中学生で不登校でも通信制高校なら進学可能!通学日数の少ない学校を厳選紹介 更新時間 2024.09.19
中学生で不登校になってしまった生徒は進路に悩み、最悪の場合進学しない生徒が居ます。
保護者としても子供の進路について悩み、できるだけ進学してほしいと思っていますよね。
今回は中学生で不登校になっていても進学できる通信制高校を紹介します。
通信制高校に抵抗のある保護者も多数存在すると思いますが、全日制高校に無理矢理進学を強いると状況が悪化してしまうことがあります。
通信制高校は生徒の状況に応じて適したコースで進学することが可能です。
高校の進路に悩んでいる人や子供の進路をどうしようか悩んでいる人は参考にしてください。
通信制高校とは何か?特徴について解説
通信制高校の特徴についていくつか解説します。
- 通信制高校は自宅学習が中心
- 通信制高校の登校は毎日ではない
- 通信制高校は単位制のため留年の心配がない
通信制高校は自宅学習が中心
通信制高校の学生は主に自宅で学習します。
参考書や動画授業などで、自習学習を行うことが一般的です。
学生は自分自身のペースで勉強を進め、学習計画を管理する必要があります。
全日制高校のように時間割などはありません。
自分のライフスタイルに合わせた学習ができることが特徴です。
通信制高校の登校は毎日ではない
全日制の高校と異なり、通信制高校の生徒は毎日学校に通う必要はありません。
しかし、一定期間ごとにスクーリングと呼ばれる通学日があります。
スクーリングは、必要な単位を取得するために不可欠です。
したがって、通信制の学生でも定期的に学校に通学し、対面授業や試験を受ける必要があります。
なお、スクーリング日数は学校により異なります。
通信制高校は単位制のため留年の心配がない
通信制高校では、学年制ではなく単位制を採用しています。
学区ごとに分けられていないため、留年する心配が基本的にありません。
1年間に取得する単位数は自分で決められることが単位制の特徴です。
高校を卒業するためには、3年間の在籍と指定された科目を含む74単位以上の取得が必要です。
また、以前に通っていた全日制高校で取得した単位があれば、転入先の通信制高校に引き継げる場合があります。
通学日数の少ない学校や通学日数を柔軟に変更できる通信制高校を厳選紹介
中学生で不登校になっている生徒は、全日制高校の場合毎日通学する必要があるので辛いと感じる人も居ます。
通信制高校は色々なコースを用意しており、場合によっては通学せずに高卒資格を取れることもあります。
これから中学生で不登校になっている生徒におすすめの通信制高校を紹介します。
中学生で不登校になっている人におすすめの通信制高校
- 鹿島学園高等学校
- 一ツ葉高等学校
- 第一学院高等学校
上記で挙げている通信制高校は通学日数を自分でコントロールできたり、ネット完結型のコースを選んだりすることが可能です。
不登校の人でも安心して進学できるシステムを搭載しているのでしっかり見ていきましょう。
鹿島学園高等学校は通学日数をコースで選べる!無理に通う必要が無い
鹿島学園高等学校はコースを豊富に提供しており、自分に合わせた通学日数で通うことができます。
鹿島学園高等学校のコース
- 週2日~5日通学するコース
- 週1日通学するコース
- 個人指導コース
- 家庭教師制コース
- ネット指導制コース
登校すること自体は問題ないが、他のクラスメイトと合う人が苦痛という人は個人指導・家庭教師制コースを選ぶことができます。
通学することはやめたくないが週5日はきついという生徒にも対応しているのでおすすめです。
通学が不可能で人と会いたくないという人でもネット指導で授業を受けることができるので、まずは自分に適しているコースを選んで下さい。
入学できる都道府県 | 22都府県から入学可能 |
---|---|
制服 | あり 希望者のみ。私服でも通学OK |
スクーリング | あり |
クラブ活動 | あり |
一ツ葉高等学校は通学ゼロコースを提供!不登校の生徒でも無理なく学べる
一ツ葉高等学校は通学ゼロコースを提供しています。
通学したくないけど高卒資格を取りたいという人におすすめです。
通学が全く必要無いカリキュラムにもコースがいくつかあります。
一ツ葉高等学校の通学ゼロコースの詳細
- らくらく卒業可能!ゼロライトコース
- 在宅学習だけど全日制に負けない勉強をしたい人はゼロスタディコース
- ゼロ-@homeは自宅で勉強中心のホームスクールコース!カリキュラムを独自で組み立てられるから自由に学習方針を決められる
- ゼロトッパコースは大学合格に向けて個別カリキュラムを受けられるコース
通学する必要がない上にしっかり将来を見据えたコースで勉強できるので、学校には通いたくないけど大学には進学したいという人におすすめです。
入学できる都道府県 | 47都道府県 |
---|---|
