給料が上がる資格はなに?資格手当の金額なども徹底調査しました! 更新時間 2023.10.12
なかなか給与が上がらないご時世に、資格をとって給料アップを狙う人も多いでしょう。
しかし、その資格、本当に給料が上がる資格なのでしょうか?
よく調べてから取り掛からないと、資格手当がもらえないってことも十分に考えられます。
ここでは、「資格手当」がもらえる人気の資格をまとめました。
また、資格取得で給料が上がる仕組みや、資格手当の種類についても解説しています。
ぜひ参考に、読んでみてください。
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資格取得で給料が上がる?
そもそも、資格を取得することで給料が上がることはあるのでしょうか?
また、手当の金額はどのように決められているのか、みていきましょう。
1. 給料アップのための資格手当とは?
給料アップを目指す際に資格手当は重要な要素です。
資格手当とは、特定の資格を取得した従業員に支給される追加の給与のことです。
この手当は企業や業界によって異なり、必ずしも資格手当がもらえるとは限りません。
資格取得後に『資格手当を支給する』と回答した企業は32.0%で、『資格取得のための受験費を会社負担』としたり、『登録手数料・更新費のみ会社負担』とする企業も少なくないようです。
また、資格手当の目安金額は、資格の種類や取得難易度に応じて異なります。
高度な専門知識を要する資格ほど手当も高く設定されることが一般的です。
2. どの資格が給料アップにつながるのか?
給料アップを狙うなら、どの資格を取得すべきか検討することが重要です。
実際に、「資格取得は当たり前」と考えている企業では、資格手当が支給されません。
一方で、有資格者数が少ない企業では、資格手当を手厚く支給する傾向があるようです。
給料アップにつながる具体的な資格については、後ほど詳しく解説しています。
人気の資格が気になる方は「人気資格ランキング!2023年ver」から詳しく見ることができます。参考にしてみてくださいね。
資格手当は2パターンある
資格手当には、大きく分けて2パターンあります。
毎月支払われる資格手当
毎月支払われる資格手当は、従業員が特定の資格を保有している場合に支給される手当です。
この手当は、資格を持っているだけで毎月の給与に追加され、給料の一部として受け取ることができます。
例えば、5千円の資格手当の場合、毎月の給料に5千円が加算され、年間6万円の資格手当が受け取れるということです。
資格取得時のみ支払われる合格報奨金
資格取得時のみ支払われる合格報奨金は、従業員が新しい資格を取得した場合に支給される報奨金です。
通常、資格試験に合格し、資格を取得した際に一度だけ支給されます。
この報奨金は、資格の取得を奨励し、モチベーションを高めるために企業で提供されることがあります。
資格手当のように毎月支給されないのが難点ですが、金額が大きめに設定されていることが多いようです。
ここでは、1級建築士の例をあげますが、合格時に報奨金として10万〜30万円を支給しているというデータがあります。
40代からでも異業種に転職したい!という方は「40代からでもやり直せるおすすめ資格はある?転職にも使える資格も紹介!」から詳しく見ることができます。参考にしてみてください。
資格で給料が上がるおすすめ国家資格8選!
