TOEICの受験料は高額?割引できる条件や受験を無駄にしないためのコツをご紹介! 更新時間 2023.10.22
TOEICの受験料が増額しており、受験のハードルが高くなったと感じる方も多いことでしょう。
実は、TOEICには受験料が割引になる方法がいくつかあるのをご存じでしょうか?
この記事では、TOEICをお得に受験したいと考えている方に向けて、TOEICの割引制度や条件について詳しく解説します。
また、無駄な出費を避けるためのコツも紹介していますので、ぜひご参考にしてみてください。
TOEICの受験料を節約しながら、効果的な対策ができるようになるでしょう。
TOEICの受験料は高額なのか?
TOEICの受験料や割引制度について、詳しく解説します。
TOEICの受験料は7,810円
2021年10月の実施回より、TOEIC Listening & Reading公開テストの受験料が値上がりました。
以前は6,490円で受験できていましたが、現在は7,810円に変更され、1,320円も高くなっています。
改定前の受験料 | 改定後の受験料 | |
期間 | ~2021年9月12日 | 2021年10月3日~ |
受験料(税込) | 6,490円 | 7,810円 |
リピート割引受験料(税込) | 5,846円 | 7,150円 |
リピート割引金額(税抜) | 585円 | 600円 |
ちなみに、2020年3月実施回以前の受験料は5,830円でした。
つまり、ここ3年ほどで約2,000円も値上がりしたということです。
TOEICの受験料が値上がりした理由
TOEICの受験料が値上がりした要因の一つは、新型コロナウイルスの影響です。
新型コロナによって、試験が2部制になったことで、会場借用料の負担増に加え、人件費やシステム費用の増加が原因のようです。
英検の受験料も値上がりしている
TOEICだけでなく、他の英語試験でも同様に受験料が値上がりしている傾向が見られます。
例えば、英検(英語検定)もその一例です。
英検1級は、21年度に10,300円(税込)から12,600円(税込)に値上げされました。
翌年には11,800円(税込)に値下げされましたが、それでも実質1,500円の値上げです。
受験者全体の利便性や試験の品質向上のための投資が行われており、そのために受験者に負担がかかっていると言えます。
TOEICの資格について詳しく知りたい方は「TOEICって資格なの?目標スコアや対策方法を詳しくご紹介」から詳しく見ることができます。参考にしてみてくださいね。
TOEICについて
TOEIC初心者に向けて、TOEICテストや試験の概要について解説していきます。
TOEICは英語によるコミュ力を測る試験
TOEIC(Test of English for International Communication)は、英語によるコミュニケーション能力を測定するための試験です。
日本を含む多くの国で広く受験され、ビジネスシーンや留学などでの利用が一般的です。
試験の内容は主にリスニングとリーディングから構成され、日常的なビジネスシーンでの英語の使用能力を評価します。
TOEICの特徴は、実際の業務や留学で必要な英語スキルに焦点を当てていること。
そのため、ビジネス英語や日常英会話など、実用的なスキルを身につけたい方に向いています。
TOEIC試験の概要
TOEIC試験は、Listening(リスニング)とReading(リーディング)の2つのパートから成り立っています。
問題数は、リスニング100問、リーディング100問の合計200問が出題され、4択や3択のマークシート方式です。
試験時間は2時間で、全国およそ80都市で開催されており、毎年約250万人ほどが受験しています。
スコアは990点満点で、リスニングとリーディングのスコアが合算されます。
高得点を目指す場合は、それぞれのセクションに焦点を当てた効果的な対策が欠かせません。
TOEIC資格試験の種類
TOEICは1種類ではなく、実は5種類の試験があります。
①TOEIC® Listening & Reading Test
通常、TOEICというと「 Listening & Reading Test」のテストを指します。
リスニングとリーディングの能力を測る、最も一般的なテストです。
②TOEIC® Speaking & Writing Tests
英語4技能のうち、Speaking(話す)、Writing(書く)という2つの英語力を測定するためのテストです。
③TOEIC® Speaking Test
スピーキング単体の能力を測るテストです。
試験時間は約20分で、問題数は11問あります。
スピーキング力の評価や英語力の客観的な証明に利用できます。
④TOEIC Bridge® Listening & Reading Tests
初中級者向けの、リスニングとリーディングの能力を測るテストです。
⑤TOEIC Bridge® Speaking & Writing Tests
初中級者向けの、スピーキングとライティングの能力を測るテストです。
リスニング(約25分間・50問)、リーディング(35分間・50問)、合計約1時間で100問に答えるマークシート方式になっています。
TOEIC受験料の割引制度とは?
