すぐに取れる資格ってある?簡単に取得して就職・転職に役立てよう 更新時間 2023.10.01
「就活に向けて今すぐ資格を取得したい!」
「短期間で取れる資格ってないの?」
時間をかけずに、できれば1ヶ月、もっと言うなら1日で取れる資格があるといいですよね。
就職や転職において、「資格の欄を埋めて履歴書に箔をつけたい!」と考えている方も少なくないでしょう。
そこで今回は、最短1日から最長で1ヶ月まで、すぐに取れる資格をまとめました。
おすすめの資格を期間ごとに紹介していますので、資格取得の参考にしてみてください。
人気の資格が気になる方は「人気資格ランキング!2023年ver」から詳しく見ることができます。参考にしてみてくださいね。
すぐに取れる資格でも就職や転職に役立つ?
最短で取得できる資格でも、就職や転職でアピールできるのでしょうか?
資格を取る前に、まず資格を持つ意味について考えてみましょう。
簡単な資格でも履歴書でアピールできる
簡単に取得できる資格であっても、それはあなたの履歴書に価値を持たせる手段となり得ます。
たとえば、コンピューターソフトウェアの基本的な資格や言語の資格は、多くの職種で求められるスキルです。
これらの資格を持つことは、あなたが技術的な知識とスキルを持っていることを雇用主にアピールする手助けとなります。
また、短期間で取得できる資格を持つことは、あなたの熱意や向上心を示すものとして評価されるでしょう。
上位資格を取得するためのステップになる
簡単な資格は、上位資格を追求するためのステップとしても役立ちます。
多くの分野で、資格は階層的に設計されており、初級資格から上級資格へのステップアップが用意されています。
まずは簡単な資格を取得することで、基本的な知識とスキルを獲得し、その後は上位資格を目指してステップアップを試みましょう。
上位資格は通常、より高い給与やキャリアの成長につながることがあります。
短期間でもその分野の基礎を学べ、次の資格へステップアップするきっかけになったり、採用担当者から注目されたりするのは、簡易的な資格を取るメリットともいえるでしょう。
1日で取れる!簡単な資格一覧
まずは、たった1日で資格保持者になれる資格から紹介していきます。
陸上特殊無線技士
陸上特殊無線技士は、通信機器の設置や保守に関する資格です。
この資格を取得するためには、簡単な試験を受けるだけで十分です。
電子機器に興味がある方におすすめで、就職や転職時に技術的なスキルを証明できます。
陸上特殊無線技士には第一級〜三級まであり、三級は誰でも受講することが可能です。
「第三級陸上特殊無線技士」は、6時間の講習を受講し修了試験に合格することで取得できます。
この資格を持つことで、警察無線や消防無線、鉄道無線、タクシー無線の基地局、陸上移動局、携帯局、業務用ドローンなど、幅広い分野での活動が可能です。
さらに、上級資格に進む道も開かれ、より専門的な知識が身につくでしょう。
上級資格を持つことで、無線業務においてより多くの業務に携わることができ、キャリアの幅を広げることができます。
無線業務に興味がある方にとって、6時間の受講で知識を習得できる「第三級陸上特殊無線技士」の取得はおすすめです。
食品衛生責任者
食品衛生責任者の資格は、飲食業界で働く人にとって重要です。
この資格を取得することで、食品の衛生管理に関する知識があることをアピールできます。
食品を扱う飲食店や工場においては、施設ごとに最低一人は食品衛生責任者を取得し、地域の保健所に届けなくてはなりません。
飲食関係の仕事に就きたい方、いずれは開業したいと考えている方は、持っておいた方がいいでしょう。
調理師や栄養士と比べると難易度は低いですが、食品衛生責任者なくては営業することが不可能です。
6時間の講習が必要ですが、わずか1日で取得できます。
防火管理者
防火管理者の資格は、建物や施設の火災予防と対策に関連する資格です。
1日の研修を受け、試験を受けるだけで取得できます。
防火管理講習には、「甲種防火管理新規講習」「乙種防火管理講習」「甲種防火管理再講習」の3種類があり、講習内容は異なります。
しかし、講習時間がもっとも長い「甲種防火管理新規講習」であっても、2日間(約10時間)の講習で取得可能です。
この資格は安全管理に携わる仕事に就く際に有用で、介護施設やホテル、病院、複合商業ビルなどへの就職にも役立つでしょう。
防災管理者
防災管理者の資格は、災害時の適切な対応を学び、実施する能力を評価するものです。
最短半日〜2日の研修と試験を受けることで、防災に関するスキルを証明できます。
防災管理者の講習は、「防災管理新規講習」「防火・防災管理新規講習」「防火・防災管理再講習」の3種類です。
講習時間がもっとも長い「防火・防災管理新規講習」であっても、おおむね12時間で講習が修了します。
倉庫管理主任者
倉庫管理主任者とは、倉庫全体が安全かつ適切に運営されるよう管理する役割を担います。
この資格は、講習を受けることで取得できる「講習受講型」の資格です。
4時間45分の講習をすべて受講すると、晴れて倉庫管理主任者と名乗ることができます。
