大学生におすすめの資格ってなに?就活で活かせる資格を紹介! 更新時間 2023.08.11
「大学生の間に取得しておくべき資格が知りたい!」
「文系と理系では就活に役立つ資格が違う?」
と気になる就活生も多いでしょう。
就職活動を有利に進めるために、資格取得を目指す大学生も多くいますが、本当に就活に役立つかを見極めることが重要です。
今回は、文系と理系に分けて、大学生が就活で活かせる資格をまとめました。
資格取得には時間と努力が必要ですが、将来のキャリアに大いに役立つことは間違いありません!
自分の興味やキャリア目標に合わせて、資格を選び、就職活動に活かしましょう。
【文系の大学生向け】おすすめ資格5選!
まず、文系の大学生のおすすめした資格を紹介します。
日商簿記
文系の大学生におすすめの資格の一つは、日商簿記です。
この資格は、会計や経理の基礎知識を身につけるためのもので、ビジネスの現場で非常に役立ちます。
企業の「決算表」が読めるようになり、「借用対照表」「損益決算表」を分析する力が養われ、数字に強くなるのがメリットです。
3級は難易度が低めなので、より専門性をアピールしたい場合は2級を取得するといいでしょう。
企業での就職を考えている大学生には必須のスキルと言えるでしょう。
マーケティング・ビジネス実務検定
次におすすめするのは、マーケティング・ビジネス実務検定です。
この資格は、マーケティング実務の知識を総合的に判定するための初めての検定試験として、2005年に開始されました。
特定の業種に捉われず、マーケティングや広告などの分野でキャリアを積むために役立ちます。
現代のビジネスにおいて、マーケティングの知識は非常に重要であり、就職活動においても強力な武器となります。
中小企業診断士
中小企業診断士は、中小企業の経営支援に関する資格です。
特に、地域に密着した仕事をしたいと考えている大学生に向いています。
中小企業診断士の資格を持った学生は圧倒的に少ないので、採用担当者の目を引くことは間違いありません。
資格を取得していなくても、勉強中というだけでアピール材料になるでしょう。
中小企業を支えるためのコンサルティングスキルを身につけ、地域社会に貢献することができます。
公認会計士
監査法人や税理士事務所などで、幅広い職種に就くチャンスが広がる資格が公認会計士です。
現在、公認会計士試験を受験する層の中で最も多いのが大学生です。
なぜなら、現行の試験制度では受験資格が撤廃され、高校生でも受験が可能となっているからです。
大学在学中から試験勉強を始め、合格すれば卒業後には公認会計士としてのキャリアをスタートさせることも可能です。
さらに、大学生活と並行して監査法人などでアルバイトをすることで、実務経験を積むことができます。
経済やビジネスに関する知識を深め、専門性を高めることで、競争力のある履歴書を作成することができるでしょう。
宅地建物取引士
宅地建物取引士は、不動産会社が公正な不動産取引をおこなうため、宅地建物取引業法により定められた国家資格です。
不動産の専門知識を持つことで、不動産の売買や賃貸に関するプロとして活躍できます。
令和3年度に実施された宅建試験では、合格者の5,000人以上が学生という結果でした。
経済活動の基本を学べ、学生時代に専念したこととしてアピール材料になるため、学生にも人気の資格の1つです。
不動産市場は常に動きがあり、需要が高いため、宅地建物取引士の資格を持つことは安定した職業を築く手助けになるでしょう。
人気の資格が気になる方は「人気資格ランキング!2023年ver」から詳しく見ることができます。参考にしてみてくださいね。
【理系の大学生向け】おすすめ資格5選!
次に、理系の大学生の就活におすすめの資格を紹介します。
知的財産管理技能士
知的財産管理技能士は、知的財産権に関する専門家として活躍できる国家資格です。
特許、商標、著作権などの知的財産に関する法律や管理技術に詳しくなります。
知的財産管理技能検定は1級~3級まであり、学科試験と実技試験どちらも合格する必要があります。
しかし、2級や3級は合格率も比較的高いので、チャレンジする価値は十分にあるでしょう。
この資格を持つことで、企業の知的財産を守り、活用する能力を身につけ、幅広い産業分野で需要があります。
電気工事士
電気工事士は、電気設備の設計、施工、保守に関する技術者資格です。
電気工事士になることで、建築や工業分野で重要な役割を果たすことができます。
電気工事士の需要は安定しており、電力会社や設備メンテナンス会社での就職、将来的に独立も可能です。
わたしたちの生活に欠かせない重要なインフラ設備として、今後ますます需要が高まるでしょう。
ITパスポート試験
ITパスポート試験は、情報技術の基本知識を評価する資格です。
コンピュータの基本操作からネットワーク、セキュリティまで幅広い分野をカバーしています。
この資格は独学での取得も可能ですので、IT業界への就職を考えている大学生はチャレンジしてみましょう。
ITスキルは現代社会で不可欠であり、就職の競争力を高める手助けとなります。
基本情報技術者試験
基本情報技術者試験は、情報技術に関する基本的な知識を持つことを証明する資格です。
プログラミング、データベース、ネットワークなどの幅広いIT分野に関する知識が求められます。
ITエンジニアの登竜門とも呼ばれており、エンジニアとして就職を狙っている方におすすめです。
この資格を持つことで、IT業界でのキャリアをスタートさせることができ、将来的に高い技術者として活躍する道が開けます。
不動産鑑定士
不動産鑑定士は、公認会計士・司法試験と並ぶ、文系の3大国家資格です。
不動産価値を評価する専門家として、土地と建物の利用価値判定や、周辺環境や諸条件を踏まえた土地の使い方をコンサルティングする能力を身につけられます。
不動産鑑定士短答式試験は、年齢や学歴・実務経験といった要件がなく、学生でも受験することが可能です。
