難易度が高い資格は?需要の高い資格や転職に強い資格もご紹介! 更新時間 2023.10.01
「難易度が高い資格って何があるの?」
「自分でも取れる難易度高めの資格が知りたい!」
資格にはさまざまな種類があり、超難関とされる資格や、比較的取得しやすい中級レベルの資格も存在します。
今回の記事では、難易度の高い資格をランキング形式でまとめました。
また、需要が高い資格や転職に強い資格をピックアップし、資格の概要や難易度を解説しています。
難しい資格にチャレンジして自分の価値を上げたい方、収入を上げたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
超難関!難易度が高い資格ランキング
さっそく、超難関といわれる資格を1位〜8位まで紹介します。
1位. 公認会計士
公認会計士は、ビジネスや企業の財務面を専門的に管理するプロフェッショナルです。
試験は非常に厳しく、法規制や複雑な財務諸表に関する深い知識が求められます。
令和4年の試験の合格率は7.7%で、合格したのはわずか1,456名でした。
公認会計士試験は、短答式試験も論文式試験も出題範囲が広く、科目ごとの合格ラインが高いことも合格率が低い原因となっています。
しかし、見事合格すれば専門家としての地位が確立され、需要も非常に高い資格です。
2位. 司法書士
司法書士資格は、法律や民事手続きに関する幅広い知識が求められます。
法的な文書作成や手続きのアドバイスが主な仕事であり、法令の熟知と高度な専門性が不可欠です。
試験も難しく、合格することで法的なアドバイザーとしてのキャリアが展開されます。
合格率は3〜6%ほどで、合格者数は例年500人~600人台となっており、狭き門と言えるでしょう。
3位. 税理士
税理士は、税金に関する専門的な知識を持ち、企業や個人の税務申告をサポートする専門家です。
税法の複雑さや、常に変わる法改正に迅速に対応する必要があります。
税理士試験は高度な専門知識を要求し、取得することで企業からの需要が高まり、安定したキャリアが築けます。
4位. 弁理士
弁理士は特許や商標などの知的財産権に関する専門家であり、法的な保護を提供するプロフェッショナルです。
特許法や複雑な知的財産権に関する法令を理解し、クライアントの権利を守るために活動します。
弁理士試験は難易度が高く、合格することで独自の専門分野でのキャリアが展開されます。
弁理士になるには、毎年1回行われる弁理士試験に合格する必要がありますが、受験資格に制限はありません。
学歴や経歴などは一切関係なく、誰でも受験できる資格試験となっています。
5位. 不動産鑑定士
不動産鑑定士は、不動産の価値を正確に査定し、評価する専門家です。
土地や建物に関する幅広い知識が求められ、市場動向や法令にも通じている必要があります。
不動産鑑定士の資格は難易度が高く、不動産取引市場での需要も着実に存在しています。
6位. 無線従事者試験 総合無線通信士 1級
総合無線通信士1級は、無線通信技術において高度なスキルが求められる資格です。
電波の伝播や通信プロトコルなど、広範な分野にわたる知識が必要であり、通信インフラの管理や設計、トラブルシューティングなどに従事します。
無線従事者試験は技術的な難易度が高く、需要も高まっています。
7位. システム監査技術者試験(AU)
システム監査技術者は、情報システムの監査やセキュリティの専門家です。
AU試験では、情報セキュリティや業務プロセスの監査に関する知識やスキルが問われます。
企業のデータセキュリティがますます重要視される中、システム監査技術者の需要が高まっています。
8位. 技術士
技術士とは、高度な技術的知識と倫理を兼ね備え、国家試験に合格することで認定される専門家です。
主な仕事は、企業や公共団体で計画、研究、設計、分析、試験、評価、指導などに従事します。
技術士の大きな特徴は、専門知識だけでなく、「社会のためになることをする」といった技術者倫理を備えていることです。
国家の認可を得た資格を持つことで、社会に貢献する重要な役割を果たすことが期待されています。
難易度上級レベル|需要の高いおすすめ資格
超難関とまではいかない、上級レベルの資格を紹介します。
行政書士
行政書士は、行政手続きや法的な書類の作成など、行政に関する様々な業務をサポートする資格です。
法令や規則に精通し、クライアントの要望に応じた適切なアドバイスを提供することが求められます。