受講した当日に「倉庫管理主任者講習修了証」がもらえるので、早急に資格を取りたい方におすすめです。
講習では、倉庫を適切に管理するスキルや、火災や事故を防止する対策知識を習得できます。
倉庫勤務の方はもちろん、自社倉庫を保有している運送業の方にも役立つ資格といえるでしょう。
唎酒師(ききさけし)
唎酒師とは、季節や料理、シュチュエーションに合った日本酒を提供したり、銘柄に適したおすすめの飲み方をアドバイスしたりする資格です。
ワインでいう「ソムリエ」のように、日本酒のソムリエともいうべき資格で、日本酒のプロフェッショナルとして評価されます。
これは「日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会(SSI)」が認定する民間資格で、1991年の発足以来、4万人以上の方が認定されています。
飲食業界や酒類業界で働きたい方に最適ですが、趣味として取得されている方も少なくないようです。
資格を取得するには、通信コースや通学コース、オンデマンド受講コースなど5種類から選択できるため、講習会場が遠い方でもチャレンジしやすくなっています。
転職で資格をとりたい方は「転職で役に立つおすすめ資格!理由や難易度を徹底解説!」から詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください
1週間で取得できる資格一覧
次に、1週間以内で取得できる資格を紹介していきます。
駐車監視員|3日程度
駐車監視員とは、違法車両の確認事務や取り締まりを行う資格です。
街中で緑色の制服を着た、駐車違反を取り締まる人を見たことはありますか?
駐車違反というと警察だけが取り締まれるイメージもありますが、実は警察から委託された民間企業の駐車監視員も取り締まりが可能です。
資格を取得する方法は、「駐車監視員資格者講習コース」と「認定考査コース」の2種類があります。
しかし、認定考査コースは取り締まり事務経験が必要となるため、駐車監視員資格者講習コースを受講するのが一般的です。
講習は14時間行われ、2日間の講習を終えると修了考査を受験します。
マークシート方式で難易度も高くなく、実務試験はありません 。
ガス消費機器設置工事監督者|3日間
ガス消費機器設置工事監督者とは、ガス設備の設置・変更の工事や監督を行う国家資格です。
「特定ガス消費機器」は、一酸化炭素中毒などの事故が発生しやすい機器のため、ガス消費機器設置工事監督者の資格が欠かせません。
工事や監督を行う上で義務付けられており、工事が完了した後に、現場には事業者名または監督者名が記載されたラベルを貼る必要があります。この資格は誰でも受講することができ、ガスに関する経験がない方でも、多くの人が合格しています。
とくにガス設備に携わる人々にとっては、試験の難易度は非常に簡単なレベル といえるでしょう。
ガス消費機器設置工事監督者の資格を取得するには、2日間の講習を受ける必要があります。
この短期間の講習を終えた後、1時間の修了試験に合格すれば、晴れて「ガス消費機器設置工事監督者」と名乗ることができます。
交通誘導警備業務検定|2日間
交通誘導警備業務検定は、警備業法において規定された業務に必要な知識と能力を評価する試験です。
実は、警備員として交通誘導業務を行う際、特別な資格は必要ありません 。
ただし、特定の業務では資格取得が法的に義務づけられています。
交通誘導警備業務検定には1級と2級が存在し、2級の受験制限はありません。
1級受験においては、2級に合格し、さらに交通誘導業務に1年以上携わった経験が必要です。
既存の交通警備員が1級を取得することで、仕事の範囲が拡大し、年収の向上も期待できます。
高圧ガス移動監視者講習|2日間
高圧ガス移動監視者は、高圧ガスの安全な輸送を監視、管理する役割を担う国家資格です。
ガス業界やエネルギー業界でのキャリアに貢献し、就職や転職の際にアピールできます。
高圧ガス移動監視者の資格取得には、高圧ガス保安協会の講習を受講する必要があります。
講習では、高圧ガスの運搬に関する知識と技術が提供され、高圧ガス保安法に基づく監視と管理の方法を学びます。
高圧ガスの特性や危険性を理解し、適切な管理を行うためには資格が不可欠です。
講習は2日間にわたり、講習を修了したら筆記試験を受けて合格する必要があります。
合格率は平均85%くらい ですので、しっかりと講習を聞いて理解できれば、それほど難易度が高い試験ではないでしょう。
特殊小型船舶操縦士免許|2日間
モーターボートなどの一級小型船舶や二級小型船舶を船長として操縦するには、該当する免許証を取得する必要があります。
同様に、水上オートバイなどを操作するには特殊小型船舶操縦免許証が必要です。
現在、免許証はボート・ヨット用に「一級」と「二級」、水上オートバイ用に「特殊」の3つの区分に再編されています。
水上オートバイを操縦するには「特殊」の免許証が必要 で、一級や二級の免許では操作できません。
特殊小型船舶操縦免許証は16歳以上から取得できる資格で、合格率は約95%です。
