TOEICでハイスコアを狙うなら勉強の順番が大切!効果的な勉強方法を解説 更新時間 2023.10.13
TOEICで高得点を獲得するためには、適切な勉強の順番が重要です。
学習の順序を誤ると、努力しても思うような結果が得られないことがあります。
本記事では、以下のポイントに焦点を当てています。
- TOEIC対策を始める前にやること
- TOEIC対策の正しい勉強の順番
無駄に力を入れても、ただがむしゃらに勉強するだけではTOEICスコアは上がりません。
正しい学習の順番を理解し、効率的にTOEICのスコアアップを目指しましょう。
TOEIC対策を始める前にやること
TOEICを初めて受験される方、これからTOEICの勉強を始める方は、ぜひ本章をチェックしてから学習をスタートさせましょう。
TOEIC初心者はテストを受けてみよう!
TOEIC対策をスタートさせる前に、まずは自分の現在の英語力を知るために模擬テストを受験しましょう。
これによって、自分の課題や強みが明確になり、効果的な勉強計画を立てる上での指針となります。
予算に余裕があれば、実際に受験してみることがおすすめです。
試験の出題内容だけでなく、本番の空気や時間の配分が把握でき、短期間で成果を出しやすくなります。
TOEIC試験は年間10回もあるので、毎回受験するつもりで取りかかるといいでしょう。
目標スコアを決める
目標スコアを設定することは、効果的な学習を進めるために重要です。
「目標スコアまでにあと何点必要なのか」「1日の学習時間はどれくらいか」、自分の就職や進学の条件に合わせ現実的な目標を掲げましょう。
目標が具体的であれば、モチベーションも保ちやすくなります。
スケジュールを立てる
短期間で成果を出すには、計画的な勉強が成功の鍵です。
毎日のスケジュールを立て、確実な時間をTOEIC対策に割り当てましょう。
リスクを分散するために、十分な余裕をもって試験日までの期間を考慮した計画を策定します。
このスケジュールが、徐々に成績を向上させるための基盤となります。
TOEIC対策の正しい勉強の順番とは?
TOEICは、英語のリスニング力とリーディング力を測る試験です。
全体的に対策が必要で、単語や文法の基礎から問題演習、パート別対策まで様々なアプローチがあります。
しかし、誤った順番で学習するとスコアが伸びません。
勉強すれば必ず成果が出るという信念は、TOEICにおいては当てはまらないので注意が必要です。
正しい順番と方法を知り、効果的なTOEIC学習を心がけましょう。
STEP1.単語や文法の基礎
最初に着手すべきは、基本的な単語や文法の理解と定着です。
TOEICはリーディングやリスニングの問題が主体であり、これらを解くためには基礎的な語彙と文法の知識が不可欠です。
単語帳や文法書を駆使して、基本をしっかりと身につけましょう。
TOEICでは中学高校で学ぶ単語に加えて、ビジネスに関連する単語が頻出します。
もし中学高校レベルの単語や文法に自信がないのであれば、自分が理解できていない単元だけを学び直してください。
さらに、TOEIC対策に特化した単語帳を使用して、必要な単語を効果的に学んでいきましょう。
STEP2.パート別の対策
中学高校での基礎学習を終えたら、次は各パートごとの対策が必要です。
TOEICはリスニング4パート、リーディング3パートから成り立っており、それぞれ異なる問題形式が用意されています。
高得点を目指すには、各パートごとに問題演習やテクニックの習得が欠かせません。
最初に全パートの問題に取り組んでみましょう。
これにより苦手なパートが浮かび上がります。
TOEICでは苦手なパートを克服することが重要で、得意なパートよりもスコア向上に直結します。
苦手なパートを特定したら、専門の参考書を活用して対策を進めましょう。
どのパートから対策を始めるかについては、次の章で詳しく解説していますので、効果的な学習スケジュールを考えながら進めていきましょう。
STEP3.TOEIC模試試験
勉強を進めたら、定期的に本番さながらの雰囲気で模擬試験を受験しましょう。
模試を通じて、実際の試験に慣れると同時に、時間配分や解答の効率を確認することができます。
実践問題に早く挑戦したい気持ちは理解できますが、最初から実践問題にチャレンジするのは避けた方がいいでしょう。
中学・高校の基礎学習とパート別の対策を経てから、実践問題に取り組むことがおすすめです。
実践問題では、誤答した問題の復習を重点的に行なってください。
誤答はこれまでの学習で見逃していた部分や、一度学習したけれども忘れてしまっていた箇所です。
誤答した問題を復習し、同じ問題が再度出題された際には正解できるように心がけましょう。
TOEICの資格について詳しく知りたい方は「TOEICって資格なの?目標スコアや対策方法を詳しくご紹介」から詳しく見ることができます。参考にしてみてくださいね。