資格取得者は法的なサポートを必要とする個人や企業からの需要があります。
行政書士試験の合格率は例年10%ほどで、その難易度は決して低いとはいえません。
しかし、弁護士や司法書士などの法律系国家資格の中では、比較的取得しやすい資格といえるでしょう。
社会保険労務士
社会保険労務士は、労働法や社会保険に関する専門家です。
企業や個人に対して、雇用関連の相談や手続きのサポートを提供します。
複雑な法令や制度に詳しく、労務トラブルの防止や解決に貢献する職業です。
社会保険労務士の需要は安定しており、企業の人事部門などで重宝されています。
通関士
通関士は、国際物流や輸出入における通関手続きを担当する資格です。
税関や関連法規に関する知識が求められ、正確かつ迅速な通関業務が期待されます。
グローバルな取引が増加する中、通関士のスキルはますます需要が高まっています。
中小企業診断士
中小企業診断士は、中小企業の経営改善や課題解決のためのアドバイスを行うプロフェッショナルです。
経営、財務、人事などの知識が幅広く必要であり、企業の持続的な成長をサポートします。
中小企業診断士は地域の中小企業からの信頼が厚く、需要も安定しており、年収1,000万円以上も可能な職業です。
日商簿記検定1級
日商簿記検定1級は、高度な簿記スキルを持つ資格であり、財務諸表の作成や分析が可能な能力を証明する資格です。
企業の財務担当者や経営者から重宝され、会計領域での専門的なキャリアを構築するのに適しています。
日商簿記1級は「簿記の最高峰」といわれる、合格率10%前後の難関試験です。
社会保険労務士や一級建築士、中小企業診断士と同等レベルの偏差値で、簿記の本質を学ばなければ合格できません。
しかし受験資格がなく、誰でも挑戦できる資格となっています。
人気の資格が気になる方は「人気資格ランキング!2023年ver」から詳しく見ることができます。参考にしてみてくださいね。
難易度中級レベル|転職に強いおすすめ資格
難易度は中級レベルですが、転職に強く職場で重宝されるおすすめ資格を紹介します。
宅地建物取引士
宅地建物取引士は、不動産の仲介や売買に関する専門的な知識を持つ資格です。
不動産市場のトレンドや法規制に通じ、不動産の売買取引を円滑に進めることが求められます。
宅地建物取引士の資格は転職に有利であり、不動産業界や関連分野でキャリアを積むための一歩となります。
インテリアプランナー
インテリアプランナーは、空間デザインや家具配置などのスキルを持ち、クライアントのニーズに合った快適な居住空間を提案します。
建築やデザインに関する基本的な知識が求められ、クリエイティブな要素も重要です。
インテリアプランナーの資格は、転職に向けてデザインや住空間の分野でのキャリアを広げる手段となります。
ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルプランナーは、個人や家族の資産管理やライフプランニングをサポートする専門家です。
税務や保険、投資などに関する知識が幅広く必要であり、クライアントの将来の安定をサポートします。
ファイナンシャルプランナーの資格は転職に強く、金融機関やコンサルティングファームなどで活躍する道が広がります。
TOEIC
TOEICは、ビジネス英語のスキルを評価する試験であり、企業が求める国際的なコミュニケーション力を証明します。
英語が必要な仕事や留学、転職の際に重要な要素です。
TOEICのスコアは履歴書や職務経歴書に記載することで、転職活動においてアピールポイントとなります。
製麺技能士
製麺技能士は、麺類の製造に関する技術や知識を持つ資格であり、国家資格である技能検定制度の一種です。
そうめんやうどん、ラーメン、パスタまで、製麺作業に必要な材料の選定・製造・衛生管理など、多岐にわたる製麺に必要な知識と技能を求められます。
麺製造に携わることができ、飲食業界や食品メーカーでの求人に有利です。
製麺技能士の資格は食品関連の転職に適しており、製麺工場に勤務している方、あるいはラーメン店を開業し自ら製麺をしている方は、自分の技術を証明するために取得しておくといいでしょう。
ITの資格が気になる方は「ITパスポートの資格講座おすすめランキング10選!失敗しない講座の選び方もご紹介します」から詳しく見ることができます。参考にしてみてくださいね。
難易度が高い資格を取得するメリットとは?
