先述した通り、初任者研修には「通信コース」と「通学コース」の2パターンがあります。
取得までの期間や学習方法など、それぞれの違いを詳しく解説していきます。
通信コースの学習方法
通信の場合は、「自宅学習(40.5時間)+通学(89.5時間)」といったカリキュラムになっています。
自宅学習のみでは、初任者研修の資格取得はできないので注意しましょう。
実技演習に必要なスクーリングは、およそ15日〜18日ほどになります。
平均的な学習期間は3〜4ヶ月前後ですが、短期集中コースであれば1ヶ月未満で取得することも可能です。
スクールの時間割やコースによって取得までの期間は異なるので、「いつまでに取得したいか」を考えてから申し込むようにしてください。
通学コースの学習方法
通学講座の場合も、40.5時間の講義と89.5時間の実技演習を行うのは変わりません。
通信コースとの大きな違いは、ベテランの講師から直接講義を受けられる点です。
また受講生同士で意見交換ができたり、新しい気付きを得られたりするメリットもあります。
通信コースと通学コースはどっちを選ぶべき?
通信コースと通学コースの違いがわかったところで、どちらを選ぶべきか悩んでしまう方も少なくないと思います。
ここでは、あなたがどちらのコースに向いているかを考えていきましょう。
通信コースに向いている人
通信とスクーリングの組み合わせは、多くのスクールが実施しているカリキュラムです。
自宅学習ができるので、仕事をしている方や子育て中の方など忙しい方に向いています。
またスクールが自宅から遠い方も、通学時間が少ない通信コースの方がいいでしょう。
スクールによってはWebで学習ができるところもありますので、スクール選びの参考にしてください。
通学コースに向いている人
通学コースの大きなメリットは、分からないことをその場で質問し解決できることです。
また同じ受講生と共に学ぶことでモチベーションも保ちやすく、お互いに励まし合ったり情報交換ができたりといったメリットもあります。
勉強が苦手な方、1人で学習に取り組めない方は、講師から直接サポートを受けられる通学コースが向いているでしょう。
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初任者研修の資格取得方法は通信と通学の2パターン
初任者研修のカリキュラムと、通信・通学の違いについて解説しました。
初任者研修は介護職をはじめたい方の入門的な内容で、これから介護に携わりたい方に強くおすすめできる資格です。
資格取得までは最短3週間〜4ヶ月ほどを目安にし、自分のライフスタイルに合ったスクールを選ぶようにしましょう。
通信コースも最低限のスクーリングが必要になるので、自宅から近く無理なく通える学校を選ぶことが望ましいです。
また急な予定や体調不良で授業を欠席した場合、無料で振替授業が受けられることも重要なポイントでしょう。
まずは各スクールの「コース」「就職サポート」「費用」などを比較し、通いやすい講座を検討してみてください。