資格手当がもらえる国家資格と、相場の資格手当について解説します。
国家資格 | 資格手当の目安 |
---|---|
中小企業診断士 | 1万~3万円/月 |
社会保険労務士 | 5,000~5万円/月 |
宅地建物取引士 | 5,000~3万円/月 |
FP技能士 | 1~2万円/月 |
ITストラテジスト | 2万~3万円/月 |
基本情報技術者 | 5,000~1万円/月 |
応用情報技術者 | 5,000~2万円/月 |
危険物取扱者 | 3,000~1万円/月 |
では、資格ごとに詳しく解説していきます。
中小企業診断士
中小企業診断士は、中小企業の経営支援に関する専門家です。
経営のアドバイスや課題解決の支援を行い、企業の健全な成長をサポートします。
この資格の手当は1万~3万円が目安で、企業から高い評価を受け、給料のアップにつながることがあります。
中小企業診断士試験の難易度は高く、1発合格の合格率は5〜8%ほどです。
複数年かけてチャレンジする方も多いので、長期的な計画を立てて学習を始めるといいでしょう。
社会保険労務士
社会保険労務士は、労働法や社会保険に関する専門知識を持つ資格です。
企業の労務管理や社会保険のアドバイスを行い、従業員と企業の双方に利益をもたらします。
この資格手当の相場は、毎月5,000~5万円ほどと高額です。
難易度が高い資格としても知られており、給料のアップや就職の有利な条件交渉に役立つでしょう。
宅地建物取引士
宅地建物取引士は、不動産の売買や賃貸に関する専門家です。
不動産取引において法的なアドバイスや評価を提供し、安全な不動産取引をサポートします。
宅地建物取引士は独占業務であり、毎月5,000~3万円ほどの手当が支給される人気の資格です。
受験資格の制限もありませんので、学歴や実務経験に関係なく、誰でもチャレンジできます。
資格を取得することで、不動産業界での給料向上や独立開業のチャンスが広がることがあります。
FP技能士
FP技能士は、個人や家庭の財務計画に関する専門家です。
資産運用やライフプランの策定をサポートし、クライアントの経済的な安定を追求します。
この資格を持つことで、ファイナンシャルプランナーとしてのキャリアが築け、給料の向上が期待できます。
FP(ファイナンシャルプランナー)資格には、国家資格と民間資格があり、ここで紹介している「FP技能士」は国家資格です。
厚生労働大臣指導の下、日本FP協会またはきんざいが実施する国家検定で、検定に合格すると、FP(ファイナンシャル・プランニング)技能士の国家資格を取得することができます。
AFP(アフィリエイテッド ファイナンシャルプランナー)とCFP®(サーティファイド ファイナンシャルプランナー®)に関しては、民間資格に該当します。
民間資格だから難易度が低いというわけではありません。
いずれも、2級から資格手当が発生するケースが多いようです。
ITストラテジスト
ITストラテジストは、情報技術戦略に関する専門家です。
企業のIT戦略の策定や実行に携わり、情報技術をビジネスに活かす役割を果たします。
ITストラテジストの手当目安は、毎月2万~3万円と高額です。
仮に、手当が3万円だった場合、年間で36万円の年収アップが図れます。
この資格を持つことで、高い技術スキルと戦略的な思考力を証明し、給料の向上が期待できるでしょう。
基本情報技術者
基本情報技術者は、情報技術の基礎知識に関する資格です。
コンピュータの基本操作やネットワークの理解が求められます。
基本情報技術者の資格手当の相場は、5,000~1万円と決して高額ではありません。
しかし、資格取得者を募集している企業は非常に多く、幅広い求人から職場を選択できるというメリットがあります。
この資格を持つことで、情報技術分野でのスキルアップや、希望に近い職場で働けるチャンスも増えるでしょう。
応用情報技術者
応用情報技術者は、情報処理技術者試験の上位資格です。
システムの設計・開発・運用など、情報技術の応用知識に関する能力が求められます。
IT業界の人手不足は深刻な問題となっており、応用情報技術者の資格を持っていれば安定した職と収入が手に入ります。
手当は毎月5,000~2万円ほどで、大幅な給料アップが望めるでしょう。
この資格を持つことで、情報技術の専門家として給料アップやキャリアの発展が期待できます。
危険物取扱者
危険物取扱者は、消防法に基づく特定の危険物を安全に取り扱うための資格です。
工場や倉庫などでの作業において、安全な環境を維持する重要な役割を果たします。
危険物取扱者の資格は甲種・乙種・丙種の3つによって分類され、取り扱える危険物の種類が異なります。
現在働いている職場や、応募したい企業の業種などを確認の上、どの種類を受験するか検討しましょう。
この資格を持つことで、労働安全に貢献し、給料の向上が期待できます。
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資格で給料が上がるおすすめ民間資格5選!