制服 | あり |
スクーリング | あり |
クラブ活動 | あり |
第一学院高等学校はネットで勉強可能!宿題もすべてネット完結だから登校日数が少なく済む
第一学院高等学校は通信コースというものがあります。
通信コースは、ネットを利用して学ぶスタイルで、生徒のライフスタイルに合わせたカリキュラムで学習することができます。
宿題やレポート提出もネット完結なので、不必要に通学する必要はありません。
第一学院高等学校への通学は年に数回程度なので、通学時間もかかりません。
自分の夢に没頭できる学校なので、通学日数をできるだけ減らしたい人におすすめです。
入学できる都道府県 | 全国から入学可能 |
---|---|
制服 | あり ※着用は自由 |
スクーリング | あり |
クラブ活動 | あり |
小中学校における不登校の生徒数は29万9千人程度
文部科学省の令和4年度の調査によると、小中学校における不登校の生徒数は29万9千人程度とされています。
年々増加傾向にあるので、日本の大きな問題となりつつあります。
年々不登校になる生徒が増えつつあるのと共に、通信制高校も不登校生に対応したコースが増加してきました。
不登校になった生徒を専門で受け付ける通信制高校もあるので、進学を諦める必要はありません。
参考:文部科学省「令和4年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果」
通信制高校は毎日通学する必要がない
通信制高校は通学日数が限定されているので、通学ストレスがかなり減ります。
全日制高校のように平日5日通学を強要されないので、自分のペースで学習することが可能です。
通学に不安をもっている人も安心して学習することができるのでおすすめです。
通信制高校は不登校の人をサポートする体制がある
通信制高校は中学生で不登校だった生徒を強力サポートしてくれる制度が多数存在します。
各学校によって内容は異なりますが、生徒たちの状況によって柔軟に対応してくれるので自分に合ったコースを提供している通信制高校を選びましょう。
通信制高校が中学生で不登校の生徒たちにおすすめな理由
通信制高校がなぜ不登校の人達にオススメのか、3つの理由にまとめて解説します。
不登校の人達に通信制高校がオススメな理由
- 無理のないカリキュラムで高卒認定を目指せる
- 中学生で不登校でも高卒認定を目指せる
- 通信制高校は各生徒の状況に合わせてくれるから安心
通信制高校は全日制高校のように規定が厳しくないので、生徒に合わせてカリキュラムを組んでくれます。
登校できない生徒でも進学することができるので、中学生で不登校になってしまった生徒でも通学せず高校を卒業することが可能です。
通信制高校に通うかどうかを迷っている方は「通信制高校のメリットデメリットを完全解説」も参考にしてみてください!
【理由1】無理のないカリキュラムで高卒認定を目指せる
通信制高校は生徒に合わせたカリキュラムを組んでくれるので、無理なく学習に励むことができます。
全日制より学習内容を優しくすることも可能なので、自分のレベルに合わせて学習を進行していけます。
通学せずに高卒認定を取得することが可能なのでおすすめです。
【理由2】中学生で不登校でも高卒認定を目指せる
世間的な印象では中学生で不登校になった生徒は中卒になりできることが限られていると思われています。
しかし、実際は通信制高校で高卒認定を取得することができますし大学に進学することも可能です。
若いうちから可能性を狭めることが無いので、特に将来の目標を明確に持っている人におすすめです。
高卒認定を取っているだけでも将来できる仕事の幅は広がるので、通信制高校に進学して視野を広げてみましょう。
【理由3】通信制高校は各生徒の状況に合わせてくれるから安心
通信制高校は全日制高校と違い、各生徒の状況に合わせてカリキュラムを進めることができます。
不登校やいじめ等のつらい過去をもっている生徒でも手厚いサポートがあるので、心配を取り除いて勉学に励むことができます。
無理に他のクラスメイトとの交流を深める必要もないので、対人関係に不安を抱いている人も安心して下さい。
【理由4】スクーリング日以外は学校に行く必要がない
通信制高校では、生徒は毎日自宅で学習を行います。
ただし、教科ごとに必要なスクーリング日が設定されています。
スクーリングは、学校に出席し、授業を受けることです。
毎日学校に通う必要がないため、毎日の通学のストレスがなくなります。
毎日の通学が難しい生徒にとっても無理なく学び続けられます。
通信制高校のスクーリングはどんなことをするの?リアル通信制高校生のスクリーングに密着
【理由5】人間関係に悩む心配が少ない
通信制高校は毎日学校で同じクラスメイトと顔を合わせることがありません。
毎日クラスメイトと会わないため、人間関係の悩みが少ないのが特徴です。
スクーリングやオンライン授業などでクラスメイトや教師と交流します。
