初任者研修を安い費用で押さえるには?支援金制度や講座について詳しく解説! 更新時間 2023.11.10
介護職員初任者研修は、無資格・未経験の方でも受講できる介護のスタート資格です。
そんな初任者研修の受講に向けて、出来るだけ費用を安く抑えたいと考える方も多いでしょう。
介護業界では人手不足が深刻化しているため、国をあげての政策が盛んで、充実した制度が整っています。
ここでは、初任者研修を安く受講する方法や、支援金制度について詳しく解説します。
また、費用が安くて満足度が高い、おすすめの通信講座も紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。
介護職員初任者研修の資格を取る4つの方法
介護職に必要な初任者研修の資格を取得するための方法には、4つの選択肢があります。
では、4通りの取得方法について詳しく解説します。
介護系の専門学校で学ぶ
初任者研修を受けるための一つの方法は、介護系の専門学校に通うことです。
専門学校では実践的なスキルを身につけることができ、将来の仕事にも活かせます。
学費は他の方法に比べやや高めですが、教育内容の充実度は高いと言えます。
通学講座で学ぶ
通学講座は、通学しながら授業を受ける方法です。
これは働きながら学ぶことができるため、仕事との両立がしやすい利点があります。
通学講座の学費は専門学校よりも抑えられることが一般的で、安い費用で初任者研修を受けることができます。
通信講座+スクーリングで学ぶ
通信講座は自宅で学ぶことができるため、働きながら学びたい人、家事や子育てと両立させたい方に最適です。
通信講座にはスクーリングが付随しており、一定期間ごとに実地での学習ができるメリットがあります。
初任者研修は通信のみでは修了できないため、必ず通学が必要です。
費用は通学講座と同様に手頃で、柔軟な学習スタイルとして定着している学び方です。
ハローワークの職業訓練で学ぶ
ハローワークでは、職業訓練として初任者研修を提供しています。
職業訓練は労働局の支援を受けられるため、費用を大幅に抑えることが可能です。
ただし、募集が限られていたり受講条件があったりと、受講するのにやや面倒な手続きなどがあります。
ハローワークで学びたい方は、受講条件に該当するかを確認し、早めの情報収集と申し込みが重要です。
他にも役立つ資格が多くあり「介護資格の種類はどのくらいあるの?スキルアップに取るべき資格を徹底解説!」から詳しく見ることができます。参考にしてみてくださいね。
初任者研修の費用を安く抑える5つの制度
初任者研修を受ける際に、費用を効果的に抑えるための5つの制度があります。
これらの制度を上手に活用することで、資格取得にかかる経済的な負担を軽減できます。
就業割引やキャンペーンを活用する
一部のスクールでは就職斡旋の割引制度を実施していたり、期間限定のキャンペーンを行ったりしています。
これらの特典を利用することで、通常の受講費用よりも安く初任者研修を受けることが可能です。
気にあるスクールの公式サイトを定期的にチェックし、お得な機会を逃さないようにしましょう。
教育訓練給付金制度を活用する
教育訓練給付金制度は、雇用保険から受給できる制度です。
一定の条件を満たすことで、初任者研修などの講座を受講する際に、費用の一部が補助されます。
被保険者期間が3年以上ある場合や、通算1年以上あれば受講が可能です。
条件を確認して、給付金を上手に利用しましょう。
職業訓練受講給付金制度
ハローワークの求職者支援制度を利用して職業訓練を受ける人に対する給付金制度です。
生活が困難な方に給付金が支給され、訓練中の生活費や交通費がカバーされます。
月額10万円の給付金や通学のための交通費も支給され、生活費の面でも安心して研修を受けることができます。
自立支援教育訓練給付金事業
自立支援教育訓練給付金は、母子家庭や父子家庭のひとり親を対象とした支援制度です。
就業を目指した主体的な能力開発を応援する制度で、対象の教育訓練を受講した場合、費用の一部が支給されます。
支給額は受講費用の60%で、上限は年間200,000円(最大800,000円まで)となっています。
また、資格取得に必要な訓練も対象になり、社会福祉士や看護師などの資格取得もサポート対象です。
給付金は受講修了後に支給されるため、受講開始時には自己負担が必要です。
実施主体は自治体であり、地域によって制度の有無が異なるため注意しましょう。
介護職員資格取得支援事業
介護職員初任者研修資格取得支援事業は、介護従事者の増員と定着を図るため、介護人材の確保・支援策として実施されている政策です。
各都道府県や市町村によって支給額や対象要件が異なるため、利用する際にはお住まいの地域の自治体に確認しましょう。
介護職員資格取得支援事業では、初任者研修の資格取得にかかる費用の一部または全額が支給されるため、経済的な負担を軽減する手段として非常に便利です。
働きながら初任者研修を取得するなら通信講座が便利!
