TOEICに有効期限はある?履歴書には何点から書けるの? 更新時間 2023.10.13
「TOEICスコアに有効期限はあるの?」
「履歴書に古いスコアを書くのはNG?」
TOEICスコアは努力の結晶であり、取得したスコアを有効に活用したいと考える方も多いでしょう。
ただし、気になるのがTOEICスコアの有効期限です。
ビジネスシーンでは最新のスコアを示すことが求められることもあるため、再受験が必要かも気になります。
そこで今回は、TOEICの有効期限に加え、履歴書でアピールできる点数や注意点についても詳しく解説します。
TOEICスコアを就職や転職で活かしたい方は、ぜひチェックしてみてください。
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TOEICに有効期限ってある?
では、TOEICスコアの有効期限について、詳しく解説していきましょう。
TOEICスコアに有効期限はない
TOEICスコア自体には有効期限がありません。
一度取得したスコアは無期限で有効であり、そのまま活用することができます。
これは、英語能力が一度証明されれば、その実力がいつまでも変わらないと考えられているからです。
しかし、実際には最新のスコアが求められる場面もあるため、定期的なスコア更新がおすすめです。
公式認定証の再発行期限は「2年」
TOEICの公式認定証の再発行には期限があります。
通常、認定証は取得から2年間が有効期限です。
この期限内に再発行の手続きを行わないと、証明書の再発行ができません。
応募する企業によっては、履歴書と一緒に公式認定証の原本・コピーの提出を求める場合があるため、期限確認に注意が必要です。
履歴書のスコアは2年以内がおすすめ
履歴書にTOEICスコアを記載する際は、取得から2年以内のスコアを選ぶことが一般的です。
これは、最新の英語力をアピールするために重要なポイントとなります。
何年も前にハイスコアを取ったとしても、その後の英語力が大幅に落ちてしまうことは珍しくありません。
そのため、企業側も期限を指定してスコアの提出を求めるケースがあります。
スコアアップや維持のためにも、定期的なTOEIC受験がキャリアの発展につながることでしょう。
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TOEICのスコア目安
TOEICを初めて受ける方や、就活で活かしたいと考えている方に向けて、スコアごとの英語力の目安を解説していきましょう。
500点未満
TOEIC500点未満は、基本的な英語力を理解できていないレベルです。
このスコアに該当する方は、履歴書に書かない方が無難でしょう。
簡単な英会話や文章の理解ができますが、十分なコミュニケーションやビジネスでの使用には向いていません。
就職や転職で有利にはならないレベルなので、基礎から学び直し、TOEIC対策をして英語力を向上させましょう。
500〜599点
TOEIC500〜599点は、基礎的な英語力が身についているレベルです。
簡単な会話や短文の理解ができますが、まだまだ高度なコミュニケーションには不足しています。
TOEICの平均スコアは600点を超える傾向があり、英語力をアピールする点数としてはやや低いかもしれません。
600〜699点
TOEIC600〜699点は、一般的なビジネスシーンでのコミュニケーションにおいて十分な能力があることを示すレベルです。
英検でいうと2級程度で、ビジネス英語の基本的な理解や会話が可能です。
英語の基礎力はありますが、応用力はまだ不足していると評価されるでしょう。
日常生活では困ることは少ないかもしれませんが、ビジネスシーンでの英語力は十分とは言えません。
英語を使用しない企業の場合は、採用シーンで有利に働くでしょう。
700〜799点
TOEIC700〜799点は、高度なビジネス状況での英語コミュニケーションにも対応できる水準です。
専門的な業務やミーティングでも通用する英語力を持っています。
細部まで理解できないことがあったり、文法を間違ったりすることはありますが、基本的な英語力は身についており、ビジネスシーンでも英語が使える人材です。
ただし、マンツーマンでの会話では問題なくても、ミーティングなどの複数で行う会話には苦戦することもあるでしょう。
外資系企業の転職では、TOEIC700点を一つの採用基準としている企業が多く、履歴書に書く際の目安となっています。
800〜899点
TOEIC800〜899点は、非常に高い英語能力を示します。
ビジネスや専門的な分野でのコミュニケーションにおいても、高い信頼性が得られるレベルです。
このスコア帯に該当する方は、TOEIC受験者の約10%と少数に値します。
日常会話は問題なく対応でき、長文やビジネス英語への理解も深く、ネイティブとの議論も順序立ててできます。
900点〜
TOEIC900点以上は優れた英語力を持っており、全体の受験者の約3%と非常に希少です。
特に国際的なビジネスや専門的な分野での活躍が期待され、非常に高い評価を得ることができます。
900点以上を取得している人は、英語ネイティブとも問題なくコミュニケーションが取れる上、プレゼンテーションや打ち合わせでも英語を使いこなせるレベルです。
ノンネイティブとして、ビジネスでもプライベートでも困ることのない英語力を持っているという証拠であり、英語が必須な外資系企業が積極的に採用したい人材と言えるでしょう。
転職で資格をとりたい方は「転職で役に立つおすすめ資格!理由や難易度を徹底解説!」から詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください
履歴書に書けるTOEICスコアは何点から?