毎日学校に通う必要がないため、対人関係に不安を感じる生徒でも高校卒業を目指せる可能性があります。
【理由6】さまざまな生徒たちが通っている
通信制高校は、様々な背景を持つ生徒が通っています。
- 不登校の経験がある生徒
- 学校生活に馴染めなかった生徒
- 仕事を持つ生徒
- 芸能活動をする生徒
- 家庭や金銭的な事情を持つ生徒
上記のような事情を持つ生徒たちがいます。
通信制高校は、それぞれの事情を持つ生徒たちに対するサポートがあることが多いです。
また、自分のペースで学習できるため、個々の事情に合わせた学習計画を立てられます。
不登校の中学生が通信制高校に通う注意点
中学生で不登校でも通信制高校に進学することができると説明してきましたが、いくつかの注意点があります。
進学できても、卒業しないと高卒認定は取得できません。
通信制高校は全日制高校に比べカリキュラム内容が甘いので、自己管理をしっかりする必要があります。
コースによっては在宅で学習のみのコースもあるので、スケジュール管理に気をつけましょう。
【注意点1】学習時間を自己管理する必要がある
通信制高校は通学日数・学習内容が全日制高校より優しくなっていますが、自分でスケジュール管理を怠ると卒業することが難しくなります。
カリキュラムをこなすことが面倒になり、途中で諦めてしまう生徒もいるので注意しましょう。
カリキュラムコース内容に不安な点や難しい問題がある時は学校と相談してコースを変更してもらいましょう。
【注意点2】通信制高校は世間的に良く思われていない場合がある
通信制高校はまだ世間的に認められていない部分があります。
年々通信高校に進学している生徒は増加していますが、まだ世間的には印象が悪く良く思われないこともあります。
通信制高校は悪い印象を持たれがちですが、多くの有名人達が通信制高校に進学しているのも真実です。
通信制高校だからといって卑下することはないので、しっかり自信を持ちましょう。
【注意点3】通信制高校のカリキュラムをすべて終了させないと高卒認定を取得できない
通信制高校は試験に合格する必要がなく、手続きすると進学可能となりますが高卒認定は規定をクリアしなければ取得できません。
単位やレポートを提出しないと高卒認定されないので注意しましょう。
通学設定をしている生徒で、通学にストレスを感じはじめている人はなるべく早めに先生と相談してコースを変更してもらいましょう。
人との関わりが少ないため孤独を感じる場合がある
通信制高校では、生徒が自宅で学習を行うことが多いです。
自宅で学習できるため、対人関係にストレスを感じる生徒には向いていると言えます。
一方で、対人関係が少ないため、孤独感を感じる場合があります。
また、スクーリングが少ない通信制高校では、友達を作る機会も減るはずです。
人との関わりを増やすためには自分から行動する必要が出てきます。
中学生で不登校でも進学できる通信制高校はある!通学が辛い生徒は通学不要の学校を選ぼう
中学生で不登校でも進学できる通信高校はあるということがわかりました。
通学にストレスがかかる人でも進学できるので、まずは適切なコースを選んでみましょう。
通信制高校によっては通学日数ゼロでも卒業できるところもあるので必見です。
中学生で不登校になっても進学して将来の幅を広げることは可能なので、前向きに考えて見て下さい。
中学校の不登校と通信制高校に関するよくある質問
中学校の不登校と通信制高校に関するよくある質問についてご紹介します。
- 中学で不登校でも高校に行けますか?
- 通信制高校に通うと不登校になりますか?
- 通信制高校の中退率は?
中学で不登校でも高校に行けますか?
中学の間に不登校の期間があっても、高校への進学は可能です。
不登校の経験がある生徒でも進学の様々な選択肢があります。
全日制高校や通信制高校など多様な学校選択が可能です。
通信制高校に通うと不登校になりますか?
通信制高校では毎日の出席が不要なため、不登校の定義が当てはまりません。
また、通信制高校では、登校日数が自由に設定可能です。
スクーリングと呼ばれる通学日はありますが、学校により日数は異なります。
したがって、通信制高校は基本的に不登校という概念が存在しません。
通信制高校の中退率は?
公立の通信制高校の中退率は約5%とされています。
100人中5人が中退することを意味します。
高卒認定を取得すると将来の可能性が広がるのでオススメ
高卒認定を取得すると将来の可能性が広がります。
高校卒業生と中学卒業生の学歴差はかなり大きく、高卒認定を持っていれば職業の幅も広がります。
どうせ私なんかと思わずに、まずは通信制高校の資料を読んで興味のあるコースを調べてみましょう。
よく通信制高校とサポート校を勘違いしている方もいるので、「どう違うの?通信制高校とサポート校の違いをご紹介」の内容も詳しく読んでおくことをおすすめします!