次に、給料アップにおすすめの民間資格を紹介します。
民家資格 | 資格手当の目安 |
---|---|
日商簿記1級・2級 | 3,000~1万円/月 |
TOEIC | 5,000~1万円/月 |
ファイナンシャル・プランナー1級・2級 | 1~2万円/月 |
シスコ技術者認定試験 | 5,000~2万円/月 |
Linux技術者認定試験 | 2万~3万円月 |
では、資格ごとに詳しく解説します。
日商簿記1級・2級
日商簿記1級・2級は、会計分野の民間資格であり、経理や会計のスキルを証明するための資格です。
取得した資格に応じて、月額3,000円から1万円以上の資格手当が支給されることが一般的です。
給与に対する日商簿記の影響は、特に会計部門や経理の職種で顕著であり、資格取得によって給料アップの可能性が高まります。
TOEIC
TOEICは英語のスキルを評価するテストで、ビジネスの国際化に貢献する資格です。
TOEICスコアに応じて、月額5,000円から1万円以上の資格手当が支給されることがあります。
また、企業によっては、役職者ごとにスコアが定められていることも少なくありません。
もちろん、スコアが高いだけでは役職につけませんが、スコアが低いと給料が上がりにくいケースも少なくないでしょう。
国際的なビジネス環境では、英語力は非常に重要であり、TOEIC資格を持つことで給料アップやキャリアの展望が広がります。
ファイナンシャル・プランナー1級・2級
ファイナンシャル・プランナー1級・2級は、個人の財務プランニングに関する資格で、金融分野での専門知識を証明します。
資格取得後、月額1万〜2万円の資格手当が支給されることが一般的です。
ファイナンシャル・プランナーとしてのスキルを高め、給料アップにつなげましょう。
シスコ技術者認定試験
シスコ技術者認定試験は、ネットワーク技術に関する資格で、情報技術分野でのキャリアを築くための重要な資格です。
資格取得後、月額5,000円から2万円の資格手当が支給されることが一般的です。
情報技術の専門家としてのスキルを高め、給料アップを実現しましょう。
Linux技術者認定試験
Linux技術者認定試験は、オープンソースオペレーティングシステムであるLinuxに関する資格です。
Linux技術者としてのスキルを証明し、月額2万円から3万円の資格手当が支給されることがあります。
オープンソース技術の専門知識を持つことで、給料アップの機会を得ましょう。
転職で資格をとりたい方は「転職で役に立つおすすめ資格!理由や難易度を徹底解説!」から詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください
確実に資格をとって給料を上げる方法
資格を取ろうと思っていても、なかなか前に進めない方って、実は少なくありません。
確実に資格を取得して給料を上げるには、以下の3つのポイントが重要になります。
①試験日を確認して申し込む
②学習計画を立てて継続的に勉強する
③モチベーションを維持し仲間を作る
では、それぞれ詳しく見ていきましょう。
試験日を確認して申し込む
資格取得の第一歩は、試験日程を確認し、申し込み手続きを行うことです。
内容を完璧に理解してから試験を申し込もうとすると、計画よりも時間がかかってしまいます。
そうなるよりは、早々に申し込んで、自分を追い込む方が確実に学習が身につきます。
誰でもそうですが、具体的な日程が決まっていないと、勉強がダラダラと後回しにしてしまいがちです。
試験の日程や場所を把握し、申し込み締め切りを逃さないようにしましょう。
計画的なスケジュール管理が成功の鍵です。
学習計画を立てて継続的に勉強する
資格試験に合格するためには、学習計画を立てて継続的に勉強することが重要です。
日々の進捗を確認し、定期的な復習を行いましょう。
効果的な学習方法を採用し、自己学習の習慣を身につけることが成功への近道です。
モチベーションを維持し仲間を作る
長期間の資格取得には、モチベーションの維持が不可欠です。
目標達成へのモチベーションを高めるため、仲間や学習グループを作ることをおすすめします。
お互いに励まし合い、困難な時期には支え合うことで、成功への道のりが楽になります。
仲間を作れる状況でない方は、上司や同僚に資格にチャレンジすることを公表するのも効果的です。
周囲の応援や期待に応えるため、自分を追い込んで合格を掴むことができます。
資格取得でキャリアの選択肢を広げ安定した収入を手に入れよう!
給料を上げるのにおすすめの資格を紹介しました。
資格手当は企業によって異なるため、就業規則などを参考にチェックしてみてください。
しかし、お金のためだけに資格の勉強をするのは、難易度が高い資格ほど継続が容易ではありません。
資格を選ぶ際には、自分に合った資格や、将来性のある資格を選ぶなどの工夫が必要です。
資格取得は、あなたのキャリア拡大と収入の増加に貢献します。
合格は容易ではないが、報酬は魅力的です。
「自己学習は難しい」「独学だとモチベーションが下がる」といった場合は、専門スクールや通信講座を活用してみるのもいいでしょう。
自分に合った学習方法を探し、確実に資格を取得できるよう前進しましょう。
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