難易度が高い資格は、勉強時間も多く、プライベートを犠牲にすることも少なくありません。
そうした中、資格取得に挑むことでどんなメリットがあるのでしょうか?
社会的な信用度が高まる
難易度が高い資格を取得することは、その分野での専門知識やスキルを証明するものです。
資格があるだけで個人の信頼性が向上し、社会的な信用度が高まります。
難しい資格を持つことは、他者からの評価を受け、仕事やプロジェクトでのリーダーシップを期待される一因となります。
仕事の選択肢が広がる
難易度が高い資格を所有することは、仕事の選択肢を大きく広げる要因となります。
企業や組織は、高度なスキルを持つ専門家を求めており、そのような資格を持っていることで、幅広い分野での仕事にアクセスできるでしょう。
新たなプロジェクトや職種にも挑戦できる可能性が高まります。
希望ポジションへの転職や昇進が叶う
難易度が高い資格を取得することは、特定の職種やポジションでの転職や昇進に有利です。
企業は高度な資格を持つ人材を積極的に採用し、リーダーシップポジションや専門職としての役割を任せることがあります。
資格取得者は、自身のキャリアを着実に築き上げることができます。
難易度が高い資格にチャレンジする時の心構え
難易度が高い資格は、取得するまでの道のりも長いものです。
資格取得にチャレンジする際には、以下の3つを心に留めておきましょう。
①周囲に資格取得を宣言する
②勉強をルーティン化する
③睡眠や休憩時間を確保する
では、それぞれ詳しく解説します。
周囲に資格取得を宣言する
資格取得に挑戦する際は、家族や友人など、あなたの周囲にその目標を宣言することが重要です。
宣言することで自分にとってのプレッシャーがかかり、モチベーションが向上します。
また、周囲のサポートや励ましを受けることで、困難な瞬間にも前向きな気持ちを保つことができます。
勉強をルーティン化する
難易度が高い資格を取得するためには、計画的で効果的な勉強法が求められます。
勉強をルーティン化し、毎日一定の時間を確保することで、着実に知識を蓄積することが可能です。
一貫した学習スケジュールを作り、コツコツと積み重ねることが成功への近道です。
睡眠や休憩時間を確保する
資格取得に向けては、無理な勉強や睡眠不足は避けるべきです。
十分な睡眠や休憩時間を確保することで、集中力が維持され、情報を効果的に吸収できます。
健康な体と心があってこそ、難しい資格試験に立ち向かう力を十分に発揮できるでしょう。
転職で資格をとりたい方は「転職で役に立つおすすめ資格!理由や難易度を徹底解説!」から詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください
難易度が高い資格を取得して市場価値を高めよう!
今回は、難易度が高い資格取得のメリットや心構えに焦点を当て、専門的なスキルを身につける重要性を探りました。
公認会計士、司法書士、不動産鑑定士などの難関資格を取得することで、社会的信用度が向上し、仕事の選択肢が広がります。
挑戦する際には、資格取得を周囲に宣言し、サポートを受けながら計画的かつ着実に勉強することが重要です。
同時に、睡眠や休憩時間を大切にし、健康的な体と心を維持することも覚えておきましょう。
難易度が高い資格を持つことで、自己の市場価値を飛躍的に向上させ、希望するポジションへの転職や昇進を実現できます。
最終目標は、資格取得を通じてキャリアを軌道に乗せ、専門家としての地位を築くことです。
是非、難関に立ち向かい、スキルを磨いて新たなキャリアの扉を開いてみてください!