TOEIC受験料は7,810円と、決して安い金額ではありません。
ぜひ割引制度を利用して、少しでも安価に受験しましょう。
TOEICの受験料が安くなる割引制度は、以下の3つです。
リピート受験すると安くなる
TOEIC受験料をお得に利用する方法の一つは、リピート受験を活用することです。
TOEICは何度も受験が可能であり、リピート受験者には受験料の割引が適用されます。
受験申し込みをして、半年後から3ヵ月間に実施の公開テストのうち、1回が割引価格7,150円(税込)で申し込みできます。
また、この割引サービスを利用して受験すると、さらにその半年後にも同様の割引サービスが適用されますので、繰り返し受験すると非常にお得です。
初回受験者よりもリピーターの方が安く受験することができ、何度も試験を受けることで徐々に負担を軽減できます。
賛助会員制度を利用する
TOEICはIIBC(国際ビジネスコミュニケーション協会)が主催しているため、IIBCの賛助会員になることで受験料を割引できる場合があります。
所属する学校や企業がIIBCの賛助会員であれば、お得な割引価格で公開テストを受験できます。
賛助会員としてTOEICの運営をサポートする一方で、受験料金が割引される仕組みで、割引後の価格は6,710円(税込)です。
該当すれば1,100円引きで受験できるので、自分の所属する団体が該当するか確認してみましょう。
団体割引(IPテスト)を利用する
TOEICでは、同一の団体や企業が一度に複数人分の受験を申し込む場合、団体割引が適用されるIPテストがあります。
IPテストを利用することで、通常の受験よりも割引された料金で受験できます。
仕事で複数人での受験を検討している場合は、この割引制度を活用すると経済的です。
TOEIC対策で短期で点数を上げたい方必見!「短期集中でTOEIC対策に強い通信講座は?短期で受けられる通信講座をご紹介!」から詳しく見ることができます。参考にしてみてくださいね。
TOEICを受験するステップ
TOEICの申し込みは、インターネットで簡単に行うことが出来ます。
ここでは、インターネットでの申し込み方を詳しくご紹介します。
STEP1.TOEIC公式サイトにアクセス
まずはTOEIC公式サイトにアクセスしましょう。
最新の情報や受験に必要な様々なリソースがここに集約されています。
STEP2.会員登録をする
TOEICを受験するには、まずTOEIC公式サイトで会員登録が必要です。
氏名や住所、メールアドレスなどを入力して会員登録を行いましょう。
登録が完了すると、「TOEIC SQURE」という申し込み専用サイトが利用できるようになります。
個人情報や受験履歴を管理するため、情報は正確に入力してくださいね。
STEP3.TOEIC SQUAREにて申し込みを行う
会員登録後、TOEIC SQUAREにログインし、試験申し込みを行います。
TOEICは試験日によって申し込み期限が設定されており、期限を過ぎた試験は申込できません。
STEP4.受験地域や支払い方法の選択
申し込みの際には、受験地域や支払い方法を選択します。
支払い方法は、クレジットカードとコンビニでの振り込みの2種類です。
支払いが完了すると、申し込みが確定されます。
STEP5.申込完了メールが届いたら完了
TOEIC SQUAREからの申込完了メールが受信されたら、受験手続きは完了です。
当日の持ち物や注意事項を確認して、しっかりと準備をしましょう。
TOEICにチャレンジしてみたい方は「TOEICの勉強法は?600点以上を取るための方法を紹介」から詳しく見ることができます。参考にしてみてくださいね。
TOEICの受験料を無駄にしないための3つのコツ
TOEICの受験料を無駄にしないためにも、有意義な試験対策や準備を行う必要があります。
ここでは、その3つのポイントについて解説していきます。
TOEICの目標スコアを明確にする
TOEICを受験するにあたり、まず最初に目標スコアを明確に設定しましょう。
自分がどの程度のスコアを目指すのかを把握することで、有効な学習計画をたてやすくなります。
目標スコアに基づいて効果的な対策を考え、無駄な学習を避けましょう。
TOEIC受験日を決めて学習計画を立てる
受験日を決定し、それに向けた学習計画を立てることも大切です。
TOEICは計画的な学習が成果を生みやすい試験です。
余裕をもって準備を進め、最終的な受験に備えましょう。
計画的な学習が無駄を減らし、効果を最大限に引き出します。
TOEIC試験を継続して割引制度を利用する
TOEICを継続して受験する場合、ぜひ割引制度を活用しましょう。
公開テストを受験した後、一定期間内に再受験すれば割引価格が適用されます。
TOEIC試験は年間に10回実施されます。
適度な期間を保ちつつ、継続的に受験してスコアアップを目指しましょう。
割引制度を利用することで、無駄な受験料の支払いを避け、効率的にスキルアップを図ることができます。
TOEIC対策を徹底して受験を有意義なものにしよう!
TOEICの受験料や、割引制度について解説しました。
受験料を無駄にしないためにも、適切な試験対策が重要です。
目標スコアを設定し、英語スキルを向上させるための勉強法を身につけましょう。
仕事や就活、転職活動などでTOEICを受験する場合は、企業に求められているスコアを確認することもお忘れなく。
無駄な受験料を避け、効果的な学習を促進するため、きちんとした学習計画を立てて受験に挑みましょう。
TOEICの割引制度を活用して受験を継続することで、効果的な予算管理が可能です。
TOEIC対策は単なる試験勉強だけでなく、実用的な英語スキルを身につけるチャンスです。
効果的な対策を徹底し、受験を有意義なものにしてください。