通信制高校のレポートは難しい?内容や提出回数などを徹底解説! 更新時間 2024.09.30
「通信制高校でのレポートが難しかったらどうしよう」「どんなことを書くんだろう」
通信制高校に入学を考えている方々は上記のような不安がありますよね。
今回の記事ではそんな不安を解消するために、通信制高校のレポートについて徹底的に解説していきます!
そもそも通信制高校ってどんなところ?という方は、「通信制高校とは?」を参考にしてください!
通信制高校のレポートの内容
多くの通信制高校で単位認定のため、必須となっているのがレポートです。
全日制高校でも学生がレポートを書く機会は多少あるかと思います。
しかし、通信制高校で出されるレポートについてはまだまだ知らないことが多いでしょう。
レポートの作成方法や内容、難易度についてご説明します。
レポート作成方法
まずそれぞれの通信制高校で決められている学習範囲を教科書などで学習します。
ここでしっかりと予習復習をして学習内容を理解し、知識を身に着けることが大切です。
次に、学校から課題として出されたレポートを作成します。
ここでは学習した内容をレポートとして書いていきますが、テストではないので、教科書や参考書を見つつ問題を解き、レポートを書くことができます。
教科書の内容をしっかりと確認しつつ、間違いのない内容のレポートをかけるように見直しを徹底しましょう。
レポートは教科書の中で教わったことを書く
通信制高校のレポートは教科書の内容から書くことがほとんどです。
大学のレポートは論文に近い課題で、専門的な知識や教授独自の理論、自身の考えなどが求められます。
しかし、通信制高校のレポートはあくまで基礎的な学力の確認です。
その後、添削指導することで学習状況の進捗が確認できるように作られています。
穴あきの文章を埋める問題集のような形式で作られていることが多いです。
そのため、教科書の内容を理解出来ていれば、一人でも取り組めるような課題になっています。
レポートの難易度は高くない
通信制高校のレポート難易度は基本的には易しいものになっています。
しかしそれは、高校卒業資格をとるための必要最低限の学習のみする方のレポートに限られます。
大学進学を考えている人への課題レポートは少しだけ難易度が上がるでしょう。
難易度が上がるといっても、合格できないほどの難しさのレポートではありません。
基本的な学習を怠らなければ、単位を落とすようなことはありませんので安心してください。
必要なレポート提出回数
1単位を取得するために、必要なレポートの提出数は平均3回です。
通信制高校を卒業するまでに必要な単位数は74単位。
1年あたりに25単位取得するとなると、年間約75回のレポート提出が必要になります。
月になおして計算をすると月間約6〜7本のレポート提出が必要になります。
レポートは期限までに提出できれば問題ありません。
自分のペースでレポートの提出頻度を調節可能です。
通信制高校のレポートは大変なのか?
ここまではレポートの内容や提出方法について書きましたが、実際レポートの作成はどれくらい大変なものなのでしょうか?
いくら自由に登校できるといっても、レポートの難しさや量によって生活も変わってきますよね。
ここからはレポート作成にかかる時間や求められる量について書いていきます!
レポートの本数は多くはない
どのくらいレポートを書くのかという疑問に答えます。
あまりにレポートが多くあったら大変ですから、レポートの本数は気になりますよね。
結論から言うと年間80~90通のレポートを書く通信制高校が多いようです。
全日制高校の登校回数は年間40週間ほどで、1週間で2通か3通で取り組むレポートの本数です。
全日制高校と比べるとレポートの本数は少なく、そこまで大きな負担にはならない本数に設定されているので、多くの課題に取り組むのがニガテな人にも通信制高校はおすすめです。
通信制高校のレポートは1単位で3回ほどの枚数が必要とされるケースが多いです。
国語、地理歴史、数学、英語、理科などの座学科目は1単位当たり3枚必要で、体育などの授業は1単位で1枚くらいが一般的です。
レポートを出すことで学習の理解度チェックや進捗の確認になります。
通信制高校のレポートはしっかりと取り組みましょう。
重たいレポートは少ない
レポートの作成には長時間の作業が必要と思う方が多いと思います。
大学のレポートでは1万字を超えるレポート課題などがありますが、通信制高校ではそのようなレポートはほぼありません。
通信制高校レポートの作成は1時間もあれば終わるようなものがほとんどです。
短ければ30分あれば終わってしまうレポートもあります。
しかし、レポートを後回しにして溜め込んでしまうとレポートが終わらなくて単位が取れないこともあるので、通信制高校のレポートは計画的に取り組みましょう。
通信制高校のレポートの提出方法
通信制高校のレポート提出方法は大きく三種類あります。
もちろん学校やカリキュラムによって異なるものではありますが、昨今のコロナ禍の影響もあり、ネットでレポートを提出できる学校も増えてきています。
レポートの提出方法を3つ紹介していきます!