短答式試験の合格率は例年33%程度で、毎年500~600人ほどの受験者が合格しています。
この資格を持つことで、不動産業界での専門知識と鑑定スキルを証明でき、不動産会社や不動産投資会社への転職に有利に働くでしょう。
【すべての大学生向け】おすすめ資格
最後に紹介するのは、文系や理系に関わらず、すべての大学生におすすめできる資格です。
就活がスムーズに成功するよう、ぜひ受験を検討してみてください。
TOEIC
TOEICは、英語能力を証明する試験であり、国際的な職場での転職に役立ちます。
約2,450もの企業や団体が、人材採用の応募条件、昇進昇格テスト、海外業務の人員配置などに活用している試験です。
人事採用においても、約6割の企業・団体がTOEICスコアを参考にしていると言われています。
TOEICのスコアは就職のマストアイテムとなりつつあるので、高いスコアを持っていると、転職の選択肢が広がることは間違いありません。
就活でアピールできるスコアは、最低でも600点以上が必要と言われており、それ以下の場合はアピール材料にならないので注意しましょう。
マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)
オフィスツールのスキルを証明したいなら、MOS資格が最適です。
Word、Excel、PowerPointなどのMicrosoft Officeアプリケーションに関する知識とスキルを認定します。
多くの企業で使用されているソフトで、文書作成やデータ分析などの業務に役立ち、効率よく業務をこなすことができます。
難易度は低めで、自己学習でも取得可能な資格として、多くの学生や社会人が取得している資格です。
事務職全般をはじめ、営業職や技術職など、幅広い職業に役立つでしょう。
普通自動車免許
普通自動車免許は、日常生活において非常に役立つ資格です。
車を運転で着ると通勤や外出に便利であり、就職活動においてもアクセス範囲を広げる要素となります。
とくに運送業や不動産業界、建設業などは、仕事をするためになくてはならない資格でしょう。
普通自動車免許は1ヶ月もあれば取得できるので、大学を卒業する前に取得しておくことをおすすめします。
運転免許証を持っていることは、柔軟な移動手段を提供し、仕事やプライベートの選択肢を増やすでしょう。
大学生が資格を取るメリットとは?
大学生の間に資格を取得することは、以下のようなメリットがあります。
では、それぞれ詳しく解説していきます。
就職活動で有利になる
大学生が資格を取る最も大きなメリットの一つは、就職活動での有利さです。
資格を持っていることは、企業にとって魅力的な要素となります。
関連する職種の資格を持つことで、その分野での知識やスキルを証明できるため、競争の激しい就活市場で優位に立つことが可能です。
難易度が高い資格は食いっぱぐれがない
難易度の高い資格を取得することは、大学生にとって将来の安定したキャリアを築く手助けとなります。
例えば、公認会計士や弁護士資格などは合格までのハードルが高いですが、その分需要も高く、競争相手が少ないため、食いっぱぐれることはありません。
難関資格を取得すれば、長いスパンで安定的なキャリアを築けます。
大学で学んだことをアピールできる
大学で学んだ専門知識やスキルを資格として証明することは、企業に自身の価値をアピールする手段となります。
大学での学びを実務で活かすために、関連する資格を取得することで、自分の学びを実証し、職場での貢献度を高めることができます。
資格は大学生活を有効活用し、将来のキャリアにつなげる重要な要素です。
転職で資格をとりたい方は「転職で役に立つおすすめ資格!理由や難易度を徹底解説!」から詳しく見ることができます。参考にしてみてくださいね。
就活で資格をアピールする方法
最後に、資格取得を就活でアピールする方法について解説します。
資格を取得しようと思った理由を説明する
資格を持っていることが、就職活動で有利であることは言うまでもありませんが、その資格を取得しようと思った背後にある理由を説明することも重要です。
面接やエントリーシートで、資格を取得した動機や目標を明確に伝えましょう。
これにより、企業はあなたの動機づけや目的意識を理解しやすくなり、熱意を感じることでしょう。
入社後の資格の活かし方を伝える
資格を取得しただけでなく、それを具体的に入社後の業務にどのように活かすかをアピールすることが大切です。
資格が持つスキルや知識が、企業の課題解決や業績向上にどのように寄与できるかを示しましょう。
具体的な事例やアイディアを交えて説明することで、企業はあなたの価値を高く評価してくれるかもしれません。
努力や実行力をアピールする
資格を取得する過程での、努力や実行力もアピールポイントです。
資格試験の準備や学業と並行して取得した場合、その努力を強調しましょう。
難易度の高い資格を取得した経験は、あなたの責任感やコミットメントを証明する材料となります。
企業は信頼性の高い候補者を求めていますので、それを示すチャンスと捉えましょう。
大学生のうちに資格を取得して就職活動に活かそう!
大学生活は資格を取得する絶好の機会です。
資格を持つことで、就職活動において大きなアドバンテージを得ることができ、競争率の高い市場で差別化を図る手段となります。
また、資格取得の過程で培った知識やスキルは、職場での実力を発揮する助けにもなるでしょう。
資格を取得する際には、自身のキャリア目標や興味を考慮し、適切な資格を選ぶことが大切です。
そして、その資格を活かす方法や入社後の展望についても考えておくことが、就活成功にもつながります。
大学生のうちに資格を取得し、就職活動に活かすことは、自己成長とキャリアの築き上げにおいて非常に有益です。
ぜひ、資格取得のチャンスを逃さず、充実した大学生活を送りながら、将来のビジョンに向かって歩みましょう。