特殊小型船舶免許のコースは1.5日間の講習で、学科6時間と実技1.5時間が含まれています。
ITの資格が気になる方は「ITパスポートの資格講座おすすめランキング10選!失敗しない講座の選び方もご紹介します」から詳しく見ることができます。参考にしてみてくださいね。
1ヶ月以内に取得できる資格一覧
続いて、数週間〜1ヶ月以内で取れるおすすめ資格を紹介します。
MOS|3週間
MOS(Microsoft Office Specialist)資格は、Microsoft Office製品のスキルを証明する資格です。
短期間で取得でき、3週間の学習と準備で試験に合格することが可能です。
この資格はビジネス環境でのスキルアップに役立ちます。
多くの企業がマイクロソフト社のオフィスソフトを利用しており、事務処理スピードやデータ整理などのスキルを証明することができるでしょう。
パソコン初心者の方、未経験から事務職に就きたい方 などにおすすめしたい資格です。
簿記3級|1ヶ月
簿記3級は、簿記の基本スキルを評価する資格です。
1ヶ月の集中的な学習と試験対策を行えば、難易度は決して高いものではありません。
しかし、合格率は40〜50% ですので、2人に1人は不合格になる試験です。
合格ラインは100点満点中70点以上ですので、しっかりと対策を行なう必要があります。
簿記の知識を身につけ、経理や事務のキャリアに活かしましょう。
FP3級|1ヶ月
FP(ファイナンシャルプランナー)3級資格は、個人の財務プランニングに関するスキルを証明します。
3級は初心者向けのレベルと言われており、難易度は低め の試験です。
1ヶ月の準備で合格できるため、個人の資産管理や保険相談などの仕事に興味がある方に適しています。
ITパスポート|1ヶ月
ITパスポートは、情報技術に関する基本的な知識を評価する資格です。
1ヶ月で試験に合格でき、ITの基礎スキルを証明 します。
ITパスポート試験に必要な勉強時間は150時間ほどが目安と言われておりますが、ITの基礎知識があれば100時間ほどで合格可能です。
ITリテラシーの向上やセキュリティに関する知識など、ITにまつわる幅広い知識が身につけられます。
IT業界で働きたい方はもちろん、異なる業界、事務職・営業職の方も含めて、すべての社会人に必要な知識が学べる試験といえるでしょう。
介護初任者研修|3週間
介護初任者研修は、介護の基本スキルを学び、介護の現場で働くための資格です。
厚生労働省指定カリキュラムでは、介護におけるコミュニケーション技術や老化の理解、認知症の理解など、あわせて130時間の学習 が定められています。
多くのスクールでは、自宅学習と通学を組み合わせたコースが用意されており、全てのカリキュラムを修了したあとに筆記試験を実施しています。
高齢化社会での需要が高まっており、就職に役立つ資格です。
色彩士検定3級|1ヶ月
色彩士検定3級は、色彩に関する基本的な知識を評価する資格です。
3級の試験では、光と色、色の表示、色彩心理、色彩調和、配色イメージ、インテリア、ファッション、慣用色名などに関する問題が出題されます。
主な学習方法は、通信講座や市販のテキストなどですが、独学でも十分に合格可能です。
集中して取り組めば1ヶ月ほどで試験に合格でき、デザインやファッション業界で活躍する際に役立ちます。
合格率は75%前後と高めで、初心者でも合格しやすい試験 といえるでしょう。
短期間で資格試験に合格できる勉強のコツ
最短で資格を取得するには、勉強法のポイントを押さえておくことが重要です。
ここでは、3つのコツを提案します。
①テキストは1冊に絞る
②反復学習を繰り返し復習効果を高める
③スキマ時間を有効に活用する
では、それぞれ詳しく見ていきましょう。
テキストは1冊に絞る
資格試験に合格するためには、テキストを1冊に絞って効果的に使うことが重要です。
短期間での学習には情報の選別が不可欠で、過度な情報に振り回されないようにしましょう。
適切なテキスト1冊に絞り、そのテキストを重点的に学習 することが、短期間で合格するポイントです。
一方で、複数のテキストを同時に使うと、学習効率が低下することがあります。
短期間での学習には情報の選別が不可欠で、過度な情報に振り回されないようにしましょう。
反復学習を繰り返し復習効果を高める
資格試験の勉強では、情報を長期記憶に定着させるために反復学習が有効です。
学習した内容を定期的に繰り返し復習することで、記憶の定着度が高まります。
効果的な復習スケジュールを立てて、学習した内容を定期的に 振り返りましょう。
また、問題集などを活用して、知識の定着を確認することも大切です。
スキマ時間を有効に活用する
短期間での資格試験対策では、スキマ時間を有効に活用することが重要です。
通勤時間や待ち時間などの隙間時間を無駄にしないようにしましょう。
スマートフォンやタブレットを活用して、学習アプリやオンライン講座を利用することで、効率的な学習が可能 です。
計画的にスキマ時間を活用して、学習時間を確保しましょう。