①学校に行って直接先生に提出する
この方法はレポート提出の際に毎回学校に行く必要があります。
必要最低限でしか学校に行きたくない人にはおすすめできない方法ですね。
通信制高校であっても先生や学生と積極的にコミュニケーションをとりたい人にとってはおすすめの方法です。
②郵便局かポストから郵送して提出する
家の近くから送ればよく、学校に行く必要がないので、忙しい時や学校に行きたくない時は助かります。
しかし、郵送代は自己負担の学校が多いためレポートの際は毎回料金がかかります。
レポートの締め切りが発送日か到着日どちらなのかは通信制高校によって違うので注意が必要です。
締め切りを過ぎてしまうと単位認定されない場合があるので、忘れずに確認しましょう。
③インターネットでの提出
世界的に学習のIT化が進む流れがあります。
通信制の高校も例外ではなく、オンラインでの授業やオンデマンド配信に対応する学校が増えてきています。
インターネット上でレポートの提出が完結する通信制高校は増えています。
インターネット提出はスマホからでもできるようで、電車やバスの移動時間でもレポートに取り組めて提出できる利点があります。
しかし、電波のない場所では提出できないので、時間に余裕を持って提出することをおすすめします。
通信制高校での一般的なレポート提出の流れ
続いては、通信制高校でレポートを提出する流れについてご紹介します。
一般的なレポートの提出の流れは以下のとおりです。
- ①指定範囲の学習
- ②レポートの作成
- ③レポートの提出
- ④添削を受ける
①指定範囲の学習
学校より指定された範囲の学習を行います。
通信制高校では、教科書、教材を用いた学習や、動画授業などでの学習を行うことが一般的です。
勉強方法は学校によりさまざまあります。
②レポートの作成
学習した内容を復習しながら、課題として与えられたレポートを作成していきます。
通信制高校でのレポート課題は、難易度の高いものが求められているわけではありません。
基本的に教科書やオンラインの資料を参考にしながら解答できる内容です。
学ぶ意欲があれば十分に対応できるはずです。
③レポートの提出
学習した内容を元に、レポートの作成ができたら学校に提出します。
レポートの提出方法は、通信制高校により異なります。
郵送や学校へ直接提出しに行くことが多いです。
また、パソコンやスマートフォンから作成し提出できる学校もあります。
④添削を受ける
レポートは提出して終了ではありません。
提出したレポートは先生が添削し、生徒のもとに返されます。
レポートの添削内容をみて生徒は修正や再学習を行います。
一般的なレポート提出の流れについて解説しました。
通信制高校のレポート提出で大切なこと
レポート提出のために大切なことについてご紹介します。
- ①分からないことを放置したままにしない
- ②レポートは溜め込まない
- ③サポートを利用すること
①分からないことを放置したままにしない
通信制高校での学習は、基本的に教科書やオンライン資料、動画授業などを用いた自己学習が多いです。
学習の段階で不明点や疑問点が発生した場合は都度解決するようにしましょう。
わからないことを放おっておくと、確認のために時間と労力がかかってしまいます。
自分で考えてもわからない場合は、学校の先生にすぐに質問することを推奨します。
不明点や疑問点が発生した場合はすぐに解決する癖付けを行いましょう。
②レポートは溜め込まない
通信制高校でレポートを無理なく提出するためには、コツコツとこなしていくことが大切です。
レポートを溜め込まないように、忙しい中でも毎日少しずつレポートを作成していくことが重要です。
また、レポート提出には期限があるため、余裕を持ったスケジュール設定を行いましょう。
レポートの作成を溜め込んでいると、期限に間に合わなくなる可能性があります。
③サポートを利用すること
学校によってサポート体制は異なりますが、サポート制度はうまく活用するようにしましょう。
インターネット上のチャットでの学習面の質問を受け付けている学校もあります。
学習制度をうまく利用して学習を進めることが大切です。
通信制高校のレポートの書き方
通信制高校のレポート概要について説明しましたが、実際の書き方がイメージできず不安な方もいると思います。
ここでは実際にレポートを書く際に気を付けるポイント、正確なレポートを書くためのコツを紹介します。
通信制高校に通っている人も転入を検討している人も参考にしてみてください。
レポートの学習方法
レポートの作り方はシンプルで、穴埋め形式が多いので、教科書から答えを見つけて記入します。
基本的にはこの作業を繰り返して最後までレポートを埋め、見直しをして完成です。
教科書とは別の教材があるのならその教材も見ながら穴埋めを記入していくと正確なレポートになるでしょう。
どうしてもわからない場合はネットを利用して答えを調べてみましょう。
その情報が正しいかどうかが重要なのであり、どこから得た情報なのかということはさほど大事ではありません。
教科書やスマホを駆使してレポートを書くことが良いレポートを書くコツです。
レポートの提出期限は守る
単位取得に最も大事なことはレポートの提出期限を守ることです。
レポートの提出が遅れるとマイナスの評価になり点数が低くなることも。
さらにはレポートが未提出扱いになることもあり、卒業単位が取りづらくなります。
通信制高校を単位不足で留年してしまう人のほとんどはレポートの提出期限を守れなかった人です。
レポートの内容も大事ですが、提出期限を守ることが一番大事です。
必ず間に合うように計画的に進めていきましょう。
通信制高校の卒業要件について詳しく知りたい方は、「通信制高校を卒業するために必要なことを徹底解説!」を参考にしてください!