TOEICパート別対策の勉強の順番
TOEIC対策の勉強の順番をお伝えてきましたが、さらにパート別対策の順番についても解説していきます。
効率的に勉強を進める方法として、無理なくスコアを上げていけるステップです。
①リーディングパート
最初に取り組むべきはリーディングパート(Part5・6)です。
パート5は短文穴埋め問題、パート6は長文穴埋め問題で、文章の理解力が求められます。
初めに短文から始め、段々と長文に慣れていくと良いでしょう。
キーワードを抽出し、要点をつかむ練習を重点的に行い、スピーディーな読解力を身につけましょう。
②リスニングパート
次に進むべきはリスニングパート(Part1・2)です。
パート1は写真描写問題、パート2は応答問題になっており、英語を聞き取るスキルが問われます。
慣れるためには、英語の音声資料を聴くことが重要です。
ニュースや英語のポッドキャストを聞き、スピーキングスピードやアクセントに慣れることで、問題への正確な回答が可能になります。
③長文問題
最後に取り組むのは長文問題(Part3・4・7)です。
リーディングパートで短文に慣れた後に挑戦すると良いでしょう。
主旨や詳細な情報を理解し、文章内の論理構造を把握する力が求められます。
時間をかけずに効果的に読み取るためのテクニックを身につけましょう。
TOEIC対策で注意すべき3つのポイント
TOEIC対策においては、以下の3つのポイントに注意して勉強を進めましょう。
TOEIC対策に特化した学習をする
効果的なTOEIC対策の第一歩は、試験内容に特化した学習を行うことです。
模擬試験や過去の問題集を解くことで、試験の傾向や難易度を理解し、自分の弱点を把握することができます。
一般的な英語学習とは異なり、TOEICのスキル向上に焦点を当てた学習が必要です。
短期集中のスケジュールを組む
時間を有効に活用するためには、短期集中のスケジュールを組むことが重要です。
長期間にわたって学習を続けるのではなく、集中して取り組むことで成果を上げやすくなります。
週ごとに目標を立て、計画的かつ効果的な学習時間を確保しましょう。
信頼できる教材を使用する
TOEIC対策においては、信頼できる教材を選ぶことが成功の鍵となります。
評判の良いテキストやオンラインコースを活用し、正確で効果的な情報を得ることで、効率的な学習が可能です。
また、実際の試験に近い形式の模擬試験も利用して、本番さながらの環境で対策を行いましょう。
TOEIC対策で短期で点数を上げたい方必見!「短期集中でTOEIC対策に強い通信講座は?短期で受けられる通信講座をご紹介!」から詳しく見ることができます。参考にしてみてくださいね。
TOEICでハイスコアを狙う勉強法とは?
TOEICの勉強法には、独学や専門スクールへの通学、通信講座など、主に3つの方法があります。
それぞれの勉強法と、メリット・デメリットについて解説していきます。
独学
TOEICのハイスコアを目指す際、自己学習は重要な要素です。
まずは自分の英語力を確認し、弱点を洗い出します。
その上で、効果的な学習計画を策定し、自分のペースで進めることができます。
豊富な参考書やオンラインリソースを駆使して、重要な単語や文法をマスターしましょう。
独学のメリットは、自分のペースで学習できる点です。
スケジュールの柔軟性があり、自分の弱点に集中的に取り組むことが可能
しかし、モチベーションの維持や学習方針の確立が難しいデメリットも存在します。
TOEIC対策の専門スクールへ通う
効果的でスピーディーな学習を求めるなら、TOEIC対策の専門スクールが最適です。
専門の講師陣から直接指導を受け、リアルな試験状況に慣れることができます。
クラスメートとのディスカッションや模擬試験も通して、実践的なスキルを身につけることができます。
専門スクールのメリットは、経験豊富な講師による直接指導と模擬試験の実施です。
クラスメートとの交流もあり、学習環境が整いますが、通学や授業料がかかるデメリットがあります。
TOEIC対策の通信講座を利用する
忙しいスケジュールを抱える方や、場所に縛られずに学習したい方には、TOEIC対策の通信講座が良いでしょう。
柔軟なスケジュールで学習が可能であり、オンライン上で質問や相談ができるため、独学とは異なるサポートを受けながら効率的な学習を進めることができます。
通信講座のメリットは、自宅学習が可能であり、オンラインで質問ができる点です。
柔軟なスケジュールで学べますが、自己管理が求められ、対面での指導が受けられないデメリットもあります。
TOEICにチャレンジしてみたい方は「TOEICの勉強法は?600点以上を取るための方法を紹介」から詳しく見ることができます。参考にしてみてくださいね。