就職や転職でTOEICスコアをアピールする際の目安スコアを紹介します。
TOEICの平均スコアは約600点
TOEICの全体的な平均スコアは約600点です。
これは、一般的なビジネスシーンでの基本的な英語力を持っていることを示す目安となります。
TOEICの満点は990点で、リスニングパートとリーディングパートの2部構成です。
一般企業の場合は650点以上
一般的な国内企業では、TOEICスコアを履歴書に記載する場合、一般的には650点以上が目安とされています。
これは、基本的なビジネスコミュニケーションが円滑に行える英語力を示すものであり、企業が求める最低ラインとされています。
これからTOEIC試験にチャレンジされる方は、まず650点を目標に設定しましょう。
英語を使用する企業なら700点以上
英語を主要なコミュニケーション手段とする企業や、英語が仕事の一環となる場合は、TOEICスコアを700点以上に設定することが一般的です。
高い英語力が求められるため、より高いスコアが期待されます。
国内メーカーやグローバル企業、商社などへの就職・転職を希望する場合は、職種に限らず700点以上を目指しましょう。
外資系・グローバル企業なら800点以上
外資系企業やグローバル企業の海外部門では、TOEICスコアとしては800点以上が標準とされています。
国際的なビジネス環境での高度な英語コミュニケーションが求められるため、より高いスコアが必要です。
800点以上は、グローバルでのキャリアアップに有利と言えるでしょう。
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履歴書にTOEICスコアを書く際の注意点
TOEICスコアを履歴書に書く際には、以下の点に注意することが大切です。
①600点以下のスコアは記載しない
②TOEICは正式名称を記載する
③スコア取得日を記入する
④嘘のスコアを申告するのはNG
では、それぞれの注意点について詳しく解説します。
600点以下のスコアは記載しない
TOEICスコアを履歴書に記載する際、一般的には600点以下のスコアは避けるべきです。
低いスコアを記載することで、逆にマイナスの印象を与える可能性があります。
履歴書には自身の強みをアピールするため、600点以上のスコアがある場合に限り記載するようにしましょう。
TOEICは正式名称を記載する
TOEICに限らず、資格を履歴書に記載する際には、正式名称を使用することが基本です。
TOEICには、「公開テスト」と「IPテスト」の2つの受験方法があります。
履歴書には詳細な情報を掲載することが求められるため、どちらのテストを受験したかも具体的に表現しましょう。
通常、TOEICと言えば「TOEIC L&R(TOEIC Listening & Reading Test)」を指します。
この場合、「TOEIC公開テスト」と書くことで適切な表現になります。
一方で、「TOEIC SW(Speaking & Writing Tests)」を受験した場合は、「TOEIC スピーキング&ライティング公開テスト」と明示しましょう。
なお、「TOEIC Bridge Test」は初・中級者向けであるため、就活でのアピールには向きません。
L&RテストとTOEIC SWの両方を受験した場合は、両方のスコアを履歴書に記載することができます。
スコア取得日を記入する
TOEICスコアだけでなく、スコアを取得した日付も併せて記載しましょう。
スコアの取得日を記入することで、スキルの現在性や継続的な努力をアピールすることができます。
嘘のスコアを申告するのはNG
履歴書にTOEICスコアを書く際、絶対に嘘のスコアを申告しないように注意しましょう。
スコアは簡単に確認できるため、虚偽の情報は信頼を損ないます。
内定後に、スコアの虚偽が分かった場合、内定が取り消される可能性も少なくありません。
正確かつ誠実な情報を提供することが重要です。
TOEICにチャレンジしてみたい方は「TOEICの勉強法は?600点以上を取るための方法を紹介」から詳しく見ることができます。参考にしてみてくださいね。
TOEICに有効期限はないが履歴書には取得日を記載しよう
TOEICの有効期限について解説しました。
TOEICスコアには有効期限がないため、取得したスコアは永久に有効です。
しかし、履歴書に記載する際には直近のスコアを明記し、取得日を追記することが重要です。
取得日を明示することで、、採用担当者に自身の英語スキルの現在性をアピールすることができます。
有効期限がないからこそ、最新のスコアを反映させることで、自身の成長や努力が伝わりやすいことも1つです。
TOEICスコアは言語スキルを客観的に示す優れた指標であるため、正確かつ明確に情報を提供することで、履歴書がより魅力的なものとなるでしょう。
有効期限の心配はないため、積極的に最新のスコアを取得して、自身のキャリアの可能性を広げてください。
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