通信制高校を卒業するための条件とは
通信制高校では卒業するための単位認定条件としてレポートの提出を学生に求めるところが大多数を占めています。
通信制高校を卒業するためには単位を修得し、高卒程度の知識を得たことを証明しなければいけません。
単位認定の可否を決める際に、重視される項目の一つとしてレポートの提出があります。
レポートの出来が卒業を左右するといっても過言ではないのです!
レポートの必要性
先ほどの説明で単位認定のためにレポートが必要ということは分かったと思います。
しかし、なぜレポートがそこまで重要視されるのでしょうか?
全日制高校でレポートは重視されませんが、通信制高校ではその授業スタイルから重視される項目となっています。
通信制高校は週1回ほどの登校で卒業できる学校が多く、学生の自主性に任せて学習を進めるというスタイルをとっています。
そのため、学習状況を判断し、単位認定の可否を決めるためにレポートが必要になります。
レポート提出が卒業の条件
通信制高校では、学生が個人で決めたペースで学習を進めています。
そのためレポートを提出しなければどこまで学習を進めたか、どこまで理解しているかが把握できないので、レポートの提出期限はしっかりと守るようにしましょう。
また、提出期限を過ぎた場合でも先生に遅れた旨を伝え、提出するべきです。
遅れてしまってもレポートは必ず提出することが、単位認定のために大事です。
レポート以外に試験や課外活動が必要な学校もある
通信制高校では、レポートの他に単位認定試験や課外活動が卒業要件に入っている学校もあります。
単位認定試験の合格点最低点は60点の学校が多いようです。
前期試験と後期試験がある通信制高校の場合は前期30点、後期30点取れば合格です。
基本的に簡単な内容となっていますので、しっかり教科書を勉強していけば60点を下回ることはないので安心してください。
通信制高校のレポート提出に関するよくある質問
通信制高校のレポート提出に関するよくある質問について以下の5つご紹介します。
- 通信高校のレポートは難しいですか?
- レポートを提出できないとどうなりますか?
- レポートは何回くらい提出しますか?
- レポートの量はどのくらいですか?
- 通信制高校のレポートの提出方法は?
- 通信制高校のレポート提出で大学受験の準備ができる?
通信高校のレポートは難しいですか?
通信制高校のレポートの難易度はそこまで高くありません。
通信制高校でのレポート課題は、基本的に教科書やオンラインの資料を参考にしながら解答できるものです。
高校卒業資格を得るための難易度で作られています。
しっかりと学ぶ意欲があれば、ついていける内容です。
レポートを提出できないとどうなりますか?
通信制高校でレポートを提出できないと単位が取得できません。
レポートは各科目の単位を取得するために必要な課題です。
レポートの提出がなければ単位が認定されず、卒業に必要な単位数を取得できないことになります。
とはいえ、通信制高校は単位制の学校となりますため、留年の概念はありません。
単位を落としたとしても、次の学期や学年で取得し直せます。
レポートは何回くらい提出しますか?
一般的に、通信制高校では1単位を取得するために3回のレポート提出が求められます。
レポートを提出する回数は、科目によっては異なることが一般的です。
年間で30単位を目指す場合、毎月平均7本のレポートを準備し提出する計算になります。
レポートの量はどのくらいですか?
通信制高校のレポートは年間で約80から90本の提出が一般的です。
1ヶ月あたりに換算すると、約6〜7本のレポート提出が必要となります。
なお、各生徒の学習ペースや計画に合わせて調整が可能です。
通信制高校のレポートの提出方法は?
通信制高校のレポートの提出方法は、学校により異なります。
紙を郵送する方法や、オンラインで提出する方法などがあります。
また、学校が近い場合は、持って行くという方法もあります。
通信制高校のレポート提出で大学受験の準備ができる?
通信制高校での学習は、高校卒業資格の取得を主な目的としたものとされています。
通信制高校の学習では、単位を取得するためにレポートの提出が必要です。
レポートをこなしているだけでは、大学受験を目指すための準備は不十分な場合があります。
大学進学を検討している場合は、追加で受験勉強することが推奨されます。
塾や予備校に通ったり、家庭講師を利用したりなどが考えられます。
希望校に合わせた大学受験対策することが大切です。
通信制高校のレポートを攻略して卒業しよう!
レポート提出の流れからレポートの概要、レポート攻略のコツまで幅広くご紹介してきました。
まとめとして、簡単に振り返りたいと思います。
レポートの内容は基本的に教科書の中から出題され、難易度は簡単なものが多いです。
教科書やインターネットから正しい情報を抜き取り、レポートを完成させることでレポートの評価が上がります。
一番大切なことは単位を取るために提出期限は必ず守ることです。
提出期限内に良いレポートを提出し、単位認定を目指しましょう!
通信制高校のレポートについて詳しく知りたい方は「【レポートとは】通信制高校卒業には何が必要なの?レポートについて徹底解説」 もチェックしましょう!