働きながら資格を取得するためには、最低限のスクーリングで学べる通信講座が最適です。
柔軟なスケジュールや多彩なサポートがある中で、初任者研修を効率的に進めることができます。
自分のペースに合わせて学べる
通信講座では、自分の都合に合わせて学習ができるのが一番のメリットです。
仕事のスケジュールやプライベートの予定に合わせて、無理なく初任者研修を進めることができます。
周囲のペースに合わせることなく、マイペースにじっくりと理解を深めながら進められるのが魅力です。
振替授業や割引制度も充実
通信講座では、予定が合わない場合の振替授業や、受講料の割引制度が用意されていることがあります。
このようなサポートが充実していれば、急な仕事の忙しさや予期せぬイベントがあっても問題ありません。
突然のトラブルなどにも対応しやすくなり、負担を軽減することができます。最短1ヶ月以内で取得することもできる
通信講座では、独自の学習スケジュールに従って進めることができるため、自分の進捗に合わせて最短1ヶ月以内で初任者研修を取得することも可能です。
急な資格取得ニーズにも応えることができます。
もちろん、週1ペースで6ヶ月後の取得を目指す方にも、通信講座はおすすめです。
初任者研修についてさらには詳しく知りたい方は必見! 「初任者研修のカリキュラムは?通信と通学の違いを徹底解説」を参考にしてみてください!
初任者研修を受講できる通信講座の費用を徹底比較!
さまざまな通信講座が初任者研修を提供していますが、それぞれの費用や特典を比較してみましょう。
ここでは、受講者からの評判が高い通信講座に限定して紹介していきます。
三幸福祉カレッジ
三幸福祉カレッジの標準学習期間は1~4ヶ月で、受講料は教材費込みで87,780円(税込)です。
ただし、3月末までキャンペーンが実施されており、49,500円(税込)で受講できます。
通学講習は約15回、自宅学習での課題提出は3〜5回が目安です。
ベネッセ
ベネッセの受講費用は、受講する都道府県と申し込むコースによって異なります。
例えば、東京都内であれば通常60,720円(税込)ですが、キャンペーンが適用されると50,720円(税込)に値引きされます。
また大阪では、通常55,000円(税込)からキャンペーンが適用され、45,000円(税込)で受講可能です。カイゴジョブアカデミー
カイゴジョブアカデミーの受講料は31,900円で、今回ご紹介する講座の中でもっとも安かった通信講座です。
ただし、都道府県によって料金は異なるため、ご自身での確認が必要になります。
約1ヵ月~4ヵ月程度で取得を目指せるのに加え、取得後の就職も無料でサポート。
業界最大手の介護求人サービス「カイゴジョブエージェント」と連携し、全国1万件以上の求人から受講者にぴったりの就職先を提供します。
カイゴジョブアカデミーの就業支援を受ける方は「特待生キャンペーン」が適用され、自己負担ゼロで受講できるのが魅力です。
未来ケアカレッジ
未来ケアカレッジの受講料は、テキスト代込みで32,450円(税込)です。
ただし、受講する地域によって変動するため、最寄りの教室にて確認する必要があります。
未来ケアカレッジでは豊富なコースが用意されており、振替授業のお願いも電話1本でOKです。
ほとんどの教室が最寄駅から徒歩10分圏内になるので、働きながらでも通学しやすいでしょう。
受講中は研修動画も見放題のため、予習や復習に最適で、スキマ時間を活用して学習できます。
ハクビ
ハクビの受講料は59,800円(税込)で、早割30キャペーン中であれば54,800円(税込)にて受講できます。
教室は東京都内のみで、「大塚本校」「成増教室」「東久留米市教室」の3校です。
短期クラスの場合、およそ3週間という短い期間で資格が取得できます。
早割30キャンペーンの実施に加え、「卒業生紹介割」「ペア割」で、キャンペーン金額より3,000円安く受講することも可能です。
就職支援やキャリアアップ支援もあり、福祉用具専門相談員や実務者研修、介護福祉士と段階を踏んでレベルアップできます。
ニチイ
ニチイの通常価格は88,000円ですが、現在は1〜3月まで40,000円で受講できるキャンペーンを実施中です。
さらに、ニチイの介護職員として就職が決まると、受講料が全額キャッシュバックされます。
ニチイを選ぶメリットは受講料無料や、教室が全国に約300ヶ所もある点でしょう。
自宅や職場の近くから選べて通いやすく、短期や平日コース、土日・夜間コースとクラス設定も豊富です。
訪問介護・通所介護・有料老人ホームといった全国約1,900ヵ所の介護サービスを展開する、ニチイならでは手厚いサポートが受けられます。
介護職の資格についてもっと幅広く知りたいという方は 「介護職のおすすめ資格は?種類や受講費用、期間などをご紹介」もチェックしてみてくださいね。
初任者研修の費用を比較して通いやすい講座を選ぼう!
初任者研修の費用や、受講料を安くする方法について解説しました。
初任者研修を取得するには、通信講座が柔軟で効率的な選択肢としておすすめです。
費用を徹底比較してみると、三幸福祉カレッジ、ハクビ、未来ケアカレッジ、カイゴジョブアカデミー、ベネッセ、ニチイなど複数の講座があり、それぞれ特典や支援が異なります。
「自宅近くに通学できる教室があるか」「受講費用は妥当か」「振替制度などのサポートが充実しているか」をチェックし、納得のいく講座を選びを行いましょう。
各講座のキャンペーンや割引を上手に利用することで、経済的な負担を軽減できる可能性もあります。
自分に合ったスケジュールやサポート体制が整った講座を選ぶことで、仕事との両立がしやすくなるでしょう。
資格取得を目指す方は、この比較を参考にして通いやすい講座を選んでみてください。